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『アナザー・エフェクト11:59』アナザータイムスリップ

2008-05-31 21:20:46 | サスペンス

アナザー・エフェクト 11:59
11:59(2005年アメリカ)
 監督          ジャミン・ウィナンズ
 脚本          ジャミン・ウィナンズ
 出演          レイモンド・アンドリュー・ベイリー
              B・アンソニー・コーエン

 ■ストーリー■
 少女連続殺人事件の容疑者を警察が追っているという情報を上司のアデルから得て、キャスターのリサとカメラマンのアーロンは容疑者を追うのだった。警察は容疑者を捕り逃しそうになるが、リサとアーロンの車の前に容疑者のヘースティングスが現れ、アーロンのカメラにおさめることが出来るのだった。
 TV局では、スクープをモノにしたアーロンは一躍、TV局内でもスターになるのだった。が、しかし、その晩、気を失ってしまうのだった。
 アーロンが目覚めると郊外の荒野に寝ている自分に気づくのだった。アーロンは気を失って、まる1日、時間が経っていたのだった。そして、その間に容疑者ヘースティングスが裁判所前で殺されるという事件が起きていたのだ。映像記者のチーフへの出世コースに乗ったと思われたアーロンだったが、今回の件でヒスパニック系の少年殺人事件の取材に回されてしまうのだった。取材中、アーロンは少年の殺人事件の犯人が、少女連続殺人と同じ犯人ではないかと思うようになるのだった。
 ヘースティングスは、選挙活動中の州知事候補ヘンソンの広報を一時やっていたので、今回の事件が州知事選挙のために作られたものではないかと疑うのだった。 
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 タイムスリップしてしまったカメラマンを描くサスペンス映画。
 ごくごく普通のデキの作品です。もっとすごい陰謀があるのかと思いきや、主人公が気づいたとおり、選挙戦にからんだ陰謀があるだけの作品でした。
 TVムービーでも良いくらいのデキの作品です。
 サスペンス映画好きな映画ファンが観ればそれなりには楽しく観れるとは思いますけど、わざわざ観るほどかというと、ちょっと考えちゃいます。
 主人公がタイムスリップした原因もわからないですしね。普通、こういう作品だと「なぜ、タイムスリップしちゃったの??」っていうことに対して、それなりの説明があるのに、今作の場合、その辺りの説明が一切無いですからね!!
 映画的に面白そうだから、「主人公のカメラマンをタイムスリップさせみようか??」みたいな感じです。
 
 でも、今作から“タイムスリップ”の要素を取ったら、全然魅力が無い作品になっちゃいますね。
 自分も今作から、そういう“タイムスリップ”の要素が無かったら観てないかも??
 ランニングタイム105分もエンターテイメント作品的には、ちょうど良い長さなんですけど、今作も内容的に言ったら長すぎです!長すぎ!長すぎ!あと15分くらい短くても全然OKです!本当は80分くらいでも良いと思うんですけどね。
 
 1970年代のアメリカのTVムービーの方が断然面白いです。同じくタイムトラベルを描いた作品だったらアーウィン・アレンが製作した『SFタイムトラベル シカゴ大火に遭った男たち』(1976年)とかの方が10000000倍面白いです。原案がアーウィン・アレンとロッド・サーリングなんだから当たり前といったら当たり前なんですけどね。ちなみに脚本は「刑事コロンボ」で多くの脚本を書いたジャクソン・ギリスです。
 事件もウィルスに襲われた現代を救うためにシカゴ大火があった時代にタイムトラベルするというスケールの大きい作品ですしね。オリジナルのランニングタイムも78分と短めで、すごく面白い作品です。TV放映時の日本語吹き替え付きでDVD化されないでしょうかね??
 まぁ、『SFタイムトラベル シカゴ大火に遭った男たち』は、リメイク版の『タイムマシン』(2002年)よりも10000000倍面白いんだから、今作と比べたらかわいそうですよね。
 というより、今作『アナザー・エフェクト11:59』の方が、リメイク版『タイムマシン』よりかは、はるかに面白かったです!!

