孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

支那の倒錯。

2015年07月11日 | 日記
支那の超大型豪華客船が日本に寄港して、お金持ちのお客様が例によって観光地でやりたい放題の無礼三昧と爆買いのニュースが続いて、笑いが止まらない店長のインタビューが報道されていたのが確か一週間前だった。



女性キャスターが豪華船内に入って、その超豪華な設備を紹介していたが、それはすごいものだった。その後、一行は近くのショッピングセンターへチャーターしたバスで移動して、「爆買い」が始まった。

一体、支那の富裕層はどういう物を買って帰るのか、多少興味があったので見ていると、何と目薬を大量に買い込んだり、ステンレスの小さな水筒をあれやこれや品定めしたりと、いたって庶民的であった。

東京で「爆買い」する支那人たちは、女性の生理用品や石鹸、粉ミルク、それに今中国で人気の便座まで一人で何個も買っていくらしい。



ところが、今週上海の株価が下がると、もう大騒ぎになり、今週の報道では、この株価下落は、日本経済に打撃となるだろうと、益々の「爆買い」ツアーを見込んでいた商店主の不安げなコメントを伝えていた。



桁違いの金持ち振りとその買い物の内容。彼らの垢抜けない服装やマナーなどどこ吹く風の行動。「爆買い」を経済効果と呼んで、期待にソロバンをはじくあきんど達・・・。かの国の株価が少し下がれば、大騒ぎする評論家と商人。

何か倒錯した出来事を見せられているようで、少し引いてしまうんです、私は。

南シナ海で緊張状態か。

2015年07月11日 | 日記
南シナ海が緊張状態に突入しているようだ。



中国軍船が南シナ海でベトナム漁船に体当たりして、沈没させたようだ。ベトナム人船員は全員無事だが、漁船は沈没したそうだ。

CNNの第一報でも詳細はまだ不明の様子。どうも中国海軍の船がベトナムの排他的経済水域で操業中の漁船に体当たりした上で、放水してきたようです。



朝日新聞、毎日新聞、TBSのサンデーモーニング、こういうニュースを詳しく伝えてくれ!! 国会で騒いでいる馬鹿者どものことなどどうでもいいから、こっちを優先して報道解説してくれ!

明日の新聞、ニュースが楽しみだ!

安全神話は神話か。

2015年07月11日 | 日記
来日す外国人が驚くことに、田舎の農道にポツンとある自動販売機があるそうだ。盗まれないのか、壊されないのか、電気はどこからきてるのか、などなど。

そう言えば、米国などでは自動販売機がホテルの中くらいにしかなかったり、以前駐在していたマニラではショッピングモールの入り口にあったジュースの自動販売機に、頑丈そうな鎖が巻かれて壁に固定されていた。しかもその自販機のすぐ横には、おじさんが見張り役で、暇そうな顔をしてパイプ椅子に腰掛けていた。

日本は安全な国だという安全信仰みたいなものがあるようだが、残忍な事件は毎日のように起きているし、つい先日もあの新幹線の中でも信じられない、焼身自殺事件が起きたばかりだ。持ち物検査が必要になるのも間近だろう。

郊外の県道沿いなどにやたら目に付く無人販売所も、日本ならではの光景かもしれない。誰もが正直に代金を払っているとは思わないが、無人販売にからんだ事件が起きないのは、日本が安全なことの証左だろう。いずれ、野菜に針を仕込んだり、毒を塗ったりする事件が起きてもおかしくはない。



前にもブログに書いたが、私はこういう無人販売所の前で急に止まったり、減速したりする主婦たちの車に何度も迷惑している。ときに、反対車線に止めて販売所に走る主婦は、欲に目がくらんでいて、対向車のことなど目に入らないようである。



寿司を食べに行く、というと今では普通に回転寿司を指すようになったが、あれが世の中に出たときは、ここまで浸透するとは予想できなかった。



私がまず心配したのは、目の前を通過する寿司に、誰かが農薬でも吹きかけたら大変なことになるだろうし、いくら天井に防犯カメラがあるといっても、コンビニでもあれだけ強盗が発生しているのをみると、防犯カメラの犯罪抑止力など、さほど当てにはならないのでは。

「グローバル化」に伴って、この国の安全性はどんどん薄められていくような気がするのは、私だけ?

