goo blog サービス終了のお知らせ 

フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

夏の宵は居酒屋で

2011-08-12 | グルメ・クッキング

朝方、しばらく忘れてしまっていた雨が降った。庭の石が濡れている割には、一向に涼しさは漂ってこない。今日も暑い一日だ。!妻が「暑い!暑い!」と連呼するので、「暑い」と言ったから涼しくなるわけでもないし、逆に暑さを思い出させるので、口に出すのを控えてもらうことにする。

いっそのこと我慢比べだと、閉め切った部屋でクーラーを入れずにフルートの練習をした。演奏している腕や指に直ぐに、汗が吹いてきた。そういえば、高校の時夏休みのブラバンの練習で、汗をかいていたなと、突然昔のことを思い出した。

まだ昼の暑さが、抜けきらない夕方、ミナミに出向く。ご夫婦で一緒に食事をしている友達から、お誘いがあったのだ。久しぶりに居酒屋に行くとしよう。「土筆しんぼ」という、やや静かな居酒屋だ。5時に入店したので店は、空いていた。

店の自慢は「氷結ビール」というので、それを注文する。キリリト冷えて、きめ細かい泡が美味さを逃さない。まずは乾杯だ。コリコリした軟骨唐揚げ、熱々のシシャモがおいしい。やはり居酒屋メニューは楽しい。


各自好きなものを注文しよう。折角大阪にいるのだから、「泉州水ナス」は外せない。

暑さを凌ぐ苦いゴーヤの天ぷら。

 

新鮮な刺身も盛り合わせで食べたいところだ。

ビールに飽きると、薩摩芋焼酎で旨いと人気が高い「赤兎馬」をロックで飲む。初めて味わったが、コクが抜群だ。これだけ旨いと、愛好している「黒霧島」では歯が立たない。

酒のアテと言えば烏賊の一夜干し

トロっとしたじゃがチーズ揚げ

アサリの酒むしも、何故か懐かしい

適当に酔いが回ってきたところで、お開きとなった。やはり大阪は、気楽に入れる店が多いのがいい。


B級グルメ会

2011-08-05 | グルメ・クッキング

今日は、朝から重い雲が垂れこめていて、いつ雨が降り出しても不思議ではない空模様だ。今日は、妻方の墓参りに行く。途中で雨が降り出してきたので、少しバタバタしてしまった。

午後はいつものメニューでフルート練習をする。ロングトーン、まずまずの最高音のCまでスムーズに鳴って、まずまずだ。アルテ20課NO2は、高音ファ♯からみの旋律がポイントだ。指の力を抜くと、指の調子いい。その後、バッハBWV1033、これは難物だが、根気よくやり続けるしかない。続いて「名曲31選」から数曲吹いて、今日の練習を終える。

夕方からミナミに出る。春に煙突掃除をしていただいたメンバーと「B級グルメ」で舌鼓を打つことになっている。集合時間にぴったり集合。今日はどこに連れて行ってくれるかと見ていると、千日前のど真ん中にぽかんと空いた空地に出てきた。そこに、今日の店がある。何とも言えないうらぶれた外観にニヤッとする。その名も「ぼんくら屋」。お好み焼きの店だ。

店の最深部の陣取ると、先ずは、再会を祝して乾杯だ。煙突掃除の際の写真を焼いておいたので、話が盛り上がった。「満腹コース」飲み放題付きをオーダーする。

まずは、特製サラダをアテにビールを飲む。

続いて、げその塩焼き。あっさり味なので、げそのうま味が生きてくる。

次はとん平焼きで、お洒落な出来栄えになっている。若い女性の声が増えてきた。

「だっと燃えるあごスジ炒め」はあまり印象に残らない、野菜炒めだった。

続いてネギたっぷりの塩焼きそば。塩焼きそばはほとんど食べないのだが、夏に食べると、なかなか爽やか感があっていいものだ。今日のメニューの中では一番美味しかったかな。

最後の、お好み焼きが出てきた。このころになると、大分ビールも重ねてきているので、かなりの満腹感が出ててきた。お好み焼きは、キャベツと粉が混ざり合って、とろけるような柔らかさだ。もう少ししっかりしてもいいかな、とも思った。


ビールはもうしんどいので焼酎の水割りに切り替え、ラストオーダーまで、たっぷり飲むことができた。「今度は、薪ストーブが燃えるときに行きたい」との声が上がったので、「是非、来てくださいよ。薪割りや、楽しい(?)作業がいっぱい待ってますよ」といって、お別れした。


串カツを楽しむ

2011-08-02 | グルメ・クッキング

晴れているが少し曇がかかっている大阪の空。今日も、なんとなく涼しい。

午前中、これまでとりためた写真を大阪の自宅PCにバックアップを取っておく。作業をやりだすと思いの他時間がかかった。PCのOSがVISTAで重く、メモリーの容量も小さいのが原因だ。

先日下漬けをしていた大根とミョウガの様子を見ると、大分水が上がってきていた。

それでは今日は本漬けをする。これで、7日ぐらいすると美味しい粕漬けを味わうことができるのが、楽しみだ。

午後は、フルート練習。今日は、高音のBとCがスムーズに鳴ってくれるのがうれしい。練習内容は昨日と同じだ。まあ、同じことを、倦むことなく、黙々と、続けていると、あるとき、「劇的な変化」が訪れるのを待とう。