 今作も、あと1ヒネリ、2ヒネリくらいしてくれたら良かったのに、中盤から後半にかけての展開が良くありがちな作品になっちゃっているのが少し残念かも・・・。 50点

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『ジョシュア悪を呼ぶ少年』退屈を呼ぶ長さ

2008-05-15 22:13:12 | サスペンス

ジョシュア悪を呼ぶ少年
JOSHUA(2007年アメリカ)
 監督          ジョージ・ラトリフ
 脚本          デビッド・ギルバート
              ジョージ・ラトリフ
 出演          ヤコブ・コーガン
              サム・ロックウェル

 ■ストーリー■
 ブラッドとアビーの夫婦は、9歳の息子ジョシュアと生まれたばかりの娘と幸せに暮らしていた。しかし、生まれたばかりの娘の泣き声等で、アビーがノイローゼになるのだった。また飼っていた愛犬が急死するなど不気味なことが、連続して起こり始めるのだった。

 ■感想■
 純真そうな少年が起こす事件を描くスリラー。
 この日本タイトルのサブタイトル「悪を呼ぶ少年」って、すでにタイトルでネタバレでしょう!!
 別にそこは重要なミステリー要素になっているわけではないですけど、ちょっとネタバレすぎかも。
 たしか、マコーレー・カルキン主演の『危険な遊び』(1993年)とかも同じようなテーマの作品じゃなかったでしたっけ??

 このテーマで大した事件も起きないです。
 
 「エンターテイメント映画的にしてはっ!」って意味です。

 実際には、こんなコトが起きたら大変ですけど。どうしようも無いし!!
 実際に起きたら、すごく怖い事件を描いている作品ですけど、映画的には、いかにも事件的に魅力が薄いです。普段、自分が観る作品が殺伐とした作品が多いためか、自分はあんまり怖くないかも??
 山犬の子どもでもないし、悪魔がのり移ったワケでもないですしね。

 最近は物騒な事件が多いですし、現実の世界で起きている事件の方が怖い気もしますしね。
 でも、本当にこんなコトが起きたら、どうしようもなくて困っちゃいますよね!!なんてたって、相手が子どもですからね!周りの人間たちは、正直に話しても絶対に信じてくれないでしょうしね。でも今作の少年ジョシュアも9歳ですからね。9歳といえば、それなりに大人ですし、もしかすると、主人公のブラッドは信用されるかもしれないですけどね。
 弁護士にペリー・メイソンかペトロチェリーを雇わなければいけないでしょうけどね。

 とにかく、この内容で、ランニングタイム106分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎ!長すぎです!
 あと30分くらい短くてよかったかも。
  
 丁寧に作っているのは分かりますけど、ちょっと丁寧すぎです。
 丁寧すぎてサスペンス映画やスリラー映画の演出としては、向いてないかも。ホラー映画、スリラー映画初心者向けって感じの作品に思えてきちゃいます。サンダンス映画祭や他の映画祭で絶賛されたらしいですけど、一般的には、そんなに絶賛するほどの作品なんでしょうか??
 「シチェス国際ファンタスティック映画祭」や「ジェラルメールファンンタスティック映画祭」や「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」とかで絶賛とか言われたら、それなりに意識して観るんですけどね。

 自分的には、全然、面白く感じることが出来ませんでした!日本劇場未公開もしょうがない感じですかね??なんか1970年代のホラー映画を観ている気分になるような既知感たっぷりな作品です。ここで、いう1970年代風は、良い意味じゃなくて、悪い意味ですからね。
 2007年の作品としての魅力を出して欲しかったです。2007年の作品として、もう1ヒネリ、2ヒネリしたストーリーで見せて欲しかったです。
 実は、おかしいのは、ジョシュアでなくて、姑だったとか、父親のブラッドが勘違いしていただけとか、もう少し考えて欲しかったです。
 
 でも、なんで、サンダンス映画祭以外の色んな映画祭で絶賛されたんでしょうね??多分、ホラー映画やサスペンス映画をあんまり上映されないような映画祭だったんでしょうかね??

