フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

第14回北杜市合唱祭を聴く 合唱の喜びが伝わってきた

2019-11-17 | フルート

煙突掃除隊の皆さんは、昨日来たと思ったら、今日帰るという慌ただしい八ヶ岳滞在だった。

これは、土産のリンゴを買いに行った野辺山にある「びっくり市場」から見た八ヶ岳。何年か前に、横岳から赤岳へ登ったルートを思い出しつつ山を眺める。

これは、皆さんと別れた後「黄色い橋」から見た八ヶ岳、雑木林の紅葉が美しい。

これは、まきば公園から見た赤岳。同じ山でも見る場所と高度によって雰囲気がガラッと変わる。

その後、ペンション「ミュー」さんが、チューリップの球根を差し上げましょうというので伺った。いたるところにバラのフェンスがある。バラの苗がどんどん増えて、今では90以上あるとのこと。

お近くなのにバラの最盛期に訪れたことがないので、一度訪問させていただくことにしよう。

今日の午後からは、「第14回北杜市合唱祭2019」を聴きに、八ヶ岳やまびこホールへ出かける。

全13団体の合唱は、聴いていて楽しく美しい。特に、「北杜市明野少年少女合唱団」の「コノウの言葉によるカンタータ」のアカペラ、「長坂町オオムラサキ少年少女合唱団」の「見えない羽」は大人の歌には生まれない澄んだ響きが素晴らしかった。

「オペラ ルスティカーナ合唱団」による、「椿姫」から「ジプシーたちの合唱」「闘牛士たちの合唱」「バッカナール」の3曲、これは合わせるのは大変な曲だろう。オペラの衣装と動きでの演奏は、見た目にも楽しかった。しかも、その指揮は、なんと私のフルートの師匠の鈴木卓さんだったので驚いた。

最後を締めくくった「女声合唱団フォンティーヌ」の「女声合唱とピアノのための「花に寄せて」より」、「たんぽぽ」「ねこじゃらし」「しおん」の3曲。初めて聴く歌だったが、ハーモニーが本当に美しかった。作詞は星野富弘さんだ。

 たんぽぽ 
     いつだったか
     きみたちが 空をとんでいくのを見たよ
     風に吹かれ ただ一つのもの持つて
     旅する姿が
       うれしくてならなかったよ
     人間だってどうしても必要なものは
     ただ一つ
     私も余分なものを捨てれば
     空をとべるようなきがしたよ


<星野富弘>~wikiより

1970年中学校の体育教師になるが、同年6月17日、仕事(クラブ活動の指導)中の墜落事故で頸髄を損傷、手足の自由を失う。1972年 - 群馬大学病院入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める。

セレモニーの場面。

 会場を出た後見た美しい富士の姿。