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晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

[22] ブッダ 5巻

2011年06月26日 | 手塚治虫全集
第3部に入ってブッダの彷徨がはじまった。

しかし、第二章から突如「ダイバダッタ」へと話が移る。

ブッダの高弟になるらしいのだが、

「ダイバダッタ」と言えば

あの「ヤマトタケシ」の師匠ではないか?

「レインボーマン」である。


インドの山奥で 修行して
ダイバダッタの 魂宿し~


という「川内康範先生」の名作(?)です。

また、たしか風太郎忍法帳にも登場していたような…

きっと、後世の人を引きつける何かがある人なのでしょう。

そういえば、命を粗末に扱ったと「畜生道」に落とされた、ナラダッタ。

永井豪「凄ノ王伝説」でネズミからやり直せと落とされたレイプ魔に似たものを感じます。

だんだんと、ブッダを取り巻く悲しみが強くなってきました。

[20・21] ブッダ 3・4巻

2011年06月23日 | 手塚治虫全集
 ブッダ 3・4巻 第二部です。
若き日のブッダは「死」とは何か?
「人間」とは何か?
「身分」とは何か?に悩む。

王子の身で妻子を持ちながらも
自分の進むべき道を悩んでいる。

しかし、自分の進むべき道が人々の救済にあることを知り
全てを棄てて出家していく。

お釈迦様 シッダルータの道ははじまったばかり。

しかし、この全てを棄てて宗教家として生きることは
正しい解釈をすればよいのだが、
指導者が、自分の事を先に考えながら、と言うことになれば

あのオウム真理教や、乱立する教祖様の様に
全ての財産を処分し、私の所にやってこい。
そしてだまし取られるだけ。

ブッダそのものの純粋さと、

教団としてふくれあがりお金を収奪していく薄汚さを

見分ける心を持たなければ…

「悪魔は天使の笑顔でやってくる。」

[18・19] ブッダ 第一部

2011年06月18日 | 手塚治虫全集
映画になったのを機会に読み始めました。
長く手をつけなかったのは、作品が取っつきにくいとかいう訳ではありません。
連載していたのが
私が非常に嫌っている、とある宗教団体系の出版社の雑誌だからです。
私にとっては、そんな雑誌に載っている作品を読むと言うことには
かなりな決心が必要だったのです。

まあ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い という意味も無いものですが。

で、読み始め1巻2巻の第1部。
ブッダ誕生前の、誕生後に人生が絡み合うタッタの話。
階級社会の入門編とでもいいましょうか。
階級制度の中で奴隷から戦士に成り上がるチャプラと
息子を愛しているが故に
「わたしの息子」「わたしの息子」と自分だけの感情で動き、
結局は息子の得た地位も、生命も奪ってしまうことになる、
周りの見えない女の悲劇が描かれます。

 階級制度と戦う男というと、「カムイ伝」のカムイや正助を思い出しますが
そこまで重くはありません。

[17]ばるぼら 第1館

2010年04月19日 | 手塚治虫全集
なんか、不思議な作品です。

退廃的な

昭和48年、49年のビックコミックス

このころは読んでいなかったのか?

たぶん、マガジンでは「デビルマン」や「明日のジョー」が

サンデーでは「ゲッターロボ」が

ジャンプでは「マジンガーZ」が連載されていた頃。

そっちの方にメガいっていたのでしょう。