 サスペンス映画を見慣れていない人はどうぞ!!10点

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『バンテージ・ポイント』ジグソーパズルアクション

2008-04-26 14:22:50 | サスペンス
バンテージ・ポイント
VANTAGE POINT(2008年アメリカ)
 監督 ピート・トラヴィス
 脚本 バリー・L・リーヴァイ
 出演 デニス・クエイド、フォレスト・ウィティッカー、エドゥアルド・ノリエガ、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーヴァー、マシュー・フォックス

 ■ストーリー■
 テロ撲滅のための国際会議が、スペインのサラマンカで、アシュトン米国大統領のもと行われようとしていた。大統領を守るために、自ら銃弾を受け大統領を助けたことのあるシークレット・サービスのトーマス・バーンズは今回の警護が仕事復帰の初めての仕事だった。そんなとき、広場でのアシュトン大統領のスピーチが始まろうとした瞬間、大統領が何物かに狙撃されてしまうのだった。混乱の中、爆発も起こり、広場では一層の混乱が起きるのだった。

 ■感想■
 大統領狙撃の現場にいた8人の証言をもとに違った視点で描くアクションスリラー。
 てっきり登場人物の視点が変わるごとに意味が変わってくる「羅生門」系の作品??と思って観たんですけど、同じシーンが何回も描かれて少しづつ真実が明らかになる手法のサスペンス&アクション映画でした。同じ23分間が色んな登場人物で描かれ、ホンの少しだけストーリーが進んでいきます。「羅生門」っていうよりも、バラバラになったジグソーパズルのピースが埋まっていく感じです!!
 それはそれで、斬新ですべてのパズルが埋まったときは、すごく快感なんですけどね!!

 8名の登場人物とは、大統領の護衛のシークレットサービスのデニス・クエイド、広場に来ていたアメリカの旅行者のフォレスト・ウィティッカー、市長の護衛のスペインの警官エドゥアルド・ノリエガ、大統領ウィリアム・ハート、母親に連れられてきた少女です!!あれ、5人しかいない!!
 実は、エドゥアルド・ノリエガが好きになったスペイン女性と、スペイン女性と話していた男性ハピエルと、テロリストで3名足して合計8名なんですけど、しっかり8名の視点で描かれるワケじゃないんですよね。(多分、この8名で合ってると思うんですけど、どうでしょう??)
 8名の中に入っているのかもしれないんですけど、実はTV局の上司役で「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーヴァーが出演してます。全然、活躍の場が与えられていないんですけど、すごくもったいないキャスティングのような気がします。
 
 少しづつ、少しづつストーリーが進んでは23分前に戻る趣向なんで、「また23分前に戻るんでしょ!!」とか思って油断して観ていると、いつのまにか、パズルのピースが埋まっていて、すべての要素がまとまってクライマックスに向かっていきます!!
 「あーっ、もう戻らないのね」
 そう気づいたとこは、映画はもうクライマックスに突入してます!!それにしても、主人公のデニス・クエイドが不死身すぎなのと、彼が一般市民から奪うブルーの自動車が全然壊れないんですけど、そこがいかにもアクション映画的!!
 そういうところがエンターテイメント映画の良いところなんですけどね!!まるで、その車会社の宣伝の映画かと思っちゃいました!(どこの車会社の車か分からなかったですけど、スポンサーについてないですよね??)

 スペインが舞台なんで、スペインの車ですかね??フランス車のプジョーかもしれないですけど、自分は外車は良く分からないんですよね。

 あと1点だけ!!アメリカからの旅行者のフォレスト・ウィテッカーですけど、普通の旅行者に見えないです。FBIの捜査官か、アフリカの某国の大統領か、殺し屋か、どう見ても普通の旅行者には見えないのだけは確かです!!でも、有名な俳優をキャスティングしておかないと、観客が混乱しちゃいますからね!!

