鬼怒川の近くに4年ほど住んでいた事があり、今回の北関東の水害は、ひとごととは思えない気がして、気になっていた。
確かに当時から、平野部を流れる川にしては流れが速そうで、見た目も故郷の家の近くを流れる川と似たところがあるなあと、感じていた。しかし、その川に「暴れ川」という異名があるとは知らなかった。
濁流に流されそうになっている家の二階で助けを求めて手を振り続ける二人と、そのすぐ近くで、水没したコンクリートの電柱にしがみついて孤立している男性。
どちらから先に救助するかで、判断が迷う場面だったが、救助ヘリは家の二階にいた二人を優先して救助した。
その後すぐに続いて電柱にしがみついて孤立していた男性を無事救助したのだった。この救助隊の判断が隣国のネット住民たちから大変な賞賛を浴びているという。
曰く、「見事な判断で、さすが日本の自衛隊だな。」
曰く、「熟練したプロの判断はすばらしかった!」
中にはこんなのもあったそうだ。
「日本ではヘリコプターで救助してくれるのか・・。いいなあ。」
しかし、こういう光景をテレビ局の報道ヘリコプターが、空から中継する必要があったのだろうか。甚だぎもんであった。
しかもテレビ局の報道ヘリは、一機だけではなかったようだ。同乗している記者の報告など、「すごい、すごい」を連発することに精一杯で、どうせなら黙っているだけの方がいい。
「自衛隊のヘリが次から次へと被災者を吊り上げていきます。」というのを聞いて感ずるのは、ヘリ同士が接触するような事故が起きなければいいが・・・、ということだった。
歳をとった馬が先頭へは立たず、後ろから若い馬の後を着いて行くだけの役立たずになる、ということから転じて「オヤジ馬」から「野次馬」という言葉ができたそうだが、
ワアワア騒ぐだけのテレビ局の災害報道は、日本人の野次馬根性を地でいっている。
途方にくれる被災民の鼻先にマイクを向けて、「夕べは眠れましたか?」などと不躾に質問したりしている。すると、スタジオの司会者が、「現地の方は何が必要でしょうか?」などとしかつめらしく聞いて、正義漢ぶる。
いくら全国のお茶の間の野次馬対象のテレビ番組だからといって、面白がった騒ぎ立てるだけの報道姿勢は各テレビ局、一度見直してみてはどうだろうか?
偉ぶるつもりはないが、同じことは、それを見るほうにも言えるのではないか。
確かに当時から、平野部を流れる川にしては流れが速そうで、見た目も故郷の家の近くを流れる川と似たところがあるなあと、感じていた。しかし、その川に「暴れ川」という異名があるとは知らなかった。
濁流に流されそうになっている家の二階で助けを求めて手を振り続ける二人と、そのすぐ近くで、水没したコンクリートの電柱にしがみついて孤立している男性。
どちらから先に救助するかで、判断が迷う場面だったが、救助ヘリは家の二階にいた二人を優先して救助した。
その後すぐに続いて電柱にしがみついて孤立していた男性を無事救助したのだった。この救助隊の判断が隣国のネット住民たちから大変な賞賛を浴びているという。
曰く、「見事な判断で、さすが日本の自衛隊だな。」
曰く、「熟練したプロの判断はすばらしかった!」
中にはこんなのもあったそうだ。
「日本ではヘリコプターで救助してくれるのか・・。いいなあ。」
しかし、こういう光景をテレビ局の報道ヘリコプターが、空から中継する必要があったのだろうか。甚だぎもんであった。
しかもテレビ局の報道ヘリは、一機だけではなかったようだ。同乗している記者の報告など、「すごい、すごい」を連発することに精一杯で、どうせなら黙っているだけの方がいい。
「自衛隊のヘリが次から次へと被災者を吊り上げていきます。」というのを聞いて感ずるのは、ヘリ同士が接触するような事故が起きなければいいが・・・、ということだった。
歳をとった馬が先頭へは立たず、後ろから若い馬の後を着いて行くだけの役立たずになる、ということから転じて「オヤジ馬」から「野次馬」という言葉ができたそうだが、
ワアワア騒ぐだけのテレビ局の災害報道は、日本人の野次馬根性を地でいっている。
途方にくれる被災民の鼻先にマイクを向けて、「夕べは眠れましたか?」などと不躾に質問したりしている。すると、スタジオの司会者が、「現地の方は何が必要でしょうか?」などとしかつめらしく聞いて、正義漢ぶる。
いくら全国のお茶の間の野次馬対象のテレビ番組だからといって、面白がった騒ぎ立てるだけの報道姿勢は各テレビ局、一度見直してみてはどうだろうか?
偉ぶるつもりはないが、同じことは、それを見るほうにも言えるのではないか。