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フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルートドュオ「エビス」リサイタルを聴く

2015-02-01 | フルート

今日は、大阪南港サンセットホールで行われた「フルートドュオ ”エビス”」のコンサートを聴きに出かけた。

"エビス"のお二人は、私がもと参加していた関西笛の会講師である、野原剛さんと小中公平さんだ。

お二人は、関西笛の会の講師をされながら、いろんな音楽活動を展開されている。

今日の南港は、晴れているが、風が冷たく寒い。ATCの大きなガラス窓からは、あたりは春のような日差しに包まれているように見える。
関西笛の会からも多くの方が来られていて、会場はほとんど満席の盛況だった。

野原剛さんは、マイクを片手に軽妙の語り口で曲の紹介などを行ってくれた。会場を笑わせる楽しい語り口に好感が持てる。

前半では、F.クーラウの「3つの二重奏曲作品81」、二人の息がぴったり合う素晴らしい演奏だっだ。
武満徹の「マスク」、D.シュニーダーの「プロヴァンス組曲」は、残念ながら曲想がつかめないまま終わってしまった。

後半からは、ピアノに河内仁志さんも加わり、演奏に厚みが増した。
G.Pテレマン「2本のフルートのための協奏曲ホ短調」の演奏が良かったように思う。
ソロ演奏もあった。野原さんは「G.フォーレ 幻想曲」、小中さんは「P.タファネル ミニヨンの主題によるグランドファンタジー」。
お二人の若さが溌剌とした力強い演奏と超絶技巧には会場からも、思わずため息が漏れていた。

アンコールの「真っ赤な太陽」の二重奏、これには驚いた。愉しさとテクニックがあいまった素晴らしい演奏だ。

今後とも若い二人の活躍に大いに期待したい。そろそろCDを出されてはどうだろうか。


久しぶりの 関西笛の会フルート教室

2014-12-27 | フルート

今日は、何年かぶりに関西笛の会フルート(我孫子)教室に参加した。

今回は特にOB、OGの参加もオーケーという「オープン教室」という企画だ。
我孫子教室はJR我孫子道から歩いて6,7分のところにある住宅の集会所だ。

練習会場に着くと、昔のメンバーが続々と集まってきて懐かしかった。もちろん
初めてお会いした方もいるが、すぐに親しくしていただいた。
午後1時30分から練習が始まった。講師は野原先生。まずは、ソノリテで音出
しの練習から。「肩の力を抜いて」、フルートの構えは(唇の下、左手人差し指
の付け根、右手親指の)三点確保、など具体的に指導を受ける。

それが終ると、「サウンド・オブ・サイレンス」「モーツァルトのメヌエット」
「夜明けのスキャット」の三曲を、4パートに分かれて演奏した。
旋律のパートと伴奏のパートの役割、曲の盛り上がりをどう作るか、などを意識
して演奏するようにとの指導あり。
何回か練習していくと、徐々に演奏がまとまってきて、美しい四重奏のハーモニ
ーを堪能することができた。

練習が終わってからは、もちろん、和気藹々の忘年会を楽しんだ。


フルート教室のクリスマス会

2014-12-21 | フルート

今日は拙宅で私が習っている鈴木フルート教室のクリスマス会があった。

題して「ちゃみたくハウスのムジーク・シューレ おとなのクリスマス会」。

第1部は発表会だ。

まずフルート三重奏で「アロハオエ」「魅惑のワルツ」「一週間」「故郷」
続いて二重奏は「旅愁」「モーツァルトの子守歌」「翼をください」

その後、メインのソロ演奏だ。

Fさんは、「ふるさと」「ハレルヤ」を演奏した。この1年で素晴らしく上達した。
続いてYさんの「間奏曲(カヴァレリア・ルスティカーナより)」「E・バッハの無伴奏ソナタ 第1楽章」、この演奏がよかった。
そして私の「精霊の踊り」。実はピアノ伴奏の練習会が大雪のため中止になったので、ぶっつけ本番になって、少し慌ててしまった。
自分としては、まずまずの出来だったかな。