 今作の同じ場面を何回も見せる手法ですけど、何回も使える手法では無いですけど、1回観る分には十分斬新です!『アイデンティテー』(03年)を観たときも変わったトリックに驚かされましたけど、違った意味で、ジグソーパズルのピース埋まり系映画にも驚かされました!この手法にプラス10点!!
70点 
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『メモリー 殺戮のビジョン』未公開サスペンス

2008-04-23 22:17:19 | サスペンス
メモリー 殺戮のビジョン
MEMORY(2006年カナダ、アメリカ)
 監督 ベネット・ダヴリン
 脚本 ベネット・ダヴリン、アンソニー・バダラッコ
 原作 ベネット・ダヴリン
 出演 ビリー・ゼイン、トリシア・ヘルファー、アン=マーグレット、デニス・ホッパー、テリー・チェン

 ■ストーリー■
 記憶喪失の権威ブリッグスは、アルツハイマー病の講演会のあと病院に呼び出される。病院に担ぎ込まれた患者は脳内出血と思われたがMRIを撮ったところ、脳の中の記憶中枢に関連した部位にのみ腫瘍が出来ていた特殊な事例だった。
 ブリッグスは患者が持っていた持ち物を調べた際に手を傷つけてしまい、患者が持っていた「謎の粉」を指から吸収してしまうのだった。その夜から、ブリッグスは不思議な幻を見るようになるのだった。それは、十数年前に起きた連続少女誘拐殺人事件の幻だったのだ。

 ■感想■
 『メダリオン』(03年)の脚本家の1人、ベネット・ダヴリンが監督したスリラー映画。
 ベネット・ダヴリン「夢で殺した少女」(ビレッジブックス)の映画化作品です!
 親の記憶を見ることが出来る(というより、「見てしまう」って表現の方が正しいですね)ようになった男が遭遇するスリラー作品です。
 でも、父親か母親の記憶しか見ないので、犯人は父親か母親なんで、すぐにネタが割れちゃいます。
 今作は、内容的にはB級スリラー映画なんですけど、主人公がビリー・ゼイン、脇を固めるのがデニス・ホッパーにアン=マーグレットって出演者が豪華すぎ!!
 このキャストを見ただけで、犯人の想像がついちゃうところが、B級の低予算作品っぽいって印象もあるんですけどね!
 このキャスティングはいかにもすぎてダメ!!ダメ!!ダメ!!
 怪しいと思わせる、キャストを、もう2~3人配役しておかないとダメでしょ!!大したストーリーじゃ無いので、サスペンス映画を観慣れてる映画ファンには、あんまり驚けない展開になります。これで、メジャーな俳優があと2~3人出演していたら、観ている映画ファンも犯人探しで喜べたのに!!

 まぁ、そんなキャスティングや大して驚けないストーリーとかを差し引いても、映画としてしっかりマジメに作ってあるので、それなりに面白く観れます!!劇場未公開の作品で、これくらいの作品を観れれば十分です!!少なくても、自分は大満足です!!映画を観るときに、期待しないで観るっていうのは大事なコトですよね!!
 「あれ、これってホメてるのか、けなしてるのか、良くわからない!!」
 ストーリー的には、主人公が見る幻影が親の物に限定しないで、どこかから勝手に流れ込んでくるイメージにした方が良かったのに!!容疑者が絞られすぎになっちゃうでしょ!!
 あと、ヒロインが描いた、森の中のマントの男の絵画なんですけど、あれって偶然なんですね!!「そんなぁ~、映画じゃあるまいし!!」って思っちゃいます。あの絵画って、ただ、主人公が、ヒロインと出会うためだけの小道具だったんですね!!
 もっと意味があると思っちゃいました!!普通は、意味があると思いますよね!!あの森の中のマントの男の絵画がストーリーと全然関係ないなんて、逆に驚きでした!! 

 ところで、本編が始まるときに“MEM-(O)-RE”って出るんで、てっきり現代はそうなのかな??って思ったら、最後にしっかり“MEMORY”ってクレジットが出てきました!!変わった原題だと思ってたのにね。65点

2009年10月23日にDVDが発売に!!
それも廉価版での発売!!未公開サスペンス映画ファンはぜひ!!
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夢で殺した少女 (ヴィレッジブックス)
ベネット・ダヴリン
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『ブレイブワン』ブレイブよさらば!

