ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

浄光寺山門

2013-07-31 23:01:59 | 日々の出来事
観光地として町づくりに成功した小布施町は長野市から車で30分。嫁して40年を超えたが、その頃から小布施は栗おこわを食べに行く位で、町をあげて観光の目玉にしている北斎に触れられる施設は実は行ったことがありませんでした。

先日、機会を得て北斎が晩年描いた天井画がある岩松院にまず行きました。昔、実家そばのお寺の天井絵を床に寝ころんで眺めた覚えがあったのでちょっと期待していったのですが(以前はやはり寝てみたこともあったそうですが)、天井絵の真下にベンチが置かれてお行儀よく座って見なければならなかったです。振動で顔料が落ちないようにということでしたが・・・色鮮やかな「八方睨鳳凰図」の龍の目は迫力満点。畳21畳分には見えなかったです。境内の池には一茶の「やせがえる まけるな一茶これにあり」の区碑があり、季節にはヒキガエルがぞろぞろとかえるそうですが、一匹の小さなアマガエル君だけ、ホッ。

       

その後、通り道の常光寺の山門…日差しが暑くなって階段を上った先の薬師如来のおわす本堂は遙拝しただけでしたが、建立600年の風格を山門に感じ、わきにある樹齢300年のイチョウの大木の足元にある湧き水霊水は熱中症にならないようにちゃんと頂いてきました。

        

北斎館、北斎の後ろ盾になった高井鴻山記念館をゆっくりと見学してきました。

勿論 kukumamaでの心のこもったおもてなし料理と本当に居心地のいい空間に贅沢な時間を過ごしてきたのは言うまでもありません。企画してくれた友人に感謝。良い一日でした。