孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

逝きし世の面影・・

2015年05月05日 | 書籍関連
私はすぐに手が届くところに置いてある本が何冊かある。もう何度も読んだ本だが、それでも時々目にしたいので、わざと近くに積んである。その中の一冊が、渡辺京二著『逝きし世の面影』だ。幕末から明治にかけて来日した外国人の見聞記をまとめた本で、当時の日本の様子を彼らの目を通して知ることが出来る名著だ。私はこの本を、小学生高学年から中学生たち全員に是非読んで欲しいと思っている。

私はこの本を、小学生高学年から中学生たち全員に是非読んで欲しいと思っている。外交官や旅行家、兵士や通訳など、様々な職業の外国人たちが、日本のあちこちで見聞した事を書き残してあり、彼らの驚きや感動が素直な表現で伝わってくるばかりでなく、当時の地方に住んでいる日本人の生活や暮らしぶりが分かり、大変興味深くて最良の歴史の資料でもある。

ここに紹介されている外国人たちは、日本に着く前に、インドやマラッカや中国、フィリピンなどに立ち寄っていたはずで、その後に見た日本の様子を書き残していることを考えながら読み進めると、行間に漂う彼らの驚きや表現がまた違った味わいを見せてくれる。

当時の欧米の庶民の様子をもっと知り、それと併せて読むと、益々面白い感動を味わえるのではないかと思う。それというのも、あまりにもありきたりの些細な日常や田舎の情景にも、彼らのペンは大袈裟ではないかと思えるほど、細かいタッチでその様子を書き残しているからだ。

「ダーツの旅」という、日本地図に向って投げたダーツの矢が当たった所を訪れ、その町や村の様子をレポートするという、面白い番組がある。東京から車ではるばる来たと知った老人が、スタッフを自分の家に呼び込んでお茶を振舞ったりする、あの番組だ。

幕末の日本にも、同じような場面が出てくるのが面白い。ちょっとした親切に対して謝礼を渡そうとしても、頑なに辞退されて困ってしまう場面など、何の変哲も無いのだが、その場面を書き残すということは、日本以外の彼が訪れたところではそんなことを経験しなかったからであろう。

日ごろ、日本や日本人のことを悪口で罵るだけの、隣国の観光客たちは、実は日本を後にして自国に戻ると、たちまち日本がすばらしい国だったと、その違いを再認識し、日本ファンになってしまうらしい。電車に乗るときに整然と列を作って待つ日本人を見て、その光景を「美しかった」と表現する隣国の観光客が多いそうだ。

以前、テレビで新幹線の車内清掃をする女性たちをレポートしている外国のテレビスタッフたちを伝えていた。確かに整然と、短時間でテキパキと清掃する姿は、我々が見ても驚く光景だが、外国の人の目にはその何十倍もの感動が味わえるのだろう。

朝から、ユネスコの世界遺産の話題で盛り上がっているようだが、ユネスコのお墨付きなど無くても、日本中にネタはいくらでも転がっている。


古典落語で心の洗濯・・

2015年05月05日 | 日記
好きな演目の一つに、「井戸の茶話」がある。人気の噺だから、様々な落語家が演じているが、古今亭志ん生が面白い。いわゆる武家噺というジャンルに入るのだろうが、武士の清貧さに翻弄される正直者の屑屋の清兵衛を志ん生は見事に演じている。

今の世の中が、我欲丸出しの醜悪な様相を呈してきて入る所為か、「井戸の茶碗」のような古典落語を聴くと、心が清水で表れるような感じがして、寝つきも良くなる。

日本人の古きよき心情を表す言葉に、『惻隠の情』があるが、西洋主義がはびこってきて、グローバリズムが滑った転んだと言うようになって、ますますこういった、日本人のDNAに刷り込まれている、独特の情感が恋しくなるのだろうか。

亡き親父が好んで口にした言葉に、『窮鳥懐に入れば、漁師もこれを殺さず』というのがあった。初めて耳にしたときは、チンプンカンプンで何のことか分からなかったが、似たような場面に遭遇したとき、ああこういうことかと理解して、そうなるともう二度と忘れなくなった。