2008-03-18 23:15:33 | サスペンス
ブレイブワン
 THE BRAVE ONE(2007年アメリカ、オーストラリア) 
 監督   ニール・ジョーダン 
 脚本   ロデリック・テイラー
       ブルース・A・テイラー
       シンシア・モート 
 原案   ロデリック・テイラー
       ブルース・A・テイラー  
 出演   ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、ナヴィーン・アンドリュース
       メアリー・スティーンバージェン、ニッキー・カット

 ■ストーリー■  
 ニューヨークでラジオのDJをしているエリカは、夜、婚約者のデビッドと公園で散歩中に3人組の暴漢に襲われてしまう。エリカは九死に一生を得るもののデビッドは殺されてしまうのだった。
 警察の捜査も進まない中、エリカは自分の身を守るため拳銃を手に入れるのだった。ある日、コンビニエンスストアでの拳銃事件に遭遇したエリカは、とっさに隠れるが犯人に見つかってしまうのだった。とっさにエリカは持っていた拳銃で強盗を殺してしまうのだった。そのコトをきっかけにエリカは「自警市民」となり町のダニどもを殺していくのだった。

 ■感想■  
 ジョディ・フォスター主演、ニール・ジョーダン監督のサスペンス映画。 
 事件に巻き込まれ恋人を殺された主人公の一般市民が、拳銃を手に入れたことから、町のダニどもを殺し始めるというどっかで聞いたことがあるようなテーマの作品です。

 まるっきり同じテーマの作品にブライアン・ガーフィールド原作、チャールズ・ブロンソン主演の『狼よさらば』(1974年)がありました!
 
 ところで、“ランニングタイム122分”って、何??
 なんで、こんなに長いの?? 
 『狼よさらば』なら、94分なのに!! 

 ところで、今作って、『狼よさらば』のリメイクじゃなくて、オリジナル作品ってコトになるんですよね! 
 「えっ、なんで??」 

 今作って、絶対に『狼よさらば』のリメイクでしょ!!
 映画ファンが100人がいたら99人はそう思うはず!! 

 それに、なんで、主演がジョディ・フォスターなの??ジョディ・フォスターって製作総指揮で今作にも関わってるんで、よっぽど演じてみたかった役なんでしょうけどネ!
 頭の良い女優ジョディ・フォスターが演じて観たかった役が「自警市民」なんてね!
 
 それとも、このシリーズをライフワークにでもしたいんでしょうか??

 どこか次に住む都市の名前(「ロサンゼルス」とか「シカゴ」とか)の続編!
 プロの殺し屋になってニューヨークに帰ってくる「スーパー・ブレイブ」とか
 新聞社の会長に雇われて、組織をぶっ潰す「バトルガン・ブレイブ」とかとか
 引退して警察に保護されたあとも事件に巻き込まれる「ブレイブワン地獄のリベンジャー」とか続編を作る気なんでしょうか??
 
  『狼よさらば』は、チャールズ・ブロンソンは、最初、脚本を読んだとき、自分向きの作品じゃなくて、ダスティン・ホフマン向きな作品だと思ったとかっていうエピソードをどこかで聞いた気がするんですけど、それを考えると、今作のヒロインをジョディ・フォスターが演じるのもわかる気がします。
 いかにも拳銃を手にして、悪党どもを殺しまくるキャラクターでないジョディ・フォスターが今作の主人公を演じることに意味があるんですよね!
 今作の主人公がシンシア・ラスロックとかだったら、意外性のカケラも無いですからね。 
 
 ところで、ジョディ・フォスターがインタヴューを受けているときに、悪党マーローが映っているニュース映像がテレビで流れるシーンがあって、マーローの話題になったんで、てっきりコンビニエンスストアと地下鉄の事件の犯人に気がついたマーサー刑事が、ジョディ・フォスターを使って悪党どもを殺していくような展開になるのかな??
 とも思ったんですけど、そうもならなかったですね!
  『狼よさらば』で始まって『地獄の女スナイパー』(1992年)みたいな展開になるのかと思いきや、最初から最後まで『狼よさらば』でした!  

