HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第719話≪「ヒートアイランド現象(Heat Island)」≫

2009年06月26日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近特に夏場に差し掛かると「ヒートアイランド現象(Heat Island)」という言葉を耳にすることが多くなりますね。

 「ヒートアイランド現象(Heat Island)」とは、
            
  都市部の気温は、アスファルト舗装、ビルの輻射熱、ビルの冷房の排気熱、車の排気熱などによって、夏になると周辺地域よりも数度高くなり、等温線を描くと都市部が島の形に似ることからヒートアイランド現象と呼ばれております。

 この「ヒートアイランド現象(Heat Island)」が、高温により自然環境が影響を受け、住民の生活や健康にも影響を及ぼすことから、大都市圏対策が問題視されております。

 「ヒートアイランド現象(Heat Island)」は「熱汚染」とも言われ、原因としては次のようなことが考えられます。
 ◆緑地や水面等が喪失した地域では、水分の蒸発散が減少し、気化熱による地表面の冷却が進まなくなる
 ◆熱容量の大きいアスファルトやコンクリートなどは、昼間に太陽熱を蓄え、夜間に熱を放出する
 ◆産業活動における工場、家庭の空調設備、自動車などによる人工排熱
 ◆オフィスビル等の人工構造物が増えると風の流れを妨ぎ、冷却作用を阻害する

 以上、ヒートアイランド現象の原因とされていますが、どの要素がどの程度ヒートアイランドに寄与しているかは解っておりません。

 東京、大阪などの大都市圏で「ヒートアイランド現象(Heat Island)」対策を行っておりますが、今回、水都大阪のシンボルアイランドである中之島では、有志で構成される「中之島まちの魅力向上実行委員会」及び「中之島まちみらい協議会」は、この中之島のまちづくりの進展が中之島はもとより大阪、広くは関西の発展に好影響を及ぼすものであるとの認識から「大阪・環境のまちづくりシンポジウム~環境にやさしいまち・クールシティ中之島の実現~」のシンポジウムで「ヒートアイランドに配慮したまちづくりを考える」を取り上げております。

            

 このシンポジウムで、「ヒートアイランド現象(Heat Island)」は、「環境」の視点が必要不可欠であり、中之島において環境対策に先導的に取り組み、情報発信していくことです。同時に「ヒートアイランド現象(Heat Island)」対策が、産・学・官・民が環境に対する関心と意識を高めることを目的に開催されます。

    日時:平成21年7月24日(金)14:00~17:00(開場13:30~)
    会場:堂島リバーフォーラム
    <第一部> 講 演
     ・ヒートアイランドに配慮したまちづくりを考える
     ・環境省によるクールシティに向けた取り組みについて
     ・中之島での具体的取り組み
    <第二部> パネルディスカッション

にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