古典落語の人情噺には、古き良き日本人が持っていたこういう情緒を感じられる場面がたくさん出てきて、脳味噌がドーパミンで溢れる感じが何とも心地よい。

世界が狭くなってきて、外国に行ったり、平和を愛する諸国民が大挙して押しかけてきたりして、交流が深まるに連れ、急激にストレスが溜まることになる。

古き良き日本人の心情の原点が、そういう平和を愛する諸国の賢人の言葉だったりすることを知ると、彼らは一体どこでどう道を間違えてしまったのかと不思議な気分になってしまう。

お決まりのイチャモン・・

2015年05月05日 | 日記
「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録される見通しとなったことに対し、韓国が反発している。23資産のうち7カ所で日本の植民地時代に朝鮮半島出身者5万7900人が強制動員されたといい、韓国メディアは4日、「『強制徴用』の産業施設、世界遺産登録有力」などと速報した。

Yahooのニュースを見たら、朝日新聞の記事が踊っていた。ユネスコの世界遺産など、私はほとんど興味はないのでどうでもいいことだが、こういう韓国の反応をいち早く伝えて付け火する朝日新聞の体質が、慰安婦の嘘報道の後もまったく変わっていないことを見るにつけ、実に嘆かわしく思えてくる。

同時に、些細なことでも難くせをつけては、たかろうとする隣国の相変わらずの体質に、うんざりしてしまう。謝罪せよ、謝罪せよと壊れたレコードのように繰り返し続ける女酋長のお父上、朴正煕元大統領は、その御著書『国家・民族・私』の中で、情けない歴史など葬り去れと述べている。

「われわれが真に一大民族の中興を期するなら、まずどんなことがあっても、この歴史を改新しなければならない。このあらゆる悪の倉庫のようなわが歴史は、むしろ燃やして然るべきである」 — 朴正煕選集2 「国家・民族・私」 p.238

賠償金欲しさに、謝罪せよ、歴史を直視せよ、と繰り返すこの女酋長に、彼の国の国民は、国の命運を預けていていいと思っているのだろうか。

私は、別個の機会に今まで二度、韓国人たちと仕事を共にした経験がある。一人一人に接すると、気さくで極普通の人なのに、何人か集まると、人格が変わったように攻撃的になり、日本の悪口をいい始めるのには、一体どうしたのかと面食らってしまった。

小さいときからの反日教育の怖さなのだろうが、正直言ってお付き合いするのに疲れてしまう人達だった。だから、文化交流だとか、民間交流だとか、地方自治体レベルでいろいろ機会を作ってくれても、まったく積極的になれないのである。

男子シンクロを考える・・

2015年05月05日 | 日記
シンクロに男女混合があるとは知らなかった。そのニュースで少しだけ映像が流れたが、男性の格好を見て、おぞましいと感じたのは私だけ?

モノマネ番組で、弾丸ジャッキーがシンクロのモノマネをするのは面白くて大笑いするが、今朝見た男性の水着姿といい、ヘアスタイルといい、選手には悪いが、ドン引きした。

シンクロナイズドスイミングがこの世に登場したとき、誰かが「ありゃ、どう見てもエロだよなあ・・。」と評していたのを覚えている。特に太もも1本が水中からニュウッと出てくるところは、最初ドキッとしたものだった。

水鳥がみなもを優雅に泳ぐ姿とは対照的に、水面下では両足を忙しく動かしているシーンを想像させるが、人間と鳥に掛かる浮力は比較にならないだろうから、非常に激しいスポーツであることは、簡単に想像できる。

地球の引力に逆らって、水中から飛び出したり、鯨じゃあるまいに、長いこと呼吸を止めてたり、女性選手の体格ががっしりして豊満になっていくのも無理は無い。

弾丸ジャッキーのモノマネを見るときもそうだが、男性の場合はどうしても、あのワンピースの水着と、股間のモッコリが不釣合いに見えてしまって、改善の余地はまだあるなあと感じた。

かといって、男子競泳用の水着であれをやられても、その趣味のない者にとっては、是非御勘弁願いたいと思うのではないか。