星一徹がなつかしい。

2015年07月11日 | 日記
韓国の人は、自国の「百済のナンチャラ・カンチャラ」が世界文化遺産に登録が決定したことよりも、日本の「明治の産業革命遺産」の方に異様な関心を示しているそうだ。

産経新聞の黒田特派員のレポートは毎回ウィットに富んでいて楽しみの一つだが、今日の朝刊の「ソウルから、ヨボセヨ」は、これまた秀逸だった。

自分たちの分化のことはそっちのけで、国を挙げて日本批判に夢中だという。昔から、韓国人は、「人のアラを探し出してはイチャモンを付け、足を引っ張る」文化があるというのは、私も経験済みでよく理解できる。もちろん、被害者としての経験だ。

思い出すのもイヤだから、ここでは書かないが、それはそれは陰湿で、しつこくて、少し間が抜けていて、吐き気を催すほど嫌な経験だった。

黒田特派員は、韓国が「天然記念物」にしている竹島を、世界自然遺産に登録申請したら、と提案しているが私も大賛成である。

それにしても、今度の外務省の失態は、第二の「河野談話」になる可能性が大きく、今きっぱりとした手を打たないと、確実に取り返しの付かないことになる。責任の所在を明確にして、けじめをつけて欲しいものだ。

日本人としては、ユネスコの世界遺産など別に大したものじゃないということを世界に示すため、韓国のイチャモンを理由に、すべての登録を返上して、ユネスコを脱退する覚悟を示して欲しい。ちゃぶ台をひっくり返すくらいのことをしなければ、こちらの気概を相手に理解させることはできないと認識すべきだ。



いい加減、やれユネスコだ、ミシュランだ、アカデミー賞だと、幼児みたいにはしゃぐのは止めようではないか。

ヤバい事したんでしょ。

2015年07月11日 | 日記
今週、東京地検はトヨタの広報担当重役だったジュリー・ハンプ氏を不起訴処分にすると発表したそうな。ハンプさん、無事釈放となったわけです。



「トヨタ広報の顔」という鳴り物入りで重役に抜擢されたハンプさんでしたが、今や「元容疑者」とか、「ダーティ人事の象徴」とかいった呼ばれ方をするそうで、人生一寸先は闇ですな。



社長自らが推した女性のようで、その所為か当初部下が袖を引っ張るのも聞かず、自ら謝罪会見を開いて部下を庇う素振りを見せていましたが、7月1日のトヨタのホームページに載った「ジュリー・ハンプ氏の辞任に関するステートメント」を見ると、まあ、そっけないものでした。

「ステートメント」とは、さすがグローバル企業。「お知らせ」という日本語を使わないところがハイカラですな。

さて、その内容を掻い摘むと、「6月30日、ハンプ氏から辞任届けが提出された。」「世間を騒がせ、多くの人に迷惑を掛けたのでそれを受理した。」「今回の出来事を学習して、今後とも適材適所を進め、真のグローバル企業を目指す」という「ステートメント」でした。

それにしても、腑に落ちないのは、「密輸したとは思っていない」「麻薬だとは思っていない」と言い張っていたのに、ネックレスと申請した小包の底に隠して、コソコソ送ってきた手口。最初は、正義感に燃えているようだった地検が、「悪質性が無いみたいだし、役員も辞めたようなので」釈放! と決定したこと。

やはり、何か目に見えないパワーが影響していると考えるのが自然でしょうな。

有能な弁護士を雇った米国人ならば、処方箋を取り寄せるなど、徹底的に証拠を揃えて無実を証明することも十分可能だったはず。そうしなかったのは、ヤバかったからでしょう。

しかし、トヨタの「ステートメント」や、ホンダの英語社内公用語の動きなどを見ていると、今大企業の中で流行っているのは、「グローバル化」と「多様性(ダイバーシティ)」という言葉だとよく分かります。