その後Sさんと鈴木先生のチマローザの「日本のフルートのためのコンチェルト 第2、3楽章」。
現役の大学オーケストラのメンバーだけに素晴らし演奏だった。

続いて、ちゃみ先生との二重奏「レット・イッツ・ゴー」(アナと雪の女王より)で楽しませてくれた。

講師先生方の演奏はドップラーの「二本のフルートのためのハンガリーの主題による幻想曲」。お二人の息もぴったりで、ぐんぐん曲が進んでいく快感を味わった。

発表会の最後に、全員でモーツァルトの「アヴェ・ベルム・コルプス」を演奏した。美しい響きにみなさん、大いに感動した。
クリスマス会の雰囲気が、俄然高まった曲だった。

第2部は楽しい食事会。皆さんが腕によりをかけて、手作りの料理を持ち寄った。チラシ寿司、キッシュ、サラダ、おでん。
それにワインの差し入れが2本もあった。和気あいあいの語らいが夕方近くまで続き、暗くなる前に散会した。

 


今冬シーズン初めての雪となった

2014-12-16 | フルート

朝7時の外気温はマイナス2℃。ほどなく細かい雪が降り始めた。

少し水っぽい雪だが、昼過ぎには、7、8センチほど積もったであろうか。
あたりは一面の雪景色となった。

今日は、「チャミタクハウス」で、21日の発表会で演奏する曲のピアノ合わせがある。

午後は、それに向けてフルート練習をしていた。演奏曲はグルックの「妖精の踊り」だ。
美しい曲なので、普段から良く吹いているのである程度はこなれているのだが、
暗譜するほどまでには練習ができていない、テンポが不安定、表現力がまだまだだ、などの課題がある。

外の様子を見ていると、どうも雪は止みそうもない。

関係者で連絡を取り合い、どうするか相談した。
結局、「ピアノ合わせは夕刻からなので、帰宅が遅くなると思わぬハプニングも起こりかねない」ということになり、ピアノ合わせを中止
させていただくことにした。

少し残念な気がするが、まだ今シーズン雪道は慣れていないので止むを得ない。
ピアノ合わせは、ぶっつけ本番になるが、果たしてどうなるかな。


音を響かせよう (フルートレッスン 11月第1回)

2014-11-05 | フルート

今朝6時半の外気温は2℃、畑にはうっすらと霜が降りている。朝起きるとまずは、薪ストーブに火を入れる ようになった。

今日は11月第1回目のフルートレッスンがあるので明野の「チャミタクハウス」を訪ねる。
3日の「きいてけしコンサートVOL.12」について、しばし話をする。

レッスンは、ケーラーMedium Difficult NO2の曲をやる。ゆっくり吹けば、何とか曲は繋がるのだが、音が問題となった。

鈴木先生は「ソノリテ」を出してこられて、「これをやりましょう」と音作りの練習をする。まずは構え方だが、口の先 で音を出すのではなく、口腔内に空間を作って響かせる、下顎を引いて、空気をフルートの中に吹き込む。

次に、最強音~最弱音のパターンで、中音のFから、半音ずつ上向し、4点Cまで行くと、今度は下へ下降する

高音に上がるときにも、吹き方が変わらないようにする。ともすれば、息を強く吹き込んで高音を鳴らそうとしてしまう癖があるので、それを矯正しなければならない。

最強音が問題で、先生の音の強さに驚いた。私はいくら強く吹いても、それほど大きな音は鳴らないのだ。

腹の支えが弱い、息が効果的にフルートの管の中に入っていない、など考えられれるが、そもそも、普段の練習で大きな音を出していない、ということが分かった。

一人で部屋で練習しているのではそんなに大きな音はいらないので、大きな音を出す習慣ができていないのだ。
これらのことは、言わば、もっと早い段階で練習しておかなければならない課題であったが、何故か、真剣に取り組んでこなかったことの”つけ”が、今回ってきたということか。

色づいてきた庭の五色カズラ