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グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

ぐんま昆虫の森 早春  福寿草 節分草

2011年02月28日 21時08分35秒 | ぐんま昆虫の森
一昨日、土曜日の午後はぐんま昆虫の森
約一ヶ月ぶりです。



土曜日の気温は、春一番が吹いた前日に比べれば低かったものの、この時期としては高めでしたが、風がやや強かったので、チョウは見られず。

ふきのとう 


雑木林の中のフクジュソウ 






フクジュソウは虫媒花。普通、虫媒花は蜜を出して花粉を運んでくれる虫たち(花粉媒介者・ポリネーター)を呼び寄せますが、フクジュソウの花には蜜がないそうです。
では、どうやって虫を呼ぶかというと、「暖かさ」なんだとか。



フクジュソウの花は、パラボラアンテナのように見えますが、まさにその通りで、花の真ん中に太陽の光を集めるようなっています。だから花の中は周囲より温度が高くなります。
まだ気温の低い早春、フクジュソウの花の中はポッカポッカ。その暖かさを求めて虫が来訪するらしい。
フクジュソウは蜜というモノではなくて、暖かな場所を提供することで虫を集めているようです。面白いね。



セツブンソウ 



関東地方以西の本州に分布するギンポウゲ科の植物。セツブンソウもフクジュソウ同様、スプリング・エフェメラルの一つです。


スプリング・エフェメラルは里やまの雑木林のサイクルに適応した植物です。早春に花を咲かせ、林内が明るいうちに種子をつくり、光合成を十分に行います。木々の葉が茂って林の中が薄暗くなる夏には地上部分はすっかり枯れて翌年の早春まで姿を消してしまいます。
雑木林が利用されなくなり、荒れてしまうと、スプリング・エフェメラルの可憐な姿も見られなくなってしまいます。


つづく