夕方からミナミに出かける。いつものフルート教室の方と、一緒に串カツを食べることになっている。夕暮れの千日前、仕事を終えたサラリーマンが増え始めている。

久しぶりに法善寺横丁を通った。水をかけられた水かけ不動は苔むしている。小さなところだが、観光客には人気のスポットだ。


今日行く店は、「元祖新世界だるま」でなんば本店は法善寺横丁の前にある。丁度夕食時になってきたので、店は、ほとんど満員の盛況だ。

まずは、「飲む前に飲む」、胃薬で準備をしておこう。

そして乾杯だ。ここで出てくるキャベツが頼もしい。もちろんお代わり自由で、人によっては串カツはほとんど注文せず、このキャベツだけでビールを飲む豪の者がいる。

まずは旬の鱧だ、一口かむと湯気が上がり、身は柔らかく旨い。串カツの衣は、やや重くもっちりしているのが特徴。見た感じが、丸く膨らんでいる。パン粉は細かい、特製のサラサラのソースにたっぷり浸すのだ。レンコンはコリコリ、元祖串カツは小さな牛肉が入っていた、アスパラガスはしゃきしゃき、キスはほんのり甘かった。


続いてシイタケは、柔らかいので何かなと言っている間に食べ終わった。ベビーコーンはコリコリ、タコは少し具が少ないが不満だった。エビ、オクラは、普通かな。

 

最後はタマネギ、これも噛むと熱々の湯気がたち上った。ゲソも歯ごたえばっちりだった。ウズラ、モチ、チーズ。

大阪の串カツは、ぼってとした風貌だが、中身はしゃきっと旨い。大阪人を体現したようなを味わいだ。フルートの話などをしながら、旧交を温めることができた。


スペインへの憧れ

2011-06-09 | グルメ・クッキング

今日は大阪でフルートを習っていた教室のメンバーとスペイン料理を味わうことになった。場所は北浜の近く。店の名前は「EL PONIENTE」(スペインから吹く西の風)という意味。


店の奥に、2種類の生ハムが並んでいる。

まずはスペインビール「ボルダム」で乾杯。味が一番濃いということだが、独特のコクがあった。

付きだしはオリーブとビスケット


最初に出てきたのは、パスタならぬ、「タパス」=スペインの小皿料理、の赤ピーマン炒めとイカとグリーンピースの旨煮。

スペインパンは、独特の味わいのあるオリーブオイル「ダウロ」をたっぷりつけて味わう。この「ダウロ」はそのまま味わっても実に美味しいオリーブオイルだ。

次はイカの詰め物イカ墨煮。真っ黒でほとんど何が何やら分からなかった。イカの詰め物料理に挑戦したいと思っているのだが、余り参考にならなかった。

燻製の香りがほのかに香る生ハムは、いくらでも食べたくなるが、実に上手に「極薄」に切り揃えている。

ビールの次はワインに移ろう。ワインリストを頼むと、ものすごく種類が多いので、唖然とする。無難な白ワイン「トーレスヴィニャ・エスメラルダ」にしておこう。エメラルドという名の柑橘系の爽やかない辛口だ。

 


料理は、ウズラといっても、スペインは卵ではなくウズラの肉のグリルが出てきた。ほとんど鶏と同じような味がする。

 

パエリアならぬ「パエジャ」。ウサギの肉が入っている。食べてみると、食感、味は少し硬い鶏肉と変わらない。白ワインを愉しんだら、ロゼといこう。リオハの「マルケス・デ・リスカル」。エレガントな味わいだった。

デザートはプリン。売られているような甘さは全くない。キリリしまった、甘さとほろ苦さが男の口にはいい。

ほろ酔い加減で、ライトアップされている中央公会堂あたりまで歩き、散会した。


映画「サンジャックへの道」を思い出した。サンティアゴ大聖堂への800キロにもなる巡礼道、全ては歩き尽くせないが、その一部だけでも歩いてみたら、どうかな、と夢想する。


メキシコ料理

2011-03-27 | グルメ・クッキング

今日もいい天気だが、冷え込みがきつい。

夕方、大阪のフルート教室のメンバーと心斎橋で落ち合う。心斎橋は、いつもと変わらない人出だ。
「自粛ムード」一色になるのでなく、関西では元気を出してほしいとも言われている。

今日行った店はメキシコ料理「エル・パンチョ」。店の中は薄暗く、テーブルはオイルランプで照らされている。静かで、ゆっくり燃えるオイルランプは、停電の時にも役立ちそうだ。

メキシコと言えばコロナビール、ビンの縁にライムが挿されていて、それを絞って飲む。もちろん、コップなど使わずにラッパ飲みだ。味が薄いが、爽やかさは抜群だ。指の腱鞘炎が気になるので、聞いてみると、フルートを吹いている限りは治らないのでは、とのこと。

メキシコ料理と言えば、タコスだ。注文したものは、少し小さめだった。

フラワートルティーヤの上に、料理を載せるケサディージャは、ピザと同じだ。


もう一品トルティーヤで炒めた牛肉と野菜を巻いて食べるファヒータは、手巻き寿司と同じ感覚。テーブルには赤色(ロハ)と緑色(ベルデ)のサルサが置かれていたので料理に付けてみたが、汗が出てくるほど辛かった。トルティーヤは食べていると気付かぬ間に満腹になってくる料理だ。さほど大きく無い店なので直ぐに満席となり、注文はもういいというと「それではお勘定」をしてくださいとのことなので、店を出て散会となった。