孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

爆買い、爆売れ、急落、激減・・

2015年07月28日 | 日記
今朝のニュースでは、上海株式市場が値を下げたと大きく伝えていた。8%超の「急落」だそうだ。株が下がった、と大声でカメラに向って喚き散らす支那人投資家を映していた。



朝、事務所に着いて、yahooニュースを覗くと、ニューヨークも連動して株価が下がっているとのこと。いい調子で儲かってきた、支那人投資家たちもかなり深刻さを増しているだろう。



なにせ、これまで株で儲けた金で贅を尽くした豪華船に乗って、日本まで買い物に来ていた連中だ。この間境港に着いた豪華船のために、近隣から観光バスが100台近く集められ、支那人観光客の爆買いをお手伝いしたところだった。

以前にもブログに書いたが、あの超豪華船とそれに載ってきた観光客たちの風貌、さらに彼らが狂ったように買い漁る他愛もない雑貨品の、この不釣合いさは、なぜか以前見たような既視感を私に抱かせる。



いつか子供の頃、もう死んでしまったお爺ちゃんが東京か名古屋に出かけるとき、一張羅の背広を着てパナマ帽のような麦わら帽子をチョコンと頭に乗せ、足にはなぜかゴム長を履き、二つの古びたボストンバッグの取っ手を黄ばんだ白手拭で縛ってひとつにし、肩にひょいと掛けた格好を見た時のような、複雑な心境になるのだ。



次に yahooニュースを見たときは、大型バスが「爆売れ」している、というニュースだった。増え続ける中国人観光客や外国人観光客、それに東京五輪を控えて、国内旅行の需要が伸びると見込んだ観光会社が、バスの買い替えや新規購入に踏み切った結果だそうだ。

「急落」とか「爆買い」とか「爆売れ」とか少しオーバーではないのかと思っていると、今度は「激減」という文字が目に飛び込んできた。

何だと思ったら、シンガポールの外国人観光客が「激減」しているそうだ。シンガポールといえば、私も1年弱住んだことがあり、そのときの貸し事務所は、正にオーチャード通りにあったので、馴染みの街だ。



オーチャード通りと言えば、高級ブランドの店が立ち並ぶ最も有名な大通りで、その中央にでんと2棟そびえ立つ高島屋は、一日の売上げが1億円だと聞いた。聞いたところでは、やはり中国やインドネシアからの富裕層が上得意の客だそうだ。



広い歩道は、パントマイムやダンスをする目立ちたがり屋も出て、様々な人種の観光客でいつも賑わっていた。そのオーチャード通りにも、店じまいする店舗が多く、シャッターが下がった店舗が目立ってきたそうだ。

箱庭のような小さな島に、ウジャウジャと人が集まってきて繁栄を極めていたが、建国の父もあの世に旅たち、いよいよシンガポールにも潮目が変わる時期がきたようだ。

一月ほど前だったか、中国はタイとクラ運河建設の覚書を調印したという報道があった。クラ運河とはマレー半島の一番くびれた部分に運河を建設して、大型タンカーを通過させるという古くからある構想である。



比較的平坦なクラ地峡と呼ばれる場所に、スエズやパナマのような運河を造る事で、タンカー一隻当たり35万ドルの運行コストと2~5日間の時間の節約になるのだという。なぜ、こんないい話がこれまで実現しなかったかというと、それはその都度シンガポールが、必死のロビー活動によって話をブチ壊してきたからだった。

今のようにマラッカ海峡を通ることで、シンガポールが要所となり、その結果コンテナ取扱量が世界2位でいられるわけなのである。マラッカ海峡を船が通過しなくなれば、シンガポールなど存在意義がなくなり、没落の一途を辿ることはまず間違いない。



悪いことに、中国は一帯一路構想をぶち上げ、これに向って邁進し始めたところである。これまでは、同じ支那人同士で、何とか乗り越えてきたが、このクラ運河の構想は、中国が運河の事業権を握り、アジアの物流を掌握する上では欠かせないものになる。

急落、爆売れ、爆買い、激減・・・さて、明日の衝撃的見出しは、どんなものだろうか? 超楽しみである。