「八王子偉人伝」というシリーズものを企画しています。一般にあまり知られていない偉人を紹介する。という趣旨で企画したものですが、最初、一講座(4日間)で終わるつもりで、4人の偉人を選びました。しかし、選定のために書物を当たったり、文化財課の学芸員の友人に相談したりしてみると、該当する人物の多いことに驚かされました。そのため、どんどん構想が膨らんで来ているのですが、昨日、今年度の最終回「江川太郎左衛門」が終わりました。幕末の名大官であり、国防を考えた人であり、種痘を取り入れたひとであり、パンをはじめて作ったひとであり……と、盛りだくさんの逸話を持った人でした。伊豆の国市からはるばる「仲田正之先生」に来ていただきました。遠くから来ていただいて、どう丁重にお迎えしようかと悩んでいましたが、きさくで明るく、反対に気を遣っていただいてホットいたしました。話も楽しく、その知識の深さに受講者も聞き入っていました。この研究の第一人者を伊豆からお呼びする、なんて無茶な計画でしたが、実施できて大変喜んでいます。仲田先生、本当に有難うございました!(ここで書いても、ご本人には伝わらないのですけれど、そう叫びたい心境なんです。)