現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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詞、うたことば

2013-06-08 | 日本語百科
ことば、言の葉はよくわからないが、古典文学に出た用例で、やまとうたは、人の心をたねとして、よろづのことのはとぞなれりける 古今集序文にあり、大和歌はと言い出しているので、これは歌の意であるとする。すると、ことば 言葉とは異なる。日本語の言い方では古文での詩歌をさすとして、言葉にあたる文字、詞 があり、また辞の読みにも、それぞれがことばである。ことば、詞、辞 と載せるのは辞書の項目で、このそれぞれがよくみていくと、歌のことになる。この場合、歌は詩のことであるが、中国の古典文学に見える、ふるくは楚辞、時代が下って宗詞というように見える。唐代の詩文にもひとつには、詞といえば詩の句をさししめすようである。するとこの言葉にはそれぞれ言語の作用である歌謡としての見方がそのコトバの始めにあることになる。歌詞などといまも言うではないか。ことばはうたうことにあったのである。 . . . 本文を読む

日本語表現

2013-06-08 | 日記
しなやか、こまやかであるもの、それは日本語の特徴であると思う。そして曖昧と言われる日本語表現は誰がそう言い出したか。曖昧に言う、ということは行われるが、これを政治家の表現を捉えることや責任ある立場の発言として見る場合には、そこにはことばの解釈がある。日本語の学習者が日本語の曖昧性をとらえたのは、中国語母語話者で、同じ漢字を用いていても、その意味内容に同じではない何かを感じたからであろうが、その漢字の理解による。曖昧模糊を言葉に取り入れてきた日本語は、実践をしていた、ようである。いまその現われを、ながくぼかし表現としてきたが、この時代に見るものの考え方をさまざまにとらえて表現している。 . . . 本文を読む

語、単語  日本語の文法について  その46

2013-06-08 | 日本語文法
語と単語は異なるとすべきであるか。語と単語はちがう。語は、言語について、言とは何か、語とは何かと、ふれてきたことではあるが、語の本来につき、わたしたちの祖先もそうとらえたであろうように、日本語として見てみるとどうか。単語は文法単位の単語であり、ひとつの語として位置付けられたが、これは近代になってのとらえ方である。語には単数複数の区別がないのでひとつだけの単語としての意味が必要であった。 辞書を繰って語を見て単語という項目と行き来するようなので扱いとしては同じであろう。1音節語である日本語の言いにくさは音節を加えることもあった。単語はそれで定着した。単語はそれより分解できないものと説明する。意味のまとまりがあるわけである。意味上、これより分解できないという見方に加わったのが、形態による語のとらえ方である。すなわち語をそれ以下の単位に分ける。 . . . 本文を読む

150   打ち出す

2013-06-08 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 809 暴力を一掃したことを打ち出す を、例題にしている。 ~こと の表現上の読みとりだ。コラムの解説は、~こと を事実としてのみ解釈する。だから論理を立てて事実は表現として、打ち出すわけにはいかないとする。打ち出せるのは、主張であるとして、表現があわないとするらしいのだが、これも、おやおやと思って、事実をとらえて主張とする読み取りが可能だと思うので、例題の出典を求めると、新聞記事となったものと、そのもとの大臣発表がヒットした。それによるとメッセージの内容として伝えるところがある。例題のように限定した解釈で読むことは誤用であるかどうかの判断に問題があって、対策を打ち出し、さらにはメッセージを打ち出すと言っている。記事のような文脈で伝える内容がメッセージであるので、それを知る向きはこの切り取り方に事実をはっきり口に出して言うこと、つまりは宣言であることを知るだろう。     . . . 本文を読む