私が渡米したのは、1977年7月だったので、それから2ヶ月ほど経ったときだった。インドのムンバイ国際空港を飛び立った日航機が5名の日本赤軍テロリストにハイジャックされた。飛行機はバングラデシュのダッカ国際空港に強行着陸させられた。いわゆる、「ダッカ日航機ハイジャック事件」である。
事件が起きた頃は、私はオレゴン州の田舎町のりんご農家でアルバイトに明け暮れていたため、この事件の記憶はまったくない。確か当時、エルビスプレスリーが他界して、この記憶はなぜかはっきり残っている。ハイジャック事件のことは、その後この手のテロ事件が起きる度に、引き合いに出されるので、ああ、そういう事件があったのかと、分かってきた。
なぜ、いつもこのハイジャック事件が引き合いに出されるかというと、それはその時の日本政府の対応の仕方が酷くて、当時国際的な批判を猛烈に浴びたためである。
当時の日本の福田総理大臣の言った、「一人の生命は地球よりも重い」という言葉が、事件が引き合いに出されるたびに、枕詞のように付きまとって伝えられる。このとき何と日本政府は、142名の乗客を救うため、犯人の要求どおり600万ドル(約16億円)と獄中の犯人の仲間6名の釈放、それに6トンの食糧をダッカに送ったのである。
諸外国のテロリストに対する対応は、「一切の妥協はしない」ということで明確だったので、日本の対応に対しては、決して対岸の火事では済まされない、とんでもない失態だった。
北朝鮮などはこのときの日本政府の対応をよく観察していたであろう事は、そのあとに拉致事件が多発したことを見ればよく分かる。日本赤軍もこのときの身代金16億円が重要な活動資金となり、正に「盗人に追い銭」と言われても当然の対応であったのだ。
この言い訳の許されない汚点を残した総理の息子も、その後日本の総理大臣になっている。わずか1年で「ヤーメタ」と言って退任したが、在任中父親に負けず劣らず、いくつもの見っとも無い言動を残している。
有名なのが、総理の靖国神社参拝について記者の質問に、「あなたはお友達の嫌がることをしますか?私は友人の嫌がることはしません。」と答え、露骨に「媚中ぶり」をさらけ出していた。世界中に恥をさらけ出した父親と同じで、血は争えないものである。
そして、総理を辞めるといって記者会見を開いたとき、ある記者が「なんだか他人事みたいに聞こえるが・・・」と言うと、急に気色ばんで、「私は客観的に自分を見ることができるんですよ。あなたとは違うんです!」と、馬鹿をさらけ出していた。
何があったかは知らないが、中国や韓国に何か弱みを握られていたとしか思えないような、媚中・媚韓ぶりであった。オリンピックの代表選手たちにむかって、「まあ、せいぜいがんばって下さい。」と、シラッとしていった時は、いよいよボケたかと思ったが、辞任したから良かったと言えよう。
ところが、昨日だったか、何かの席上で、「安倍総理の発表する予定の談話は、関係国の教官を得なければならない。」とか、「近隣諸国の歴史問題は軽視すべきではない。」とか、相変わらず、どこの国の元総理なのか分からないような発言をしていた。
元総理と呼ばれる人は、与野党限らず、ことごとく口にチャックを縫い付けて、座敷牢にでも放り込んでおいた方が国益に叶うのではなかろうか。
事件が起きた頃は、私はオレゴン州の田舎町のりんご農家でアルバイトに明け暮れていたため、この事件の記憶はまったくない。確か当時、エルビスプレスリーが他界して、この記憶はなぜかはっきり残っている。ハイジャック事件のことは、その後この手のテロ事件が起きる度に、引き合いに出されるので、ああ、そういう事件があったのかと、分かってきた。
なぜ、いつもこのハイジャック事件が引き合いに出されるかというと、それはその時の日本政府の対応の仕方が酷くて、当時国際的な批判を猛烈に浴びたためである。
当時の日本の福田総理大臣の言った、「一人の生命は地球よりも重い」という言葉が、事件が引き合いに出されるたびに、枕詞のように付きまとって伝えられる。このとき何と日本政府は、142名の乗客を救うため、犯人の要求どおり600万ドル(約16億円)と獄中の犯人の仲間6名の釈放、それに6トンの食糧をダッカに送ったのである。
諸外国のテロリストに対する対応は、「一切の妥協はしない」ということで明確だったので、日本の対応に対しては、決して対岸の火事では済まされない、とんでもない失態だった。
北朝鮮などはこのときの日本政府の対応をよく観察していたであろう事は、そのあとに拉致事件が多発したことを見ればよく分かる。日本赤軍もこのときの身代金16億円が重要な活動資金となり、正に「盗人に追い銭」と言われても当然の対応であったのだ。
この言い訳の許されない汚点を残した総理の息子も、その後日本の総理大臣になっている。わずか1年で「ヤーメタ」と言って退任したが、在任中父親に負けず劣らず、いくつもの見っとも無い言動を残している。
有名なのが、総理の靖国神社参拝について記者の質問に、「あなたはお友達の嫌がることをしますか?私は友人の嫌がることはしません。」と答え、露骨に「媚中ぶり」をさらけ出していた。世界中に恥をさらけ出した父親と同じで、血は争えないものである。
そして、総理を辞めるといって記者会見を開いたとき、ある記者が「なんだか他人事みたいに聞こえるが・・・」と言うと、急に気色ばんで、「私は客観的に自分を見ることができるんですよ。あなたとは違うんです!」と、馬鹿をさらけ出していた。
何があったかは知らないが、中国や韓国に何か弱みを握られていたとしか思えないような、媚中・媚韓ぶりであった。オリンピックの代表選手たちにむかって、「まあ、せいぜいがんばって下さい。」と、シラッとしていった時は、いよいよボケたかと思ったが、辞任したから良かったと言えよう。
ところが、昨日だったか、何かの席上で、「安倍総理の発表する予定の談話は、関係国の教官を得なければならない。」とか、「近隣諸国の歴史問題は軽視すべきではない。」とか、相変わらず、どこの国の元総理なのか分からないような発言をしていた。
元総理と呼ばれる人は、与野党限らず、ことごとく口にチャックを縫い付けて、座敷牢にでも放り込んでおいた方が国益に叶うのではなかろうか。