フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

早春の森に轟音が響く

2011-03-13 | ガーデニング

今日は、天気が良く屋外作業日和である。KITAHOさんが、ハクスバーナとリョウビの2台のチェーンソーでアダージョの森の樹木伐採に応援に来てくれることになっている。

10時過ぎから、炉の雪を掻き除く。炉に溜まっている落ち葉はカチカチに凍っていた。炉の岩の上に乾いた薪を並べ火を付けると直ぐに勢いよく燃えだした。今年初めての炉だ。

そうこうするうちにKITAHOさんがやってきた。2台のチェーンソーを持っている。
「少し良くないですが」といって、KITAHOさん宅の庭で採れたフキノトウも持って来てくれた。

到着後直ぐに、伐採樹木の選定を行った。最初に、炉の近くに生えている2本の栗の木を切ることにする。ハクスバーナの威力は凄い。あっという間に2本の栗の木が倒れた。その後は、KITAHOさんのリョウビと私のヒタチで細い枝を切り離す。この枝の処理が意外と手間取るのだ。

続いて、南側にある樹木を伐採するため下に降りていくと、地元のAさんがやってきた。「チェーンソーの音が鳴っていたのでやって来たのよ」とのこと。
「地震どうでしたか?」と聞くと、「井戸は大丈夫だった?」と逆に聞かれた。大丈夫でしたよと答えると、停電したため、ある家では給湯器に残っていた水が凍結して破裂し、給湯器が壊れた、とのことだった。そう言われるまで、停電は気になったが、凍結のことは全く忘れていたので、何もなくて後から安心した次第だ。Aさんは「これから用水路を見て回るよ」と行って別れた。

その後、更に栗の木を1本伐採する。近くに、この間植えたブルーベリーや梅の苗木があるので、それらを傷めないように角度を決めて倒さねばならない。KITAHOさんは慎重に狙いを定めて受け口を作り、追い口から切りこんでいくと、見事狙ったコースに栗の木が倒れた。

そこ間で作業をして昼食にする。炉の焚火で温めたほうとう、秋刀魚を焼き、おにぎりを食べる。気温がぐんぐん上がり、暖かいので戸外で食べる昼食は美味しい。

食後は、根元は優に30センチはあるであろう、太いコナラを伐採する。これも、倒すコースが難しいが、上手く狙いを定めて、周囲の苗木を傷めることなく
見事に切り倒すことができた。KITAHOさんの腕はさすがだ。その後、西側入り口近くのコナラを伐採する。


KITAHOさんが樹木の幹に受け口の線を入れてくれたので、これは私のスチールで上手く伐採すことができた。伐採木を40センチの丸太に切り揃え、細い枝を落としていく作業はなかなか大変だ。2台のチェーンソーの「グヮングヮン」という轟音は、付近の山に響き、なかなかの迫力だ。KITAHOさんは切るだけではなく、切り終えた丸太と枝を炉の近くまで運び上げ、積み上げてくれた。凄い体力である。

3時過ぎに作業を終える。炉のそばでコーヒーを飲みながら色々話をしていると、あっという間に時間が経った。気がつくと5時を回っていたので、「またやりましょう」と言いあって散会した。


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