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エル・クラシコ 広がった2強の差

2007-12-26 | リーガ・エスパニョーラ

遅ればせながら、「エル・クラシコ」について少しだけ。

 

バルセロナ 0-1 レアル・マドリード


得点)バチスタ


HOME)バルセロナ

                      エトー
            ロナウジョーニョ
                               イニエスタ

                  デコ        シャビ

                      Y・トゥーレ

        アビダル                         プジョル
                G・ミリート    マルケス


                    V・ヴァルデス

 

AWAY)レアル・マドリード

                 ファン・ニステルローイ

          ロビーニョ
                     ラウル
             バチスタ
                              スナイデル
                   M・ディアッラ

       エインセ                    セルヒオ・ラモス
               カンナバーロ     ペペ


                   カシージャス


主審)メフト・ゴンザレス

 

 

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「uefa.com」

 

 

両チームの現在の状況が、そのまま結果となって表れた試合でした。
“チーム全体で”戦っているレアルと、“個人個人で”戦っているバルサ
“チーム”が“個人”に勝つのは当然のことでしょう。


レアルは“アウェイの戦い”に徹していました。
中盤の高い位置でボールを奪ってからの手数をかけないカウンターが上手く機能していたと思います。

対して、バルサは、ロナウジーニョに代表されるように、攻撃に手数をかけすぎました。
ロナウジーニョは本当に周りと合っていないですね。
 ドリブルで仕掛けてボールを失う回数が多すぎます。
後半、シャビからボージャンへ交代するシーンでスタジアムから起きたブーイングは、
『代えるのは、シャビじゃなくてロナウジーニョだろ!』
という、ライカールト采配に対するファンの厳しい批判だったのでしょう。
デコ
にしても、運動量が少なく、存在感は薄かったです。


それでも、バルサの攻撃は迫力十分に映りました。 
メッシーがいないハンデはあったにせよ、選手間でのパス交換で相手ディフェンスを崩すシーンはなかったにせよ、あれだけの技術と突破力を持つ選手が集まれば、相手側にとっては脅威でしょう。
相手がレアルでなければゴールできていたというシーンは幾つも見られました。

メガクラブ故に、ちょっとした悪い波が立っただけで大袈裟にされますが、言われているほど深刻な状態ではないと思います。

今回は、主審のメフト・ゴンザレスの笛がかなりレアル寄りに傾いていたと思うので、そういった不運もあって、チーム全体の歯車が徐々に崩れていったのかと。

もう、あの主審はダメですよ。
全く何の問題もないゴールを、理由無く一方的にゴールと認めない人ですから(苦笑)
第一、笛の吹き方や選手に対する注意の仕方が非常に高圧的。 こういう、「審判は神様だ」といった高野連的な思考を持つ審判は大嫌いです。
主審としてのクオリティーが低くても、ロブ・スタイルズのように選手と笑顔で接している審判の方がまだ好感が持てます。

 

それにしても、バチスタはあんなゴールが決められる選手でしたっけ???
アーセナル時代は、“ゴール前どフリー”の状況で大きく枠を外していた男なんですが…
まぁ、全く使えなかった助っ人の話は置いといて、ここ最近のレアルは、カペッロ時代の良い部分を残しながら、チーム全体が進化している気がしますね。
個人的には、レアルは、「3点取られたら、4点取る」というサッカーの方がレアルらしいかなとは思いますが。
今回のような試合ができるなら、「CL優勝候補の筆頭」と言っても、決して過大評価ではないでしょう。

また、この日のカンナバーロとペペの出来は素晴らしかったです。
カンバーロはともかく、ペペは立ち上がりはかなり不安でしたが、時間の経過とともに良くなっていきました。

 

それとバルセロナですが、やはり、「バルサのセンターFW」はアンリよりエトーの方が合っていると思いました。
まず何よりシュートへの意識が高いですし、彼の前線からのチェイスが後方を助けています。 この2つがアンリとの最大の違いです。
アンリは怪我上がりでベンチ入りのみとなりましたが、1点ビハインドの状況で、ドス・サントスやボージャンが出て行く光景は、本人にとっては穏やかな状況ではないはず。

ただ、相手CBにとって“怖さ”を与えるのはアンリだと思いますが、チームの流れに上手く入っているのは、確実に若い2人の方だと思います。
アンリにとっては、今は我慢の時かもしれません。

 

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