フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ドレスデン城 ツヴィンガー宮殿をめぐる

2012-07-02 | ドイツ旅行

今日もいい天気のようだ。かなり疲れがたまってきたので、朝食は9時過ぎになった。

ホテルの中庭が朝食場所となっている。このホテルの朝食も充実していている。

ゆっくり朝食を食べてから、今日訪れるのは、ザクセン王の居城ドレスデン城だ。

といってもドレスデン城は、ホテルの真向かいにある。  この城は全体が博物館になっていて、ザクセン王家の財宝コレクションが展示されている。1階部分が「歴史的緑の丸天井」、2階は「新しい緑の丸天井」と呼ばれている。「歴史的緑の丸天井」は見学者を制限していて、入館時間を予約することになっている。余裕を見て3時間入館することにした。

先に2階以上を見学することにする。16世紀以降の象牙やエナメルなどの工芸作品が展示されていた。内部撮影は禁止されている。 内庭は、現在修復作業中である。

それだけ回ると、1時30分過ぎになった。昼食は軽く食べることにする。「CURRY24」というファーストフードの店で、ソーセージとビールを買って食べる。人気があるのか沢山の人が並んでいた。

 

その後、向かいにあるツヴィンガー宮殿に行く。建物の中には入らずに美しい中庭を歩こう。噴水を中心に芝生が張られていて、色とりどりの花が咲いている。

そこを抜けるとゼンパー・オペラ広場だ。ザクセン王ヨハンの騎馬像が真ん中にある。ゼンパー・オペラの初代音楽監督を務めたのがウェーバーで、彼の後任のリヒャルト・ワーグナーの「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」はここで初演された。内部の見学に多くの人が並んでいた。

その向かいはカトリック旧宮廷教会の建物がある。 

エルベ川にかかるアウグストス橋(ブリュック)まで歩く。そこから引き返してきて「君主の行列」の壁画を見る。25000枚のマイセン磁器タイルの壁が100メートルにわたって続いている。

その横を通るとドレスデン城に戻ってくる。丁度予約していた3時の入館時間になった。 「歴史的緑の丸天井」は金銀、宝石、琥珀などをふんだんにちりばめた、中世から初期ルネッサンス時代の目がくらむ財宝が並んでいる。第2次世界大戦のドレスデン爆撃のときにかなり破壊されたが、今日ほとんどの部分が修復されていた。 日本語のオーディオガイドを使いながらゆっくりと見学することができた。この内部ももちろん写真撮影禁止だ。 ドレスデン城を出ると、マルクト広場まで歩く。昨日は日曜日でやっていなかった大型ショッピングモールが今日は開店していたので中に入る。

衣料品から、ファーストフードまで沢山の店が軒を連ねていた。そこで、今夜の夕食を買ってホテルに戻る。

ガーデニングのテレビを見ながらゆっくり食事をした。