フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ハーブスタンドさんのバラを愉しむ

2013-06-22 | ガーデニング

 今日は久しぶりに大泉のハーブスタンドさんを訪ねた。
ハーブスタンドさんは、ハーブなど様々な品物が販売されている一方、フラワーアレンジメントの講習会も行っている。

今日は、ハーブスタンドさんが丹精込めて育てているさまざまなバラを展示・販売しているとのことなので、どんなバラがあるのかみてみよう。大泉で育てているので、ここで売られているバラは、ほとんどが寒冷地で育つバラである。

部屋の中もバラ、

デッキもバラ

ハウスの中もバラである。

部屋からデッキに出るドア近くに置かれていた蔓バラ「のぞみ」。小輪一重咲きでピンクの花が房になり、枝垂れるように咲いているのが実に可憐だった。

このバラは「世界の平和を願うバラ」と言われている。満州で生まれたのぞみちゃんが戦争後の引き揚げの途中で母親と祖母を亡くし、またのぞみちゃんも東京に向かう電車の中で4歳で亡くなった。それを悲しんだ伯父さんが新しく作り出したバラに「のぞみ」と名付けたという逸話が残されている。1968年、小野寺透作。

実はハーブスタンドさんを訪ねたのにはもう一つの理由がある。窓辺に置かれている、一鉢のバラ。「ロサ・シノ・ウィルソニー」を見たかったからだ。「非売品」という札が付けられている。7000年を越えるバラの歴史を刻んでいるという、素朴であるが、気品が漂ったバラであった。