 何点か今作に希望が!
 まず、地下鉄のシーンでは、ジョディ・フォスターに新聞を読んでいて欲しかったです。チンピラに囲まれたジョディが新聞を下げると拳銃を構えているのが現れた方が良かったのに! 
 あとは、ジョディ・フォスターに助けられた女性が、助けてくれたのはアフリカ系アメリカ人だったとか言って欲しかった。助けられた女性の夫が助けてくれたのは、金髪の白人だったぞって言うんですよね!
 
  あとは、ラスト!
 ラストはやはり、違う土地に降り立ったジョディが、空港でチンピラに手で拳銃の形をして狙って欲しかったです!
 どうせ、似た作品を作るなら、とことん笑えるくらいマネして欲しかったです! 
 それにしても、アクション映画に慣れてないニール・ジョーダン監督の作品だけあって、チンタラ、ダラダラしてアクション映画ファンにはあんまりオススメできないデキに!!
 ここまで『狼よさらば』と同じテーマの作品を作るなら、もっとアクション映画の得意な監督に撮らせれば良かったのに!!  
 アンドリュー・デービス監督とかロバート・ハーモン監督とかクレイグ・B・バクスリー監督とか、もっともっと今作に適任の監督がいたと思うんですけどね。

  ジョデイ・フォスターだから続編はないでしょうけど、どうせなら、ロサンゼルスを舞台に、また新しい恋人を暴漢に襲われて殺されたヒロインが復讐するストーリーで作って欲しいです! 
 そのときは、恋人を殺した暴漢の1人を拳銃を構えて追い詰めたジョディが、その暴漢が十字架のネックレスをしているのを見て

 「神を信じているのか??」
 「あぁ、助けてくれ」 
 「じゃ、会いに行け!」ズドーン!!

 とかいうシーンを入れて下さい!!40
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ワーナー・ホーム・ビデオ

ブライアン・ガーフィールド原作『』の方が1000倍面白いです!

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『パーフェクト・ストレンジャー』犯人は??

2008-03-04 00:19:40 | サスペンス
パーフェクト・ストレンジャー
PERFECT STRANGER(2007年アメリカ)
 監督 ジェームズ・フォーリー
 脚本 トッド・コマーニキ 
 出演 ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ
 
 ■ストーリー■
 ロウィーナはデビッド・シェーンと名前を変え新聞記者として活躍していた。政治家のサックス議員のスキャンダルを突き止めたが圧力がかかりもみ消されてしまうのだった。怒って帰るロウィーナの前に絶交していた元親友グレースが現れる。グレースは広告会社H2Aの社長ハリソン・ヒルとネットで知り合い、不倫の関係として付き合い出すが、あるときから連絡がとれなくなりロウィーナに、この件を記事にして欲しいというのだ。そんなとき、グレースが殺される事件が起きる。ロウィーナはハリソン・ヒルが事件に関わっている感じ、ハッカーのマイルズにネットを操作してもらい派遣社員キャサリンとしてハリソン・ヒルの会社H2Aに潜入するのだった。
 
 □■□ネタバレしてるかも!□■□
 勘の良い人は映画を観てから!

 ■感想■
 ハル・ベリー、ブルース・ウィリス主演のサスペンス映画。
 監督は『NYPD15分署』(99年)、『コンフィデンス』(03年)のジェームズ・フォーリー。
 今作の宣伝コピーは「ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない」
 ってことで、劇場公開時もTVで宣伝されてました!

 1番怪しいのが、ブルース・ウィリス! 
 ってことで、ブルース・ウィリスは犯人候補から外します!(でも、映画を観ているかぎり、ブルース・ウィリスは、そんなに怪しく無いです!)
 さてさて、こんなスゴイ宣伝コピーなんだから、絶対にビックリできるはず!
 
 それにしても登場人物が少なすぎ!それなりに、登場人物は出てくるんですけど、名前もしっかり覚えられないような登場人物が多すぎ!
 
