日本語の歴史について日本語史として考えてみる。歴史であるから文献記録による捉え方と日本語の発生とその言語現象の消長を見ようとする。歴史はできごととなる画期を時代区分にする。日本史はおおく為政者と行政府によって時代名称にわけ、その変遷が時代社会の区切りとなって表れる事件で時代区分をしている。日本語史には日本文学の歴史に国語資料を得るところがあるため古代をさらに区分して上代と中古に分ける。この時代が政治の平城京、平安京の都におかれたころの区分になる。その後は中世、近世、近代となるが封建制度の時代とその延長にある徳川時代、明治維新以降というみかたとなる。日本語史にも行政府の変遷に合わせた言語変化をみることはあるがそれは時代史区分にしたがったまでにすぎない。日本語の発生というと日本に民族がいたころからとなるが、歴史としての文字記録になると日本語で書かれたものには何があるかということになる。 . . . 本文を読む
日本語誤百科 16ページ 鍵をなくされることが頻発しています を、例題にしている。この例題では主語になることのできる語法に説明があり、それについて、鍵の紛失 と言えば主語になるが、鍵をなくされる では、主語にならないとしている。つまり、名詞か動詞か、列車が遅れることが頻発する とは言えないとして、この表現は、列車の遅れが頻発する ならばよいと言うので、はて、なんだろう、おくれること おくれ このふたつは名詞扱い、連用形の転成名詞で主語になることができるのである。~こと という形式名詞で受けている語句は主語になれないと言うときに、形式体言でできた語句を名詞に扱うのが日本語では普通に行われているので、この説明は理解できない。
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気持ちが悪い日本語は気持ち悪い日本語とどう違うのか。記事のリードにリストの一覧を読む読者から気分が悪くなりましたという意見があったそうだ。気分が悪くなったので気持ちが悪いのだろうか。それでは気持ちが悪くならないためにはどうすればいのか。気持ちが悪くならない日本語を記事が説明しているわけではない。それで気持ちが悪いのだが、このアンケートに何を求めているのだろうかと思う。たとえば、1000円から預かりますについて、投稿者が、これはアンケートの回答にあったのだろうか、レジに立って使ってみて表現の有効性を実感したというのがあるから、これはこれでいいのだと言っているようなもので、それを1000人中845人も気持ち悪いということだったら、レジの無効とこっちで齟齬があるのだからそこを直すようなことを言ってもよさそうなものだ。ちなみに、どうも回答を求めるのに、気持ち悪い、と聞いたようなので、気持ちが悪くなるという見出しは、冒頭の気分が悪くなった人をあえて見出しにしたことだから、この全体の記事の気持ち悪さとはそこにあるようだ。 . . . 本文を読む
形態から統語へ 日本語の文法について その41
日本語の文法は品詞論と構文論を進めてきた。学説により国語構文論として成果をみる。日本語構文の文法事実は文における語の役割を明らかにした。品詞の分類は文における職能、語形変化による形態、そして語の意義においてそれぞれの特徴を備えることを分析している。その職能のひとつ主語について文法論議をおこして国文法に対して現代日本語文法を構築しようとしている。文法論が構文を捉えた考え方から統語を捉える考え方にシフトしたとみることができる。文の必須要素があってそのひとつがほかの要素との関係で、その語と語との関係において支配をする。文の要素の中での役割を第1のものと考えない見方は日本語文法の議論である。それを第1にするかについてはほかの要素が順を入れ替えるものではないので必須要素の資格を否定し、語と語の関係はどうなるかとなる。
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