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アストンビラ戦 基本に戻れ

2007-12-03 | アーセナル

アストンビラ 1-2 アーセナル


得点)ガードナー / フラミニ、アデバイヨール


HOME)アストンビラ

                  カリュー
                       アグボンラホール

            A・ヤング            C・ガードナー

                  バリー
                         S・ペトロフ

        バウマ                         メルベリ
                  ナイト    ラウルセン


                      カーソン

AWAY)アーセナル

                 アデバイヨール
                           フレブ

           ロシツキー                エブーエ

                  フラミニ
                          ディアッラ

        クリシー                          サニャ
                  ギャラス    トゥーレ


                     アルムニア


交代)    フレブ → ウォルコット
     ロシツキー → ジウベルト・シウバ
  アデバイヨール → ベントナー


主審)クリス・フォイ

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

セビージャ戦の記事の最後に、
「怪我人続出のこのチーム状況では、内容は問わないので、是非「結果」を残して欲しい。」
と書きましたが、まさにその通りの試合となりました(笑)
内容は本当に不甲斐なく、
勝ち点を取れたことだけが収穫と言っていい試合でした。


序盤、フラミニのミスパスをきっかけに喫した失点後、逆にアーセナルが得意のパスサッカーからリズムを掴んで比較的容易に逆転することに成功しましたが、問題はこの後にありました。


ダイレクトパスの連鎖で中盤を完全に凌駕し逆転すると、アーセナルは必要以上に落ち着いてしまいました。
まるで試合が決まったかのように、まるで練習かのように、パス回しにボールポゼッションに溺れ、試合を決める3点目を狙うべきところで、自分達のサッカーの“品評会”を開催してしまったのです。

現地コメンタリーが、
「(序盤にアストンビラが先制し、前半の内に同点逆転とするのは)マンチェスター・ユナイテッド戦と同じ展開だ。」
と言っていましたが、アーセナルが前述のように“遊んでいた”のに対し、ユナイテッドは逆転後もそのまま猛攻をかけて3点目狙い、それを達成して試合を決めたことが両チームの違いであります。

格下のチームが格上相手に前半の内にいとも簡単に逆転を許せば、自信を失うもの。
また、「常勝チーム」はその相手が自信を失った隙を突かねばなりません。
その、“本当に強いチームかどうかを計る大事な時間帯”を流し、アストンビラに息を吹き返す余裕を与えてしまいました。

そして、相手陣内奥深くでどれだけボールを回したと言っても、実は、アーセナルがこの日挙げたゴールというのは、
フラミニがPA内で力強く押し込んだものと、単純なクロスからのヘディングのみ。
アウェイでは、もう少しシンプルにシュートやクロスを選択しても良いのかと思います。


守備での課題は、「高さ」です。
「カリュー対トゥーレ」はカリューの圧勝。 トゥーレはまるでセビージャ戦のセンデロスのようにカリューへの対応に不味さを見せ、結局後半最後まで苦しめられました。


試合を分けたポイントは、
・ フラミニが早めに追いついてくれたこと
・ ロシツキーからジウベルト・シウバへの交代
の2つでしょう。
特に後者は、まだ残り時間が多く残っている中での明らかな守備的采配に不安を覚えましたが、ジウベルト・シウバが中盤の低い位置で非常に利いていました。
終始アストンビラが支配していた後半の展開が全体的に落ち着き始め、結果的にヴェンゲルの采配が当たったことになります。
ジウベルト・シウバ個人にとっても、セビージャ戦の汚名返上となるパフォーマンスを見せました。

 

 

選手個々の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

この日のアデバイヨールはまるで“一昔前のセンターFW”のようで、得点シーン以外はまるでダメでしたが、FWは「結果」を出せばOKということです。
終盤は疲れ切っていたので、ベントナーの投入はもう少し早くても良かったと思います。
それと、あまり注目されていませんが、フラミニがゴール後に興奮してユニフォームを脱ごうとしたのを、手で必死に押さえてそれを防いだのはナイスプレーでした(笑)
今の状況でフラミニにイエロー累積などで抜けられては困りますからね。 アデバイヨールの隠れた“チームプレー”です。


そのフラミニは、前半のミスパスを取り戻す以上の活躍を見せました。
レディング戦でも貴重なゴールを挙げたように、アウェイで頼りになる選手です。
セスク不在の中、攻撃でも貢献し、ハードワークを惜しまない姿勢を披露しました。

ディアッラは前半は良かったのですが、後半は時間が経つ毎に悪くなって行きました。
足元に自信があるのか、ボールを持ちすぎて失敗するシーンが目立ちます。

クリシーは、相変わらずのクロスの精度以外は完璧で、とても怪我をしていたとは思えない働きぶりでした。 もはや、代えの利かない選手です。

サニャは守備に課題が残りました。
ヤングのドリブルに四苦八苦。 ああいった小刻みなタッチのドリブルへの対応が上手くありません。
しかし、アデバイヨールのヘディングはサニャの絶妙なクロスから。 ここのところ、ユナイテッド戦、ウィガン戦とクロスのアシストを連発しており、精度は本当に高いです
クリシー、エブーエ、ウォルコットらはサニャからクロスを学んでもらいましょう。

 

この試合でフレブまでもが負傷。 疲労といい、怪我人といい、今が一番落ちている時期かもしれませんが、今回のように苦しい試合を勝って行くことが重要です。

次節の相手はニューカッスル。
向こうは現在絶不調ですが、それでもメンバーを見れば非常に怖い相手であり、アーセナル戦を1つのきっかけにしたいと考えているはず。
逆にアーセナルはここで勝って、未消化分を埋めて勝ち点差をさらに広げたいところ。

1つ疑問なのは、アーセナルと同じく「CL予備予選」を戦ったはずのリバプールに試合が組まれていないことです。
何故この最もスケジュールが過密する12月に試合が組み込まれたのか、理解できません。
日程面での不公平感は募ります。

 

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