ピンポーン
「○○でーす。」
あら、今お別れしたばかりなのに?
「はーい。」
「これ、お話ししてたプレゼント。」
「わあ、なんてきれいな手作り手帳。」
「きれいな包装紙を使って作ったの。」
本当に美しい手帳です。
中を開くと、和紙を綴ったやさしい手触りの手帳です。
この女性は、先ほどまで、一緒に健美操をしていた女性です。
ご主人が車の中でご挨拶をしています。
この女性の名字は日本中、どこにでもいる名前なのですが、ある日の健美操で、
「奥さんの名字、どこにでもある名前で失礼ですが、ご主人は写真をする人?」
って聞きました。
「そう、どうして知ってるの?」
あらー、びっくり、聞いてみるもんだねえ。私って感が働くんだわ。
この方のご主人は、あちこちの展覧会で写真で賞を頂いてる人だったんだ。
私が仕事を辞めて暇になった時、新聞に出ていた「写真教室」に入りました。
その教室で、実際に近隣の町の自然を撮って勉強をしました。
そのとき、先輩として色々撮影の仕方を指導してくれた方でした。
ご主人とお話をしたら、何と私と同じ大学の1年先輩だって。
おまけに研究室が直ぐそばだったと。
あらー、毎日私の研究室の前を歩いていたの?(全然知らなかった)
そんなこんなで、今日奥さんが作った手作り手帳をプレゼントしてくれたのです。
縁て不思議なものですね。
こんな小さな町でも、誰とでも仲良くしてると楽しいよ。
トランプ大統領も世界中のみなさんと仲良くしてほしいわあ。