『INFINI インフィニ』
INFINI(2015年オーストラリア)
監督:シェーン・アビス
脚本:シャーン・アビス
共同脚本:ブライアン・カチア(ノンクレジット)
原案:ブライアン・カチア
シェーン・アビス
出演:ダニエル・マクファーソン
グレース・ファン
ルーク・ヘムズワース
ブレン・フォスター
ルーク・フォード
■ストーリー■
23世紀に入ると、全世界の95%の人々が貧困層になり、そのため大勢の人間が惑星開発や軍事、宇宙探査などの危険な仕事に就いた。宇宙への移送は物質を信号に変換、伝送するスリップストリーミングで行われた。中枢神経にAPEX装置を埋め込まれた志願者が宇宙へと送られた。スリップストリーミングには高い致死率データ汚染の危険がともなっていた、。
銀河系の最も離れた基地”インフィニ”では揮発性の高い危険な燃料用の鉱物オーパスがあり、調査官モントリー・リースを派遣したが、リースを連れ戻そうとしたが自らAPEX装置を破壊、地球上のどこかへペイロードをつなぎ危険な物質を伝送しとうとしていた。また、リースを救助に向かった西基地の部隊はインフィニから戻ってくるものの隊員たちは正気を失い凶暴化、撃ち合いを始めるのだった。感染症を阻止するためロックダウンする基地から西基地のウィット・カーマイケルは不正テレポートでインフィニへと向かうのだった。
危険な物質の伝送を阻止するため、またウィットを救助するため東基地から部隊が派遣されるのだった。インフィニでは制御室に隠れていたウィットと接触することができ、インフィニでは凶暴化した作業員が襲ってきたことが分かるのだった。
□■□ネタバレあり□■□
今回はラストについてネタバレしてます。観てから読んで下さい。
■感想■
オーストラリアのSci-Fi映画。
監督のシェーン・アビスは、吸血鬼、狼男映画『シャドウ・ワールド』(2007年)、Sci-Fi映画『OSIRIS オシリス』(2016年)を監督しています。
製作総指揮では『ビギニング』(2015年)、『ベター・ウィッチ・アウト クリスマスの侵略者』(2016年)に関わっています。
すごーくマジメなSci-Fi映画でした。
字幕で設定の説明があるんですけど、、Sci-Fi映画が好きなんでしょうねぇ、、。
瞬間移動できちゃうって、超便利すぎなんですけど、、。
インフィニの基地では凶暴化する人間たちが襲ってくるので、てっきりゾンビ映画系??と思ったんですが、全然違ってました、、。
設定とか、すごく頑張っているのに、、なぜか中盤からどこかで観たコトあるような感じの作品に、、。
『エイリアン2』(1986年)とか『遊星からの物体X』(1982年)みたいな感じがしなくもない、、。2作品のようにエンターテイメント度高くないですが、。
大体1,600人の人間が犠牲になったような惑星なら、開発を中止してすぐに撤退しないと、、。
結局、オーパスは地球に来ちゃうし、、。伝送をストップした意味がなかった??
まぁ、オーパスがどんな感じで人類に影響を与えるかは、今作の終わり方ではわからないですが、、。
話の流れから考えて、みんなオーパスに複製されちゃってますよねー、。
主人公だけは、おちついて冷静だったから、なかなか感染していなかったみたいですけど、、。
地球でオーパスに寄生されて、凶暴化した人類同士が争うんでしょうか??
表面上、救出部隊のみんな、以前の意識持ったままみたいですし、、主人公も奥さんのところに帰れてハッピーエンディングみたいな終わり方になってますけど、ホントにハッピーエンディング??
でも、雰囲気的にはハッピーエンディングなんでしょうねえ。
カーク・ダグラスが生き残ってハッピーエンディングに見えて、実は全然ハッピーエンディングになっていない『悪魔が最後にやって来る!』(1977年)のアメリカ公開版みたいな感じではないですが、、。
そのあたりのコトはみんなで話あってね、、ってことなんでしょうけど、。
このハッキリしない終わり方、なんか、フランス映画みたいなヨーロッパ的な感じの展開、、。オーストラリア映画ですが、。
監督&脚本のシェーン・アビスはSci-Fi映画が好きなんでしょうね、、多分。
Sci-Fi映画度 ★★★★★
このあと気になっちゃう度 ★★
スリップストリーミングが良く分からない度 ★★
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