フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

秋の八ヶ岳雑木林の花たち ギンリョウソウモドキ

2018-09-16 | アダージョの森

森の中のいろんなところにギンリョウソウモドキ=アキノギンリョウソウが花を咲かせている。

 

ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬)

学名:Monotropa uniflora

ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草。

別名:アキノギンリョウソウ

地下茎から立ち上がってきた花径には、鱗片状の葉が密生している。その先に一個だけ、下向きかげんの横向きの花を付ける。

全体が透明感のある白色をしている。生物の死体(落ち葉、枯れ枝、動物など)を分解する菌類と共生している腐食植物だ。

なんとなく愛嬌のある形だが不気味な雰囲気も漂っている。

 春に咲くギンリョウソウは花弁の縁は滑らかだが、ギンリョウソウモドキは細かく咲ける特徴がある。

このギンリョウソウモドキという名前は、どうかなとも思う。たまたま、命名した学者が先に春のギンリョウソウを発見したから「~モドキ」になったのかな、こちらが先なら春の方が「~モドキ」になったかもしれないな。

そういうことを考えていると、アキノギンリョウソウと呼ぶ方が、素直な響きになる。