日本語文章の解析である。天声人語コラム、4月の言葉、20140430、の話材である。4月の言葉とする、消費税8%の春であった。STAP論文、コピーアンドペースト、これは大学院入学式のの式辞に出てきた。センバツ高校野球の優勝監督が、胴上げで語った。大リーグにわたったヤンキースの田中投手が勝利を挙げて、その言葉が頼もしいと書く。宝塚歌劇100周年で元タカラジェンヌが集まって、女優が語った。そして、女性の人事院総裁は後進の励みになればと自らを戒める。その方れた言葉をもとに文章を綴っている。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 976 彼の話とは別人だ を例題にしている。コラムの解説は、ある人と別人 ということはできないと説明する。説明が不足しているように感じられて、よく理解できないのだが、あることと違う点 あることと相違点 このふたつは言いかえには、言うことができないとしている。ある点がある、その点と違う点、とか、また、ある点があって、その点との相違点、というふうに言うべきだとでもするのだろう。この説明で、例題の文を見ると、彼の話と別人だ、というように理解をしているようなので、それは彼の話とは別人だ、という例文と同じにはならないと考えると、やはり、説明には、~とは別の人 と結びつことができないと言う。コラムの説明文は、結びつくことすらできないと強調した言い方である。ここで、また、このコラムが説明しない、日本語の、~は と言う文法の働きである。この例題の場合には、~とは と言う表現になっているので、それに注目すれば、彼の話にあった人とは、という措定が意味内容に加えられて、表現が成り立っている。彼の話とは別人だ 彼の話にあった人と別人だ 彼の話にあった人とは別人だ 彼の話にあった人は別人だ、このように言うことのできる日本語の、それぞそれの表現性を考え直すべきであるし、例題の表現を誤りとすることはできないだろう。
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9条解釈改憲に半数反対 本紙世論調査 中日新聞トップ記事、見出しである。201404/30
リードには、来月三日の憲法記念日を前に中日新聞社は二十五~二十七日、全国の有権者約千五百人を対象に世論調査を実施した、とある。
>戦争放棄や戦力を保持しないと定めた憲法九条の解釈を変え、集団的自衛権の行使容認を目指す安倍晋三首相の方針には50%が反対し、賛成は34%にとどまった。安倍首相は行使容認に向け、議論の加速化に意欲を示すが、慎重な対応を求める民意が浮き彫りになった。憲法九条についても「変えない方がよい」が62%で「変える方がよい」の24%を大きく上回った。
中段見出しは、PM2・5対策を最優先 日中韓環境相が共同声明 とある。20140430
記事には、韓国南部の大邱市で開かれていた日中韓三カ国の環境相会合は、最終日の二十九日、日本の石原伸晃環境相、韓国の尹成奎(ユンソンギュ)環境相、中国の李幹傑環境保護省次官による本会合を開き、二〇一五~一九年の行動計画の優先協力分野として、大気環境改善など九分野を採択、とある。
トップ左の記事には、ピーチ機が海面まで75メートル 那覇異常降下 機長「指示勘違い」 とある。20140430
記事には、二十八日に那覇空港に着陸しようとした格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの石垣発エアバスA320-200型が、空港の北約七キロで高度約七十五メートルまで降下、海面に異常接近し、再上昇して着陸をやり直していたことが分かった。国土交通省が二十九日発表した、とある。
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日本語文章論の解析である。主題主語の文章における機能を追求する。~は と、人物の提示をを受ける。みつえさんは行ったり来たりする 話しかける 幽霊扱いにする この文章における3文を主題主語として統括する。朝日新聞コラム、天声人語、20140429 みつえさんは、母は と、おきかえ、漫画の一こまに収まる。主題主語は母にまつわる、介護の苦労となり、それを作者は描く、本にしたと紹介している。次にその作者である、岡野さんは 認知症は この国の現状は と主題主語が続き、その 家族は 抱える問題に当面する。名古屋高裁は 減額は あったが、判決を出した、その事実に、そんな窮地に 家族や施設は 追い込まれかねない と、コラムは主張して、仕組みづくりが急務である、と結ぶ。 . . . 本文を読む
言霊を表記して、霊と書くから、このような問いがうまれる。ことだま、言の玉、言魂、このように、あらわせば、ことだま、ことたま、となって、清濁の違いがあり、その意味するところも異なることを示すようである。古代の信仰とすべきか、精神の宿るところ、ことばにある霊力となる。そこで、霊という文字から、なにがしか、いまふうのことばで、スピリチュアルを感じるのだろう、そう考えても、現代人の心のよりどころのようなものを探れば、すこしちがうんだけれどと思いつ、致し方ない。万葉集の名歌に見える、ことだまのさきわうくに、言霊の幸ふ国というフレーズは、と、語りつぎ言ひ継いできている、とするもので、八九四番、山上憶良、この国の誉れである。そこに見る、言霊能 佐吉播布國等 加多利継 伊比都賀比計理 とある、言霊と、柿本人麻呂が、事霊之 所佐國叙、3254番、と歌った、事霊という表記が同一視されるので、このコトに魂があるのである。 . . . 本文を読む