一時は、「コンプライアンス」とか、「イノベーション」などという言葉を盛んに耳にしたものですが、どれもこれも言葉におどらせれているようで、カスカスな感じがするんですなあ・・・。




ご来光騒ぎが始まった。

2015年07月11日 | 日記
富士山は山梨県と静岡県にまたがる山で、登山道は合計4本ある。山梨県側にひとつ。静岡県側に三つ。

山梨県の吉田口ルートはすでに7月1日に山開きされていて、今年は9月14日までが開山期間。静岡県の須走口、富士宮口、御殿場口の3ルートは7月10日から9月10日までが開山期間となっている。

奇妙なのは、別にこの前でも後でも登りたければ登ることは可能で、実際多くの人が登っている。山小屋の営業期間が、すなわち登山期間というもので、飲料や食料、それにトイレが不自由するだけだから、それさえ何とかすれば登山期間以外に登って、お咎めがある訳ではないようだ。

実際に毎日のように登山している老人が、毎年話題になって、本まで出しているほどだ。登山期間前後は、登り口が堅固なバリケードで通行止めとなり、通行止めの標識が掲示されているが、あんなものあってないようなもの。横からすり抜けて多くの人が登っていく。

2013年に世界文化遺産に、その「信仰の対象と芸術の源泉」ということで登録されて以来、富士山が世界遺産になったような言われ方をしているが、山としての自然遺産で認められたわけではないところが、ミソである。

どうやら、当初自然遺産として登録して欲しかったようだが、裾野はゴミだらけだし、遊園地はあるし、自衛隊の駐屯地があって、大砲の音がドンドン聞えてくるし、山開きされれば、登山客で溢れかえって道路は大渋滞となるし、そもそも「日本の宝」としての扱いはされていなかったように思う。

それが、「文化遺産登録」という裏技をもって、「日本の宝」が「世界の宝」になったと、地元の観光業者を喜ばせることになったわけだった。

登録が決定したのは2013年の6月だったので、その翌月に山開きとなった富士山の異常ぶりは凄まじかった。日本人は、何故こうも「世界遺産」というブランドにメロメロなのか、その異常性を私は首を45度くらい曲げながら、不思議がって眺めていた記憶がある。



当時、カンボジアで世界遺産委員会があって、そこで決定したのだが、山梨・静岡の両県知事が現地に飛び、決定の瞬間は狂ったように喜ぶ映像が送られてきた。また、清水の三保の松原も対象に入れてもらえたと、そこにあった潰れそうだった旅館の女将さんなど、オイオイ泣きながら喜んでいた。これで、もう一儲けできそうだと安心したのだろう。

あれから、2年が経ち与えられた課題について関連する諸機関は話し合いを進めてきているようだが、何せドル箱の富士山で一儲けしようと企む関係者が多いので、なかなかまとまらない様子が垣間見えてくる。

山小屋の利権は莫大で、それぞれ思惑が絡み合い、山開きの時期すら一致させることにならない有様である。登山口までのアクセスの利便性もあって、登山客の多い山梨県は次々と金儲けプロジェクトを立案している様子だが、静岡県の方はあれだけ気の狂ったような喜び方をしていた県知事の指導性が今ひとつ鳴りを潜めているようで、やはり、「富士山の見えるところの出身者は欲がなく出世しない」というジンクスを裏付けるような気がする。



夏の間、しこたま金を稼いで、閉山したら小屋を閉め、リュックに札束を無造作に詰め込んで下山して、三島で芸者衆を揚げてドンちゃん騒ぎをしたそうだ、と地元の人に聞いたことがあるが、代々続く山小屋の利権は相当なもので、問題を難しくする要因の一つになっているようである。

何度も何度も言うように、我々はこの「ユネスコ世界遺産」というブランドをもう少し冷静に見直すべきだと思う。

富士山頂上の神社には女神が祭られているそうだが、コノハナノサクヤ姫、この際ドンと噴火してみせて、はしゃいでいる日本人の頭に冷水ならぬ火山灰を浴びせてくれまいか?