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グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

サンパチ豪雪

2011年02月24日 21時36分05秒 | その他
2月下旬になり、春を感じることが多くなってきましたが、この冬は昨年末から各地で大雪に見舞われ、積雪の深さが観測史上1位を更新した地点も少なくありませんでした。
また、大雪による交通の混乱や、雪下ろし中の事故なども数多く発生し、改めて自然の驚異を認識させられました。
この冬の大雪が原因の死者数は2月14日現在、全国で122名にのぼっています。

過去、大きな災害が発生したとして気象庁が命名した豪雪は、「昭和38年1月豪雪」、「平成18年豪雪」の2つです。
昭和38年1月豪雪は、昭和38年の1月から2月にかけて、北陸地方に大きな被害が発生した豪雪で、“38豪雪(サンパチ豪雪)”などとも呼ばれています。
この豪雪は、私が生まれる少し前でしたが、私の手元には、当時の写真が3枚あります。
両親の生まれ故郷の新潟県長岡市郊外で昭和38年2月10日前後に撮影された写真です。

積雪により、民家の1階部分は完全に雪に埋まっています


除雪・消雪活動に派遣された自衛隊


写真の裏には積雪3mと書かれています。


昭和38年1月豪雪の被害
死者228名、行方不明者3名、負傷者356名、住家全壊753棟、半壊982棟

昭和38年1月豪雪(通称38豪雪) 気象庁データベース


ところで、豪雪地帯は過疎・高齢化が進行している地域と重なります。この冬も一人での雪下ろしをしていた高齢者が死亡したという悲惨な事故の報道をたびたび目にしました。
今後日本全体の人口減少が進行していく中で、自治体の除雪予を大幅に増やすことは困難でしょう。また、各地で除雪のボランティア活動なども行われているようですが、それにも限界があります。
『撤退の農村計画』のような人口減少時代に合った施策が必要になると思います。



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