晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

【2】ウルヴァリン SAMURAI

2014年01月12日 | 映画って本当に…
なんだなんだ…

アメリカの日本に対するイメージってまだこんなんか…

不死者ローガンは太平洋戦争時

なぜか日本の捕虜として長崎にいた

原爆投下時、古井戸のような地下牢におり

空襲に際し逃げろと鍵を開けた日本兵を反対に

地下牢にひっぱりこみ命を助けた

(原爆のことを知っているローガンって何者?)

そしてその若い兵隊は戦後

大財閥を築きあげた。

年を重ね、死に近づいた彼は

傲慢に育った息子を飛ばし、孫娘に全件を委譲しようとする。

死後数日後に明けられる「遺書」はそのことが記してある。

で、遺書開封前に孫娘(娘)を殺そうとする父親の陰謀に巻き込まれるローガン。

そして、永遠の生命という呪縛から彼を解きほぐそうと

不死を押さえる研究をさせていた

それこそ、命のお礼だと。

睡眠中にその機械を飲み込まされたローガンは不死が封印され

孫娘を救う戦いの中で傷つき弱っていく。

老人の葬式は増上寺で行われるが

老人の手の者がマシンガンを持って警護している

孫娘を襲うヤクザは法衣のそでから刺青がのぞき招待がバレル

すると法衣を脱ぎ捨てたヤクザは上半身ハダカでモンモンを見せびらかし戦う。

これは中国マフィアだ!

上野の街を発砲しながら追いかけるシーンも

有能な日本警察はどうした!と叫びたくなる。

増上寺の中は中国庭園で跳ね上がった屋根の並ぶ中で活劇が行われる

池の真ん中の東屋に祭壇はしつらえられ

日本刀と「シルバーサムライ」という甲冑が飾ってある

日本をバカにしているのか…

と、ツッコミどころ満載の映画です。



〔4〕 レディ・ジョーカー

2014年01月12日 | TVドラマ
高村薫 原作「レディ・ジョーカー」

普通の人たちが数人集まって

ふらっと犯罪を犯してしまう怖さ。

ちょっと頭のいい奴が

犯罪で値動きする株価で儲けようとすることから

暴力団にばれ、2回目の犯行を強要される

しかし、捜査の手の届かないモノもいる。

最期に主人公の刑事は気がつくが

巨悪を倒せたことをよしとして

彼らには触れない。

警察・検事局・総会屋・暴力団

利益が微妙に入れ組んで

正義はどこかに忘れ去られる。

[2] 早雲の軍配者(下)

2014年01月07日 | 読書録
面白かった!

これで 早雲・氏綱・氏康・氏政・(氏照)・氏直

後北条五代のそれぞれのイメージがつかめました。

司馬遼太郎の「箱根の坂」を読んだときと

だいぶ早雲のイメージが変わりました。

というか、「箱根の坂」では伊勢新九郎の顔が浮かばなかったのです。

司馬遼太郎の淡々とした語り口が登場人物の精気を奪っていたのか。

今回、戦国の英雄ではなく

戦国の仁者として

戦いを終わらせ、民にも住みよい国作りを、を

代々の目標として

関東を制覇しながら仁政を広げていく。

秀吉の妨害をうけず「板東共和国」のようなものができていたら…

と、夢が膨らみます。

そんな話もつくってみたいものです。

〔3〕 影武者・徳川家康

2014年01月05日 | TVドラマ
まじめに正月番組を作ったのは

テレビ東京だけだったのか…

昔の12時間ドラマからするとこじんまりしてしまったが

5時間時代劇はたいしたものだ。

「影武者・徳川家康」は、昭和の60年代に新聞小説として連載され、

その後、前後2巻のハードカヴァーで出版され

それを読んだのだから、平成元年あたりのことだと想いますが

分厚い2巻本をかなりなスピードで読んだ覚えがあります。

以後、隆敬一郎作品は、出版されるごとに、

また旧作も探して一通り読みました。

亡くなって 平成8年に6巻の全集本が出版された折

単行本は処分してしまいましたが、

全集本が本棚を飾っています。

結構、今回のドラマは5時間とはいえコンパクトにまとまっていました。

原作には徳川忠輝や大久保長安など、もっと登場人物も多く

話も広がっていました。

1クール12話くらいで見たかったという思いもあります。

しかし、今回のはこれはこれでよくできていました。