現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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152  その話題をされる王室で

2013-06-12 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 814  毎日話題をされている を、例題にしている。毎日話題にされている というのだろう。コラムの例題はいつもこのような誤用を挙げてくるので、これは例を見つけてくるのが大変だろうと思う。これもふつうに規範で思えばまず間違えようがないところであるから、どこにこの例があるかが気になるところだ。まずこのような誤用はないので、あるという前提でコラムを書くなら、その文脈などをもとになぜそうなっているかをとらえなければならないだろう。解説では 話題をする という語法で説明するので、話題になっている 話題に上っている というふうにするのは、それはそれでよい。そのうえで、この用例は する のところを、される としているので、受け身をさらに敬語の用法かと類推すると、それは文脈がないと当たらないとされるだろうけれど、Wカップの話題に興味があり、その話題を毎日される、という場面が日本語ではあり得るのである。 . . . 本文を読む

日本語教育 入門として

2013-06-12 | 日本語教育
日々、日本語を教えている方々がいて、教育の現場であることを思う、その場でのことがあってそのプロセスを捉えて議論するのはむずかしい。学校教育として公教育を考えてみるとそれは義務教育をはじめ初中等教育から高等教育にいたるまでのあいだで実現していることを捉えて議論することの困難さである。ただ日本語教育は学校教育だけではないので、教室、サークル、プライベートレッスンそしてボランティアと広がりがあることを考えてその一つ一つに目配りをするかどうかである。その現状のすべてにわたるわけではないが、日本語教育入門をタイトルにして日本語教育の一端を見ることはできるだろうか。 . . . 本文を読む

動詞

2013-06-12 | 日本語百科
動詞は動きを表すことばである。かつて活用するから動詞だと言い切った国文法学者がいてその物言いが通用する理解の程度でもある。動きを表すとは動作、作用と言い、変化を表すものに加えて、そこにあるという表し方もあって存在、状態を述べるとする。この動詞の意味は分かりよいが、実際に使うとなると言語表現はさまざまにとらえられる。そもそも動きを見せるので、じっとしているものと、そのじっとしているものもそれだけで動きがあり変化があるとするのだけれど、一方のその動きを見せるものとが対になって、動詞がわけられたのは長い間の議論の末であった。じっとしているものの軸に言語の使い手がなれるかどうかという、何やら神学論争で、主体と客体の分離である。主体と客体の合一はどうなるか、それも超えて、今日の言語の議論には主語と客語または目的語としての語の扱いを受けるようになった。 . . . 本文を読む

語について   日本語の文法について  その49

2013-06-12 | 日本語文法
語は詞辞による構成を考える。これは学説を踏まえることになる。詞辞の二大別はどのように行われてきたであろうか。これによって時枝学説の言語過程説が生まれた。その理論は詳細を心的過程とするので現代の言語学の流派には即さない。批判が出された多くはまた時枝流の言語解釈である。学説そのものも国語解釈を打ち出すので古典文学作品に依拠する文献資料の証明にとどまる。それをあえて学説を踏まえるとするのはいずれ語を捉え文章を見ることになるとまさに学説が辿る作品論にもおよび文学と言語の境界が定かでなくなる。しかしこれから述べようとするところはその理論の換骨奪胎であるべきかと戒めつつ、いつかはその学説を超えたくも思う。それはできるかできないかはわからないが国語にふさわしく見て言語現象をそれによって振り返ることはその亜流にあっても潮流になってもさらには必要な超流のようなことを考える。できるだけ心的過程を言語事実に合わせたとらえ方をしたい。 . . . 本文を読む