昭和の日、休祝日である。この日の由来には、昭和という近代の思い、現代ではないと感じる、その時代がある。みどりの日ともされたが、それはまた、祝日を5月の4日にして連休を作り出すための方策となった。その近代の象徴は天皇制にあるのか、太平洋戦争にあるのか。新聞記事にトップをかざるは、意図して学徒兵の話題である。20140429、中日新聞記事トップには、 学徒兵もう一通の遺書 「わだつみのこえ」獄中で真情 とある。リードには、戦没学徒の遺書や遺稿を集め、戦後を代表するロングセラーとなっている「きけ わだつみのこえ」(岩波文庫)の中でも特に感動的な内容で知られる木村久夫(一九一八~四六年)の遺書が、もう一通存在することが本紙の調べで分かった、とある。 . . . 本文を読む
日本語文章の解析である。スマホの話題をテレビに託ける。テレビを愚者のランプとし、スマホを賢者の利器とし、いずれも愚かなモノを手にするか、銘ずべきは、囚(とら)われるなかれ、と結ぶ。朝日新聞コラム、天声人語、20140427、手のひらのスマホである。女子高生の携帯使用時間が7年間を経て、その3倍の時間におよび、その長さが12時間を超える生徒が1割もいるという、その報告が表わすものは何だろう。デジタルの海でおぼれないようにとの例えはまさにその通りだとしても、そこで手にするスマホが羅針盤の役目を果たすではないか、と言ってみて、おぼれるという、わらをもつかむ心境のときには、どうかと、つい、つい、韓国船で沈没した高校生のスマホの動画記録に思いをはせてしまった。 . . . 本文を読む
風邪をひくと言う。なぜ、ひく なのか。辞書に記述するように、ひく 動詞の用法が、名詞との結びつきで、多義にわたる。そのなかで、出ているものを、引き込むというような、近付けて寄せるの記述をして、 >㋒体内に吸い込む。「風邪を―・く」「大きく息を―・く」 と説明する。かぜをひく いきをひく と、同じ意味内容を持つと解釈している。これによれば、息の呼吸を示す。かぜにかかる と言う言い方をすれば、罹患という語からの用法を知る。かぜをひく かぜにかかる このふたつを解悦して、 >かぜの語源を日本語源大辞典(小学館)で調べると、吹く風と同じだった。それによると、古代中国で風は大気の動きであるとともに、人の肉体に何らかの影響を与える原因としても考えられていたという。このことから吹く風が運んでくる「邪気」を体の中に引き込んでしまうと、かぜという病になると考えられた。だから、「かぜをひく」というわけだ。 と説明するものがある。 . . . 本文を読む
日本語「誤」百科 975 熱戦に幕が下ろされた を例題にしている。コラムの解説は、熱戦の幕が下ろされた と言えばよいとし、その理由には、幕があるのは舞台であって、熱戦に幕がないからだと説明する。同様の表現に、戦いの火ぶたを切る とは言うけれど、戦いに火ぶたを切る とは、言わないからだそうだが、この、 火ぶた について、コラムはどのように理解しているのかと、辞書を引くことにすると、弾を撃つためには火蓋を開き、火縄の火を火薬に点火するため、戦いを始めることを、火蓋を切る、と言うようになった、と語源辞典にあり、その表現のままに、そこから意味が派生したとあるから、物事の着手や行動を開始する意味に例えられていて、戦いに火ぶたを切る、戦いの火ぶたを切る ともに言うことができる。 . . . 本文を読む
衆院補選、与党が勝利 鹿児島2区 首相「政策を評価」20140428 中日新聞トップ記事、見出しである。
リードには、消費税率引き上げ後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙が二十七日投開票され、自民党新人で公明党推薦の元県議会議長金子万寿夫氏(67)が民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の四野党が推薦する無所属元職打越明司氏(56)ら五人を破り初当選した、とある。
トップ左の見出しには、入学式「教職」か「家庭」か 埼玉の高校担任欠席で論争 とある。
4/28 記事には、埼玉県立の四高校で四月、新一年生の担任教諭四人が勤務先の入学式を欠席し、自身の子どもの入学式に出席していたことが明らかになった、とある。
>正規の手続きを経て休暇を取得しており、制度上の問題はないが、インターネットを中心に「職務放棄だ」と批判が集中。「家族を大事にするのは今どき当然」と擁護する意見も多く、入学式を舞台に「聖職」と「家庭」をめぐる大論戦に発展している。
ほかの見出しには、津島市長に新人の日比氏 とある。4/28
記事には、前市長の任期途中での辞職に伴う愛知県津島市長選は二十七日投開票され、無所属新人で元市議の日比一昭氏(61)が初当選を果たした、とある。
また下段に、沈没事故で韓国首相が辞意 とある。4/28
記事には、韓国南西部・珍島(チンド)沖で起きたフェリー「セウォル号」沈没事故で、韓国のチョンホンウォン首相は二十七日、ソウルで緊急記者会見し、政府対応の混乱や不手際の責任を取って辞意を表明した、とある。 . . . 本文を読む