ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

仮設住宅訪問

2014-04-27 20:37:10 | 日々の出来事


仮設住宅集会室の昼休み。

ここの仮設は釜石市のあちこちの地域の方たちがお住まいのようでした。

午前に集った女性陣8人。3人の方がクラフトテープのリース作りのための花作りに精をだし、皆さんのおしゃべりパワー炸裂!コの字の席の四方から賑やかな笑い声やたしなめる声、若い頃の昔話などなとが続きながら、次々に色とりどりの花ができてきました。

じ~っと見ていた初参加の83歳の女性がとても興味を持って、教えてもらいながら一つ手に取り、仕上げてまたもう一つ自分なりの工夫をしながらあっという間に四つ作り上げて帰られました。

写真は続きを待つ花たちです。

お二人、皆さんとゆったりそこにいることを楽しんでいらっしゃる方たちのそばでお話を伺っていました。ご自宅のあった場所をお聞きすれば、4回目の今回はそこがどいいう所か分かる程になっていましたが、こちらからはその時のことにはなかなか触れられないものです。でも、お一人のお話に耳を傾けていましたらそのときの話を始められました。地震の時に高台にいたのに、貴重品を取りに戻ってあと2分遅かったら飲み込まれていたと思う、と。膝を痛めていた自分は助かり、どこも痛くなかったお姉さんは亡くなったと。大変な思いと娘さん家族も良くしてくれるけれどやはり遠慮があるので、一人暮らしを選んだこと・・・周りの賑やかな中で静かな時間が流れていました。

言葉にならない気持ちを抱えながら、帰途に着きました。
今日も阿部首相は岩手入りをして、「確実に復興はすすんでいる」とインタビューに答えていました。おちゃっこに一日いて欲しい。仮設住宅に泊まって欲しい。