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日本語表現

2013-06-08 | 日記
しなやか、こまやかであるもの、それは日本語の特徴であると思う。そして曖昧と言われる日本語表現は誰がそう言い出したか。

しなやかさはまっすぐがあってそれをまた感じさせるものである。直のうちに弾があることを感じる。しなやかを感じるわたしたちの受け止め方はそこにまたやわらかさを思う。柔があるので剛直ではない、それだけではない、やわらかでぬくみを思う。いわば寒暖と冷温のあいだにあって、しなやかなものに吹く、そこにあたる風があると、それをいっそうのこと、際立たせるのである。


しな‐やか
[形動][文][ナリ]
1 弾力があってよくしなうさま。「―な足腰」「―な枝」
2 動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「―な身のこなし」「―な革」
3 姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。
「いと清げに―なる童(わらは)の、えならず装束(さうぞ)きたる」〈源・夢浮橋〉
[派生]しなやかさ[名]
やわらかい 柔軟(じゅうなん)  ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
軟化(なんか) 柔らか(やわらか)
提供元:「デジタル大辞泉」



こまやかは行き届く思いである。そこに配慮がはたらくのである。もともと微小なものへの観察はそれをそのままに、ありのままに写す、映す。見て、そうしてそれを移すのである。情のこまやかなことは情があることですまない、すみずみにいきわたる広がりを持つ。


こま‐やか【細やか/▽濃やか】
[形動][文][ナリ]
1 一まとまりになっているものの一つ一つの要素が微小なさま。
㋐霧などの密度の濃いさま。
「夜は―な霧が市街を包む」〈宮本・伸子〉
㋑色の濃いさま。
「緑色―なシャンゼリゼの森の上に」〈横光・旅愁〉
㋒地肌が美しいさま。「きめの―な肌」
2 すみずみまで行き届いているさま。
㋐情が厚いさま。心がこもっているさま。「―な愛情」「―な心配り」
㋑くわしいさま。緻密なさま。
「留守中の有体を―に話したのである」〈紅葉・多情多恨〉
3 洗練された味わいがある。微妙な趣がある。
「春雨の音に東都の春の―なるを忍ぶとき」〈倉田・愛と認識との出発〉
4 細かくて雑多なさま。
「―なる御調度は、いとしも調(ととの)へ給はぬを」〈源・初音〉
5 配慮が細部にわたっていてすぐれているさま。精巧なさま。
「まだ―なるにはあらねども、住みつかば、さてもありぬべし」〈源・松風〉
[派生]こまやかさ[名]
提供元:「デジタル大辞泉」


そして曖昧と言われる日本語表現は誰がそう言い出したか。
日本語の学習者であり、海の向こうで、はい、という返事の解釈を立てて曖昧さを追求しようとした。
さらに政治家の言動に公約実行のむずかしさを庶民は見た。
かつては、言語明瞭、意味不明瞭の政治の言葉遣いがあった。
そこに、マニフェストを、それが曖昧さにあってよいものだったらしいが、数値目標とする政権公約のようなあやまりの推移と結果をわたしたちは見たのである。




あい‐まい【曖昧】
[名・形動]
1 態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。「―な答え」
2 怪しくて疑わしいこと。いかがわしいこと。また、そのさま。「―宿(やど)」
[派生]あいまいさ[名]
[用法]あいまい・[用法]あやふや――「あいまいな(あやふやな)態度」「あいまいな(あやふやな)返事」の場合は、相通じて用いられる。◇「あいまい」は「責任をあいまいにする」「あいまいな説明でごまかす」のように、意識的に物事をはっきりさせないでおく場合にも用いる。これを「あやふや」で置き換えると不自然である。
◇「あやふや」は「あやふやな気持ち」「あやふやな答弁」のように、本人自身が言葉や態度をはっきりさせられずにいる場合に用いることが多い。

提供元:「デジタル大辞泉」


あいまいアクセント【曖昧アクセント】
日本語の諸方言におけるアクセントの一。型の区別があるにはあるが非常に曖昧で、一型(いっけい)アクセントへ移行する寸前のものと考えられている。石川県能登地方など主として一型アクセントの周辺にみられる。→一型アクセント
あいまいけんさく【曖昧検索】
《fuzzy search》サーチエンジンやデータベースの機能またはサービスの一。検索するキーワードと完全に一致していなくても、表記の異なりや同義語も含め、柔軟に解釈して検索すること。ファジー検索。類似検索。
あいまいぢゃや【曖昧茶屋】
「曖昧屋」に同じ。
あいまいもこ【曖昧模糊】
[ト・タル][文][形動タリ]物事の内容・意味がはっきりせず、ぼんやりしているさま。「―とした状態」
あいまいや【曖昧屋】
料理屋・茶屋・旅館などに見せかけて売春をする家。曖昧茶屋。曖昧宿。


