孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

陸上競技の黒人たち。

2015年09月06日 | 日記
1978年だったと思うが、当時私がカリフォルニア州の田舎町でホームステイしていた時知り合った女性が、興奮しながら自慢げに話してくれたことを思い出した。

どんな自慢話かというと、彼女が街を運転しているときに隣の車線を走る高級車のナンバープレートを何気なく見たら、「KINTE」というプレートだったそうだ。

もしやと思って、その車に並走して運転席を見たら、何とあのアレックス・ヘイリーだったという話だった。

その頃アレックス・ヘイリーと言えば誰でも知っている有名な作家であった。「ROOTs(ルーツ)」という当時大ヒットしたテレビドラマの原作の著者で、そのテレビドラマは当時全米で8日間連続で放送され、何と平均視聴率は45%だったそうだ。



自分の来歴をたどった小説で、西アフリカのガンビアからクンタ・キンテという少年が奴隷狩りで捕らえられるところから物語りは始まり、その後アメリカ大陸に着いてから何代も経て最後にはアレックス・ヘイリー本人に至るまでの長大なストーリーだった。

その「KINTE」を車のナンバープレートにしていたわけだ。

この昔の思い出を思い出したのは、先週テレビで世界陸上を観ていて、リレーで優勝したジャマイカの選手が勢ぞろいした映像を目にしたときだった。



ジャマイカといえば、アメリカの南東のカリブ海にあるキューバの南の人口が300万人にも満たない小さな島国である。

コロンブスがアメリカ大陸を侵略してすぐ後に、カリブ海の島々をスペイン人が次々に
侵略して植民地にしていった。先住民を奴隷にしてサトウキビを栽培したが、あまりにも酷使したために、人口が減少していきその補充のためにアフリカから黒人奴隷を輸入したのだった。

本来、アメリカ大陸の先住民たちは、我々日本人と同じ人種に分類されるモンゴロイドであった。ジャマイカ島の先住民族は「アラワク族」だと言われている。





しかし、現在のジャマイカやキューバには先住民の血をひくモンゴロイドは一人もいない。彼らはアフリカから奴隷として「輸入」された黒人(ネグロイド)である。スペイン人たちに殺されたり、病気に罹って死んだりして完全に全滅したのだった。

従って、ジャマイカ選手たちはみなネグロイドで、その「ルーツ」はアレックス・ヘイリーと同じ、アフリカから「輸入」された黒人奴隷である。

16世紀の初めに南米に渡ったスペイン人たちは、非道の限りを尽くした。その詳細はスペイン人宣教師、ラス・カサス著、「インディアスの破壊についての簡潔な報告」(岩波文庫)という薄っぺらな本に詳しく具体的に書かれている。



『彼らは黄金欲しさに、部族の長の足を焼き、肉が焦げ骨がむき出しになるまで拷問された・・・。狩に出た時、腹をすかせた猟犬に先住民の抱いていた赤ん坊を取り上げて、ナイフで切って肉を食べさせた・・』

こんな話が延々と続く「簡潔な報告書」である。



当時の白人たちは、聖書に基き聖職者たちから言われたことに従ったとは言え、彼ら先住民を人間として見ていなかったためできた非道だったのだろうが、その仕打ちは凄まじい限りだ。

この構図は、東南アジアに進出してきたオランダやイギリスなどの西欧諸国のしでかしたこととまったく同じである。

オーストラリアでは、つい最近まで先住民アボリジニに対して同じ事をしてきている。

フィリピンではスペインによって300年間、インドネシアではオランダに350年間もの間、彼らに奴隷扱いされてきた。

世界陸上大会で走っているジャマイカやアフリカの選手たちを観ながら、私は時空を超えて空想に時間を費やしていた。





足を上げて、支持率上げて・・

2015年09月06日 | 外国ネタ
反日の旗手クネクネ女酋長の支持率が30%を割ったというニュースは、ついこの間のことで、MERSとかフェリー沈没とか悪いことがたたった結果と伝えられたと思ったら、今回の支那軍事パレード参加後、支持率が一気に54%にっ跳ね上がったそうだ。



軍事大国支那の厚遇を受けて、さすが事大主義の部族だけに、民衆もお金持ちのパトロンに寄り添うお妾さんのような我が女酋長を見て一安心して支持した結果なのだろう。

何せ、席順が重要な意味を示すこういう行事で、頼りの習さまの隣の隣、あのロシアのプーちゃんの次に立てたのである。



肝心の軍事パレード中は、似合わぬサングラスをかけて椅子に座ったままという非礼で、「私はこういう軍事パレードには無関心よ。」という意思表示を示したかったのかもしれないが、もしかしたら立ち続けるのが辛いだけだったのかもしれない。

栄えある式典に着ていく洋服としても、わざわざ黄色を選んだとしたら、無知も甚だしい。元来、支那では黄色は皇帝や貴人、僧侶などが身につける高貴な色であり、庶民には縁遠い特別な意味を持つ色であるからだ。

北京の紫禁城の瓦が、黄色なのは皇帝の宮殿だからであり、黄河とはその濁った色の所為ではなく、文明の母なる河という意味で黄色の字を当てたそうだ。

もっとも、現代の支那では、黄色には「卑猥な、腐敗堕落したものを指す」意味があるそうで、日本語で言う「桃色・ピンク」と同じような使われ方をするようになっているそうである。



初めて目にした習夫妻は、「えぇぇ!黄色?マジカよ。馬鹿かこの女。しかもダッせえデザインだなぁ・・・」と内心あきれ返っていたかもしれない。

昔から「皇」という字は、宗主国支那の皇帝だけが使用する字だからといって、日本の天皇のことを「日王」と呼んできた部族である。それなのに、部族を代表する女酋長が支那の皇帝しか使えない黄色の服を堂々と着ていったとは・・・。

また、映像を見て感じたが、洋服の色といい、あのワンパターンのデザインといい、少し腰を曲げて前かがみで歩みよる姿勢といい、センスが悪く実に不恰好で、なんだか哀れな感じすらした。

しかし、支持率が上がってよかったじゃないですか。支那のネット住人も、今回の女酋長の訪中には大歓迎で、「韓国の美女大統領を歓迎する!支持率は100%だ!」と絶賛する書き込みをしていたそうだ。

美女といえば、軍事パレードに現れた美女軍団にも驚いた。容姿で選ばれた「美女兵士」たちが連日の厳しい訓練を受けて、一糸乱れぬパフォーマンスを披露していた。



こういう見世物は北朝鮮だけかと思っていたので、支那も同レベルなんだなあ、と再認識させられた。北朝鮮は以前から、事あるたびに世界に披露していた。Goose Step グースステップ(ガチョウ足行進)と呼ばれる行進である。

  



スタイルがよく、美脚の女性兵士を整然と行進させて一体どういう意味があるのか知らないが、どうせやるなら、次は北朝鮮兵士が上げるくらい高々と足を上げるグースステップを披露して欲しいものだ。



これをやれば、支那民衆は大喜びで、習キンピラの支持率も急カーブで上がるかもよ・・。