つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

ステージ確定

2011-04-07 12:15:51 | 乳癌
入院中に、今後の治療予定を大体教えてもらえたので、ステージ確定…というか、私の癌の検査結果が出るまでは、術後の体力回復という感じで、普通に暮らしていました。
リンパ郭清はしましたが、幸い腕は当初からよく動いたので、リハビリも順調でした。
元通りになるのには、やはり術後ひと月めあたりからでしたが…。

で。
結果。「ステージ2b」。
リンパに三つの転移があり、ホルモン陽性。
サイズは2.2㎝。
顔つきは一番いい方。

とはいえ、転移があったので、化学療法決定。
その後、放射線治療とホルモン療法になる予定です。

この化学療法が、またすっごく怖かったので(痛いとか苦しいとかに関しては、滅茶苦茶恐がりなので)できれば避けたかったのですが、この病状では仕方ない。

最初の化学療法は、入院して投与、経過を見て外来で、とのことなので、予想外のことですが、退院して三ヶ月後、また入院することになりました。
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手術

2011-04-07 11:53:45 | 乳癌
手術自体も怖かったです。
温存手術(部分切除)でいけるだろう、とはいわれていましたが、切り取った箇所に癌があれば、切除を繰り返すことになり、結果として切除手術になる、ともいわれていました。
命あってのことですから、それでお願いしました。
術式に文句はありません。ただただ怖くて不安で、それだけでした。
「手術は根治治療にして、最大の検査」と思って下さい、といわれました。
やはり、機械は機械。最後は人の手にかかっているのです。

手術はありがたいことに成功。
予定通り、温存もできました。
ただ、リンパに転移があり、リンパ郭清となってしまって、術後かなりショックをうけました。
…予感はしていたし、先生から言われてもいたのに、どうしてこんなにショックなんだろう、とも思いましたが、とにかくショックでした。
胸にバストバンドをとめていたので、傷は見えても、胸がどうなったかは分からず、不安なところもありました。
また、自分をどれくらい動かしていいのか分からず、動くのが怖いところもありました。

実際は、手術当日の夕方には尿管もとれて、トイレに自力で行くことになりましたが…(左手だけでは下着があげられなくて、恥ずかしながら看護師さんにあげてもらいました)。
…治療って、色々恥を捨てなければならないなぁと実感。
自力でできないんだからしょうがない、のですが。

術後、まったく痛まない人と酷く痛がる人がいるそうですが、私は後者でした。
しかも、痛みを我慢して15分経つと吐き気がしてくる始末。
点滴の痛み止めやらロキソニンやら、座薬まで使ってもらいました。

それでも歩くと腕や肩に響いて、腕を抱えて歩いていました。
主治医の先生には、その方が大変そうに見えたそうですが…。
いや、あまりに痛くて重くて、肩と腕に部分的に鎧か何かをつけている感じだったのですよ。

その痛みがだんだんとれて、病院を歩いても響かなくなった8日後、退院となりました。
が、退院後初めて普通の道路を歩いたら、アスファルトの響くこと響くこと。
すぐさまタクシーに乗ってしまいました。
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ステージ2

2011-04-07 11:39:38 | 乳癌
翌日、検査に行きました。
不安だけで人間が動けなくなることを初めて知りました。
呼吸すら困難。
精神的に弱い方だとは思っていましたが、こんなに弱いとは思いませんでした。

検査をすませ、診察。
「典型的な乳癌です」とのこと。
エコー、細胞診とあり、細胞診は麻酔をかけてあっても、胸の中で動く感覚が奇妙で、少々違和感を覚えたのを記憶しています。
それでも主治医の先生が明るく優しく、告知以来、初めてほっとしました。

病巣の大きさとしては、約2㎝。
ここがステージの分かれ目です。
おそらくステージ2、とはいわれていました。
ステージ1と2では、十年後の生存確率が10パーセント違うのです。
…これも、怖かった…。

この時点で、術前のすべての検査の予約が入っていました。

骨シンチ、MRI…。検査のたびに落ち込みました。
検査で落ち込むって変、と思われるかもしれませんが、検査も結構辛いもので、おまけに普段は普通に暮らしていて、病気を忘れている時もあるので、このときは本当に落ち込みます。

そして…検査の結果、転移無し、病巣は2.2㎝。
ステージ2。
手術の日取りが決まり、術前ホルモン療法開始。
ノルバデックスを服用しましたが、私は幸い副作用なし。
飲み出したときに来ていた生理が止まりましたが、その後は普通。
先生によると、生理を止めるほど強くないそうなので、私の精神的な問題かもと思っています。
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カミングアウト。

2011-04-07 11:26:04 | 乳癌
前回の記事からだいぶ間があきました。
個人的に大変なことになり、それでばたばたしていたら、今度は世の中も大変なことになり、正直、頭の中は混乱中です。
でもいつまでも混乱している訳にもいかないので。
まずはばっさりカミングアウト。

乳癌になりました。
年齢的にはまだ早いですが、私の家系は癌家系なので、来たら嫌だなぁと思っていたのですが、どんぴしゃりです。

ことの起こりは昨年11月。
9月まではリンパマッサージがマイブームで、肩凝り防止にと胸や肩もマッサージしていたのでよかったのですが、10月は何かとばたばたして中断。
で、11月に、何気なく胸を触ったら…。

右胸にしこりが。

すぐさま、乳癌を疑いました。
知識がなかったので、胸が痛いのもこのせいかと思ったり(本来は、大部分の乳癌は痛まないそうです)。
痛みは一日くらいでおさまったので、検査に行くべきか迷い…。
癌ならば、一日も早く病院に行かねばならないことは分かっています。
でも、怖かった。

この悩みは、数日後、また胸が激しく痛んだことで解決しました。
行かない訳にはいかない。
こんなに痛いんだし、癌なら早く見つければ見つけるほどいいんだから(…ちなみにこの痛みは、現在も何だか分かっていません。というのは、癌が分かったら、痛まなくなったのです。
でもこの痛みのおかげで病院に行ったのだから、ありがたい話です。
病院でもエコー等で何度か見てもらいましたが、異常なしでした)。

普段行っている病院で予約を取り、検査を受け。

一週間後に、結果を聞きに行くと…。
「精密検査をお勧めします」と。
この時点で、おそらく乳癌だろうといわれました。
おそらくクラス5の疑い(つまり、良性腫瘍じゃなく、癌)。

落ち着こう、と思った覚えがあります。

ついてきてくれた主人に話した時、自分がどんな顔だったか分かりません。

この時点では、自分で見つけたのだからよかった、とお医者さんに慰められても、自分の癌がどの程度か分からず、不安でいっぱいでした。
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