不確か(ふたしか)/曖昧(あいまい)/うやむや/あやふや/漠然(ばくぜん)
おぼろげ  煮え切らない(にえきらない)  どっちつかず  要領を得ない(ようりょうをえない) 
[共通する意味]
★物事が確実でなく、はっきりしないさま。
[使い方]
〔不確か〕(形動)▽不確かな情報▽彼が来るか否かは不確かだ
〔曖昧〕(名・形動)▽あいまいな返事をする▽あいまいに笑う
〔うやむや〕(名・形動)▽事件はうやむやなまま終わった▽責任の所在をうやむやにする
〔あやふや〕(形動)▽あやふやな態度をとる▽あやふやな決心
〔漠然〕(形動(たる・と))▽将来に対する漠然とした不安▽漠然とした印象しかない
[使い分け]
【1】「不確か」は、確かでないさま。[英]uncertain
【2】「曖昧」は、はっきりしないさま。[英]ambiguous; vague
【3】「うやむや」は、はっきりさせようとする意志があれば、そうすることが可能であるのに、意図的に実態をぼかそうとするような場合に用いる。[英]indefinite
【4】「あやふや」は、主体そのものがはっきりとしないために、毅然(きぜん)とした態度のとれない場合に用いられることが多い。「曖昧」より俗語的な言い方。[英]ambiguous; vague
【5】「漠然」は、なんとなくそれらしいのだが、はっきりしないさまをいう。考え、気持ち、話の内容などについて用いることが多い。[英]vague
[関連語]
◆(おぼろげ) (形動)ぼんやりとかすんでいるように、物事がはっきりしないさま。「おぼろげな記憶」
◆(煮え切らない) 態度や考え方が曖昧で、はっきりとしない。物事の決断ができない気の弱さ、軟弱さを表わす。「彼の態度はいつも煮えきらない」「煮えきらない返事」
◆(どっちつかず) (名・形動)どちらとも定まることなく、曖昧なさま。意志の薄弱さを表わすことが多い。「どっちつかずの態度をとる」
◆(要領を得ない) 物事の最も大切な点がはっきりしない。「大臣の答弁はどうも要領を得ない」
[分類コード]
810-48→分類一覧
提供元:「類語例解辞典」



曖昧模糊(あいまいもこ) - 【四字熟語】一覧/意味/辞典/検索
www.sanabo.com › ホーム › あ‎

意 味: 物事の本質や実体が、ぼんやりして何かはっきりしない様子。
解 説: 「曖昧」も「模糊」も同じ意味で、二つの言葉を重ねることによって、より強調したもの。
英 訳: 
用 例: この報告書は曖昧模糊としていて肝心なことが分からない。
類義語: 有耶無耶(うやむや) / 朦朧模糊(もうろうもこ) / 五里霧中(ごりむちゅう) / 雲煙模糊(うんえんもこ) / 空々漠々(くうくうばくばく)
対義語: 明明白白(めいめいはくはく) / 一目瞭然(いちもくりょうぜん)



http://ja.wikipedia.org/wiki/曖昧

修辞において曖昧は2つ以上の意味にとれる表現のことをさす。ウィリアム・エンプソンは『曖昧の七つの型』において書名通り曖昧を以下の7つに分類し、その中に積極的な価値を見いだそうとしニュークリティシズムの先駆となった。なお、彼は同書で曖昧性が生まれる理由をそれによって意味がより直接的に伝えられると思うからではないかと推察している。

語あるいは文の構造が同時に多様に働く場合
2つ以上の意味が融け合い一つの意味になる場合
2つ以上の意味を持つ語の各意味が、ともに適切である場合(すなわち地口)
文章にある2つ以上の意味が、それぞれの意味が他と一致せず複雑な心理を明らかにする場合
その観念が生成過程であるため比喩が正確にあてはまる対象がない場合
文章が類語の反復や矛盾を引き起こし、何も意味していない場合
語の2つの意味が、2つの対立する意味をなし、主体の分裂を示している場合

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