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文節

2015-09-30 | 日本語文法
自立語に接語がつながった発音上の単位、と定義する解説がある。また、翻訳語で見ると、文法用語 a clause 、a phrase 《in a Japanese sentence》.と見える。それをさらに、英語における文節用法とすると、日本語の発想を捨てることとあって、その違いを強調する。文節の単位は国語教育で日本語の分析に広く通用した。国語辞書などに、文の構成要素で、文を実際の言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまとまりのものと、説明がある。きわめて有効、有用、効率的な日本語のとらえ方であるが、それを節という用語の解釈から、また、日本語の係り受けの文構造から、英語研究者、日本語研究者から批判されている。文節は連文節となって、その文節相互を単位とすると、文節のかかり方が、次の分節にある、そのなかの語と関係するとする説明である。 合理的な批判のようにも見えるが、音声による区切りを重視している橋本学説の分節を理解しないしようとしない批判であろう。 . . . 本文を読む

国語調査

2015-09-29 | 日本語百科
>文化庁では,国語施策の参考とするため,平成7年度から毎年「国語に関する世論調査」を実施しています。このたび,平成26年度に実施した調査の結果がまとまりましたので,発表します。  10日前の発表、9月17日である。調査の概要は、>調査目的:日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し,国語施策の立案に資するとともに,国民の国語に関する 興味・関心を喚起する。調査対象:全国16歳以上の男女調査時期:平成27年1月~2月調査方法:個別面接調査回収結果:調査対象総数3,493人 有効回収数(率)1,942人(55.6%)  とある。調査項目は、>(1)社会や家庭における言葉遣いについて (2)外国人に対する日本語教育について (3)手書き文字と印刷文字の字形について (4)新しい複合語,省略語について (5)慣用句等の意味・言い方についてなど . . . 本文を読む

スパームーン

2015-09-28 | 日本語百科
満月だと思っていたら、フルムーンのことで、超満月のことになったのかな。見ていると、1.14倍の大きさだと解説があって、実際に大きいように見える。さらに、エクストラスーパームーンとかが、2014年であったらしい。その時は、月と地球との最短距離は、 7月、 358258 km 、8月 356896 km、9月358387 km だったとか、さて、2015年が、2015年9月28日に月と地球との最短距離が356876kmになるそうだ。え?2014年一番近かった8月の356896kmよりも近い!、というわけで、中秋の名月27日で、28日が、満月となる。晴天に恵まれた満月となった。 . . . 本文を読む

日本語教育と歴史

2015-09-28 | 日本語教育の歴史
日本語教育史、日本語教育の歴史、リマインダーにそれぞれ、このころの日付である。このテーマで3年目である。それぞれ内容は考え方も、とらえ方もかわりばえしない。それをまたくり返すようなことで、歴史であるからその記述には資料の発見、資料の解釈に変更があれば意味あるものとなるが、日本語教育と歴史をならべて、また書いてみるので、新味がないことをお断りしたい。リマインダーにあるところをとりあげて、何を書くか―ー . . . 本文を読む

求同存異、棚上げ論

2015-09-27 | しかじか
求同存異、このことばを、このたびの米中会談で習近平氏はオバマ大統領に言ったと、テレビニュースを見ていてわかった。求同存異、双方の共通点を追求し、異なる点は棚上げする、これは中国の外交政策の方針であるようだ。かつての日中国交交渉の周恩来の言葉であるし、また、周恩来が1995年のバンドン会議で、中共の共産主義革命の拡散を警戒する各国を取り込むために使った言葉であるそうだ。して、繰り返し用いるこの語は、棚上げする、後世の判断にゆだねようと、その後の中国の指導者が使ってきた語でもある。しかし、日本のマスメディアはこの語を報じないだけでなく、かつては意味の取り違いをしていたようでもある。とらえようによっては、その場しのぎであり、深謀遠慮が企てとしてあるような物言いである。 . . . 本文を読む

