孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

親を見習え

2015年07月27日 | 日記
WILLと言う雑誌はいつも興味深特集が多くて楽しみだが、今月号を本屋で立ち読みして、迷わず購入してきた。帰宅するなり、取るものも取らず真っ先に読んだのが、立ち読みの続きで、石原慎太郎氏と百田尚樹氏との対談記事、題して「放言の自由と言論の不自由」だった。約30ページ一気に読み終えると、これで定価の820円の元は十分取れたと思えた。

お二人とも、痛快・豪快・壮快な方々で、大変ためになると同時に、読んだことで何か胸に溜まっていたモヤモヤを一気に洗い流してくれたような気分がした。

例を挙げたらキリがないが、一つだけ挙げると、石原氏が青嵐会にいた頃、まだバリバリの政治家だったときの逸話である。

韓国の当時の大統領パク・チョンヒにこう言われたそうだ。

「石原さん、竹島は厄介ですよ。あんな岩島、クソの役にも立たないのに、必ずそのうち問題になる。日本と韓国と一緒になって、ダイナマイトで爆破して消しちまおう。」

さらに、日本の植民地統治について、こんなことも言われたそうだ。



「石原さん、大事なのは教育です。このことに限ってみても、日本人は非常に冷静に、本国でやっているのと同じ教育をこの朝鮮でもやってくれた。これは多とすべきです。」

因みに、『多とすべき・・』とは、(価値の高いものと認めるべき・・)という意味です。

「私がそのいい例です。」パク氏は話を続けた。「私は貧農の息子で、学校に行きたいなと思っても行けなかった。日本人がやってきて、義務教育の制度を敷いて子供を学校に送らない親は処罰するといった。日本人に叱られるからというんで学校に行けた。」

「その後、師範学校、軍官学校に進み、そこの日本人教官が、お前よくできるな。満州の軍官学校に推薦するから行け、といって入学。首席で卒業し、言葉も完璧でなかったかもしれませんが、現地の日本人子弟をも代表して答辞を読んだ。私はこのことを非常に多とします。」

最後にパク氏はこう言いました。「相対的に、白人がやった植民地支配に比べて日本は教育ひとつとってみてもかなり公平な、水準の高い政策を行ったと思います。」

石原氏ならずとも、この話を聞けば、誰しも感心するのではなかろうか。

運命の皮肉というべきか、彼の娘は嫁にも行かず、父と同じように国の最高権力者である大統領になり得た。



初の女性大統領に就任してすでに二年半を経過しようとしているが、口を開けば、「加害者と被害者という立場は、1000年の歴史が流れても変わることはない」だの、「日本は歴史を直視していない」「日本は正しい歴史認識を持て」「日本と首脳会談をしても得るものはない」などなど・・・

米国、ロシア、フランス、イギリス、ドイツと・・・「告げ口外交」を展開してきている。そして、昨年、オランダ・ハーグでオバマ大統領を交えての三者会談での安倍総理に対する非礼を世界中に披露してくれた。

残る3年の任期をどうやって乗り切るべきなのか、父上の墓参りでもして猛省たほうがいい。



日本としては、相手は「何度でも平気で嘘を重ねてくる連中だ」と、十分認識した上で、もう二度と「嵌められない」外交をすることを心がけてほしい。