白土三平「忍者武芸帳」をご存じだろうか?日本漫画史に残る名作です。中学生の時、新書版のマンガ本が発売されはじめ、小学館ゴールデン・コミックスの最初が「カムイ外伝」さいとうたかお「007/死ぬのは奴らだ」だったと思うが、その後「カムイ伝」などが始まった後、「忍者武芸帳」が出版された。大島渚監督が映画化したりしているが、私は見ていない。今回は、NHKの大河ドラマを見ていて、信長の比叡山焼き討ちの場面を見て、「たしか このシーンはマンガで見た憶えがある」ということで書庫をかき回したしだいです。で、驚いたのは、確か東北で始まり京都の方に話が行くとは覚えていたのですが、のっけから北条氏の家臣が里見氏の兵に敗れる場面が出てきた、どうも 第二次国府台の合戦 の頃であるようだった。北条氏といえば、八王子にもゆかりが深く、「忍者武芸帳」の主人公(の一人)重太郎に必殺剣を伝えたのが北条の家臣というのは、なんとなくうれしくなる話でした。