戦後最長の通常国会で216時間

2015-09-27 | ほんとうのところは
法案審議は戦後最長の通常国会で216時間を記録した安全保障関連の議論だった。風見鶏は、 >安保法案の審議は改憲をあきらめた「改憲派」と、政策転換したいなら改憲が筋だと批判する「護憲派」がぶつかる皮肉な構図になった。216時間に及ぶ委員会審議を経ても議論がかみ合わなかった原因は与野党双方にある。  と書いている。国民の世論を二分した平安法と名付けて、それを戦争法であるという対立である。このいずれをとっても自衛隊のままか、国防軍隊になるか、その視点を持てば、争点は一元化する。グンソクを履くのか、グンクツを鳴らすか、すでに軍用足袋の時代ではない、戦後の安保法制の階段を上っている。戦争をしない国から戦争ができる国へと歴史転換を唱えるメディアの論調である。しないのは非戦論である。できないのは不戦論である。しないから、できるに変わったのではない。しない国はできない国になったである。非戦思想ははそのままに、不戦を新たに誓うことが始まったのである。 >自民党議員の多くが本音では「国際環境の激変を踏まえ、憲法を改正して自衛隊の役割を再定義するのが理想だ」と語っていた。 . . . 本文を読む

おもてなしにひそむもの、接客とは

2015-09-27 | 日本語百科
おもてなしは、歓心で実現する。笑顔での挨拶など日本流のマナーを、対人コミュニケーションとすることが行われる。持て成すは、もつこと、なすこと、持成という語では、意図的に、ある態度をとってみせる、わが身を処する、となる。その一方で、見せかけの態度をとる、みせかけることである。そして、相手を取り扱う、待遇する、あしらう、と、その意味内容を現代語の用法に見る。あしらいがある。持て成す、の語源を、もうけなす、とりもちてあつかいなす、とする説もある。接頭辞を付けた美称、おもてなし 流行語となったのは。2013年、平成25年のこと、それは表記にすると、お・も・て・な・し であった。東京5輪の招致に合言葉となり、それがなったのは、日本人のおもてなし探しである。おもてなし接客というときには、この漢字の意味するところ、中国人になれば用法には要注意である。 . . . 本文を読む

VW問題、排ガスの規制におけるコンピュータ操作

2015-09-26 | 斯く書く
VW問題、排ガスの規制に対して検査数値を変えるコンピュータソフトのを不正していた、というニュースは衝撃的である。ディーゼルエンジンの排気ガスはガソリンエンジンと違って、ユーザーには、強い馬力があるけれど、騒音とガスの公害に悩まされるものであった。欧州と日本ではその効率の良しあしでエンジン搭載の普及度がことなるとしてとらえていた。米国での基準値に近い日本でそうであったから、米国での販売はいかにと思っていたのが、独メディアによるVWが宣伝してきた低公害のクリーンディーゼルという売込みだったろう。ドイツでは自動車産業に係わるのは、国民の7人にひとりの割合があるそうだから、その背景を考えると、ゆゆ式刑事あと社会問題に波及いしかねない。おりしも、BMWにもその不正があるかとニュースが騒ぎ始めている。 . . . 本文を読む

さて、選挙に投票したのか

2015-09-26 | ほんとうのところは
民主主義が死んだ日、この言葉の後に、? がつくコラムを読んだ。最新号のニューズウイーク、【PERISCOPE】 InternationaList JAPAN 「民主主義が死んだ日」? である。この言いを誰がしたのだろうかと、ふと、思って、検索をしてみた。安保法制を強硬採決…野党「民主主義が死んだ」 ハンギョレ新聞 9月18日(金)7時14分配信というのがあった。yahooニュースに転載しているのを読むと、>福山哲郎民主党議員は怒りに満ちた表情で「委員長が何といったのか全く聞こえなかった。 何人が賛成したのかも分からない。 このような可決は認められない。 これが可決ならば、民主主義は死んだ」と訴えた。 というのがあった。そして、民主主義が死んだ日、を見ると、韓国の民主主義が死んだ日、という論調があった。検索のトップには、議会制民主主義は死んだ、というインタビュー記事がある。読むと、2014年2月14日に、形骸化して死んでしまったということだ、と答えている。これは安倍政権の政策を批判して、特定秘密保護法での議論不足のことである。 . . . 本文を読む

難民間格差

2015-09-25 | 日本語百科
格差は格付けによる。格付けとはグループ分けによるランキングであるとすると、何についていうか。企業などの信用度や、競馬や公営競技における競走のレベルとウイキペディアは広くとらえる。また、信用格付けをする機関、レストランを格付けするなどと、それを行うことが受け入れられてきている。その格差というのは、現代社会のさまざまに表れる。格差社会 a gap-widening society  所得格差 disparity in income levels など。格差がアメリカ社会で作られたとする、そのあとを日本社会が後追いをする、そのような構図で見られる。はたしてそうであれば、格差社会の進行は平等、公平の理想にはない均衡を作り出す状況であり、解決を図るための手段ということになるが、 . . . 本文を読む