孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「オヤジ馬」様相手だから?

2015年09月15日 | 日記
鬼怒川の近くに4年ほど住んでいた事があり、今回の北関東の水害は、ひとごととは思えない気がして、気になっていた。

確かに当時から、平野部を流れる川にしては流れが速そうで、見た目も故郷の家の近くを流れる川と似たところがあるなあと、感じていた。しかし、その川に「暴れ川」という異名があるとは知らなかった。



濁流に流されそうになっている家の二階で助けを求めて手を振り続ける二人と、そのすぐ近くで、水没したコンクリートの電柱にしがみついて孤立している男性。

どちらから先に救助するかで、判断が迷う場面だったが、救助ヘリは家の二階にいた二人を優先して救助した。

その後すぐに続いて電柱にしがみついて孤立していた男性を無事救助したのだった。この救助隊の判断が隣国のネット住民たちから大変な賞賛を浴びているという。

曰く、「見事な判断で、さすが日本の自衛隊だな。」

曰く、「熟練したプロの判断はすばらしかった!」

中にはこんなのもあったそうだ。
「日本ではヘリコプターで救助してくれるのか・・。いいなあ。」

しかし、こういう光景をテレビ局の報道ヘリコプターが、空から中継する必要があったのだろうか。甚だぎもんであった。



しかもテレビ局の報道ヘリは、一機だけではなかったようだ。同乗している記者の報告など、「すごい、すごい」を連発することに精一杯で、どうせなら黙っているだけの方がいい。

「自衛隊のヘリが次から次へと被災者を吊り上げていきます。」というのを聞いて感ずるのは、ヘリ同士が接触するような事故が起きなければいいが・・・、ということだった。

歳をとった馬が先頭へは立たず、後ろから若い馬の後を着いて行くだけの役立たずになる、ということから転じて「オヤジ馬」から「野次馬」という言葉ができたそうだが、
ワアワア騒ぐだけのテレビ局の災害報道は、日本人の野次馬根性を地でいっている。

途方にくれる被災民の鼻先にマイクを向けて、「夕べは眠れましたか?」などと不躾に質問したりしている。すると、スタジオの司会者が、「現地の方は何が必要でしょうか?」などとしかつめらしく聞いて、正義漢ぶる。

いくら全国のお茶の間の野次馬対象のテレビ番組だからといって、面白がった騒ぎ立てるだけの報道姿勢は各テレビ局、一度見直してみてはどうだろうか?

偉ぶるつもりはないが、同じことは、それを見るほうにも言えるのではないか。



読んで得した気分になる。

2015年09月15日 | 日記
今朝の朝刊の雑誌広告が眼を引いた。

たまにしか買わないが、面白い雑誌だとは前から思っている「歴史通」という雑誌だ。

まずはこの雑誌広告の副題に引かれた。「やっぱり、この国はホントにおかしい」

どこのことかと思ったら、「この一冊で韓国問題丸わかり!」とあった。

 (ワック出版)

内容の紹介を見ると、渡部昇一、呉 善花から始って、高山正之、松木國俊、室谷克実と続く。コラムのタイトルもみな興味を駆り立てるものばかりだった。

  (渡部昇一氏)

これは、買わない手はないと思い、仕事帰りに書店に立ち寄って立ち読みしてみた。すると、産経新聞ソウル特派員の黒田勝弘や政治記者の阿比留瑠比まで執筆しているではないか。

  (産経新聞政治部、阿比留瑠比氏)

もう迷わず手にとってレジに向った。これで890円ならお買い得というものだ。

 (呉 善花氏)

読みたくて仕方ないのを我慢して帰宅して、今読み始めたところだ。

  (
左が室谷克実氏、左は韓国のおしゃべりタレント工作員)

室谷氏は韓国に関する新書を何冊も出していて、この人の韓国情報には定評がある。彼が、韓国の整形おしゃべり工作員と並んでいる写真は実に珍しいものだ。

  
(元ソウル駐在商社マン、松木國俊氏)

松木氏はソウルに駐在していただけあって、韓国人の国民性を知り尽くしており、 youtube では頻繁に登場して、洞察力のある論評をすることでお馴染みの方だ。

 (高山正之氏)

そして、元産経新聞社会部デスクのおなじみ高山正之氏である。この方の週刊新潮の1ページコラム「変見自在」は、ほとんど毎週立ち読みしている。

これまでのコラムをまとめた本もかったり借りたりして、何度も読み返し、お陰で私の目からは、ウロコがバラバラというかボタボタというか、もう数え切れないくらいに落ちてしまって、その所為か最近急激に老眼が進行したようである。



私は、30代、40代はコラムニスト山本夏彦氏の本を愛読した。軽妙洒脱な彼の文章は、何度読んでも新鮮で、その気品があって垢抜けた言葉遣いは何よりも勉強になったものだ。私は勝手にこの方を師匠と呼んで、自宅のトイレや自室の手の届くところにその著作を置いておき、暇さえあれば読むように心がけていたものだった。

山本氏が他界されてもう十数年経つが、それからは私の師匠は高山氏に替わった。従って、私の50代、60代の師匠は、高山正之氏ということになる。

このお二人の本は、決して小難しいことが書かれているわけではなく、中学生や高校生でも楽しく読める。そして、読後の感想は、「へぇええ!そうだったのかぁ!ふぅ~ん・・・。」となって、世界観が変わってしまうこともあるかもしれない。

テレビばかり見ていると、日本人はみんなジワジワと洗脳されていき、そのうち近隣の平和を愛する諸国民の方たちのようになってしまいそうで心配になる。

騙されたつもりで、ここに挙げた方々の主張に耳を傾けてみたら如何かと、お勧めしたい。