HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第710話≪日本の競争力、22位から17位に改善(IMD「2009年世界競争力年鑑」を発表)≫

2009年06月05日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、日本の競争力が、22位から17位に改善されたと、スイスのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が「2009年世界競争力年鑑」で発表されています。

 この「2009年世界競争力年鑑」をクリックすると、Stephane Garelli教授が全体の総括をし、Stress Testなどを動画で説明しています。

 過去にもHageOyaji通信:第403話≪「国際競争力ランキング」二つのモデル(IMD&WEF)≫で、「国際競争力ランキング」から「日本の力」を評価している方法には現在、二つのモデル即ち、IMD&WEFがあることを配信しています。
 この二つのデータから判断すると、学者間では、国際競争力を高めるためには北欧型(IMD)と米国型(WEF)の二つのモデルの存在と考えているようです。

 その一つ、スイスのビジネススクール、ローザンヌの国際経営開発研究所(IMD)が5月20日に公表した2009年版の「世界競争力年鑑」によると、日本は前年より競争力ランキングの順位を5つ上げて17位となり、ビジネスの効率性が昨年の24位から18位に改善したことが寄与したようです。それに引き替え、「政府の効率性」は40位と低いですね。

 IMDは57の国・地域を「マクロ経済」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」という4分野の329項目で評価し、総合順位を算出しております。

 又、今回から、金融危機への耐性を指標化した「ストレステスト」も初めて公表されています。

 今回から公表を始めた金融危機への対応力など示す「ストレステスト」という新しい指標は、デンマークが首位で、総合順位でトップの米国は、金融危機への不安もあり、ストレステスト指標は28位であった。日本のストレステスト指標も26位と下位に低迷。このストレステスト指標で上位を占めたのは、デンマーク、シンガポール、カタールなどの小国があります。即ち、IMDは「経済規模が小さい方が危機への適用力がある」と分析しています。

 以下、総合10位と日本の状況を抜粋しておきます。

 No. 1 U.S.(米国)
  Change Since 2008 Ranking: unchanged
  Real Per Capita GDP: $45,017
  Real GDP Growth: 1.1%
  World Competitiveness Rankings
   Economy: 1位
   Government Efficiency: 20位
   Business Efficiency: 16位
   Infrastructure: 1位

 No. 2 Hong Kong(香港)
  Change Since 2008 Ranking: +1
  Real Per Capita GDP: $43,040
  Real GDP Growth: 2.5%
  World Competitiveness Rankings
   Economy: 3位
   Government Efficiency: 2位
   Business Efficiency: 1位
   Infrastructure: 19位

 No. 3 Singapore(シンガポール)
  Change Since 2008 Ranking: -1
  Real Per Capita GDP: $47,646
  Real GDP Growth: 1.1%
  World Competitiveness Rankings
   Economy: 8位
   Government Efficiency: 1位
   Business Efficiency: 4位
   Infrastructure: 8位

 No. 4 Switzerland(スイス)
 No. 5 Denmark(デンマーク)
 No. 6 Sweden(スエーデン)
 No. 7 Australia(オーストラリア)
 No. 8 Canada(カナダ)
 No. 9 Finland(フインランド)
 No. 10 Netherlands(オランダ)

 No. 17 Japan(日本) ←クリックしてください
  Change Since 2008 Ranking: +5
  Real Per Capita GDP: $33,403
  Real GDP Growth: -0.7%
  World Competitiveness Rankings
   「マクロ経済」Economy: 24位
   「政府の効率性」Government Efficiency: 40位
   「ビジネスの効率性」Business Efficiency: 18位
   「インフラ」Infrastructure: 5位

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