浅間の煙

じいさんの気ままな独り言

大江健三郎さんの講演

2009-04-30 15:55:15 | Weblog
4月29日(水)。朝の気温ー1℃。晴れ。
 昨夜は折角書き上げたブログが、あっという間に消えてしまい。時間を掛けたのに水の泡となってしまった。
 29日の朝9時半に家を出て、TさんとMさんの2人を迎えて3人で車で長野に行く。東部湯の丸ICから高速で約1時間、松城SAで休憩して、会場の県立文化会館についたのは11時であった。駐車場がまだ空いていて助かった。時間が早いので3階のレストランで昼食を摂り、12時半の開場を並んで待っていた。長野県憲法9条を守る会の結成5周年記念の集いで、ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんを招いて講演会が開かれたのである。開場と共に満席と成り、立ち見やロビーでモニターによる参加者も居たが、3000人を上回る参加が有ったと報告された。用意した資料が足りなくなり手に渡らない人も居て、事務局は只管謝っていた。
 講演に先立ち、長野東部高校の管楽器による吹奏楽の演奏を聴き、長野合唱団の合唱を鑑賞した。どちらも大変感動的な発表で、参加者がもっと聞いて居たいような演奏であった。
 大江さんは4人の呼びかけ人の方々の発言から今日の話したい事柄に結び付けられて、大変分かりやすく憲法を大切に守らなければ成らないことを諄々と話されて、加藤周一さんが残された3つの道の選択を間違わないようにと仰られた。演題が『親密な手紙を書くようにー加藤周一さん、沖縄そして文学』であり、それに沿いながら話を進められて、結論は沖縄について教科書裁判で問題になっている、集団自決事件が、日本軍の関与があったのか無かったのか。これが大きな問題となっていることについて、最高裁の判決がどうなるかで、進む道は大きく変わると言うことである。1時間半の話は大変良い指針を与えてくれたと思う。
 帰りは18号をゆっくりと帰り梅や杏の苗木を買ってきた。

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