 ①殺されたと思っていたグレースは生きていた!死んだのは生き別れた双子の姉妹だった!だから、犯人はグレース!
 
 ②1番怪しいブルース・ウィリスが、やっぱり犯人!

 ③ハル・ベリーにH2Aの会社の情報を色々と教えてくれた同僚が犯人!
 
 ④ブルース・ウィリスの奥さんが犯人!

 ⑤ハル・ベリーのH2Aでの上司のアマゾネスが犯人!
 
 ⑥ハル・ベリーのH2Aでの上司とブルース・ウィリスの奥さん2人が犯人!

 ⑦画面に出てこない、グレースの恋人チャックが犯人!

 ⑧事件の捜査をしている刑事が犯人!

 ⑨連続殺人鬼が犯人!

 ⑩サックス議員が犯人!

 ⑪新聞社の上司が犯人!

 ⑫グレースの元カレのキャメロンが犯人!

 ⑬ハッカーのマイルズが犯人!

 ⑭最後まで犯人がわからない。

 ⑮ハル・ベリーの母親が犯人!


 とまぁ、いろいろと想像しながら観ちゃいました!ここで1番ビックリはやっぱり①でしょう!これくらいでないとビックリできないですよ!
 映画的に言うと、フランス映画のサスペンス映画『迷宮の女』(03年)とかくらいでないとビックリできないです!今作はミステリー映画でなくて、サスペンス映画なんで、オチはそれなりでした。でも、香港ノワールと思わせといて、実はそれなりのオチが待っている『ベルベット・レイン』(04年)とかもかなり驚かされました!なのに、ドンデン返し系の宣伝された今作がこんなオチだとは!!!
 こんな宣伝コピーだと必要以上に期待しちゃいます!でも、こういう宣伝されなかったら、今作『パーフェクト・ストレンジャー』ってリリースされても、すぐには観なかったでしょうね!このちょっとオーバーな宣伝は、これはこれでありでしょうね!あんまり驚かされなかったラストへの展開ですけど、映画自体が面白かったんでOKです!この宣伝コピーにプラス10点!

 まぁ、普通のオチでした!あれ、これって営業妨害ですか??でも、オチが普通でも、今作は良くできてます!こういうラストのオチがメインの作品だと、それ以外は何の特長も無い作品になりがちですけど、オチが分かっても、かなり面白く観れました!
 さすが、こういうエンターテイメント映画を撮りなれてるジェームズ・フォーリー監督の映画ですね!ランニングタイム110分と決して短くない長さですけど、一切退屈しませんから!最近のやたらランニングタイムの長いハリウッドのメジャー作品からしたら110分は、超短い映画になるんでしょうけど。

 でも、本当はもう少しミスディレクションして欲しかったです!世間を騒がせている連続殺人鬼とか、グレースが付き合っているチャックとか、そういうキャラクターをもっともっと画面に出して、観客に犯人と思わせてくれないと!

 まぁ、なんだかんだ言っても、深く考えないで観る分には十分楽しめます!!でも1つだけ!最後の方のマイルズの行動が理解できないです!ああなるのは目に見えてるのに!65点
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ビックリのラストは『迷宮の女』!!
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『ベルベット・レイン』にも驚かされました!
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『ビッグホワイト』ロビン・ウィリアムズ主演未公開。

2008-02-14 22:25:06 | サスペンス
ビッグホワイト
THE BIG WHITE(2005年ドイツ、カナダ、ニュージーランド、アメリカ)
 監督 マーク・マイロッド
 脚本 コリン・フリーセン
 出演 ロビン・ウィリアムズ、ホリー・ハンター、ウッディ・ハレルソン、ジオバンニ・リビシ


 ■ストーリー■
 アラスカで旅行代理店を営むポール・バーネルは5年間行方不明の弟のレイモンドの保険金を受け取ろうとするが、アラスカの法律では、行方不明になってから7年が経たないと保険金が下りないと言われるのだった。そんなある日、ゴミ箱で死体を見つけたポールは、死体を弟のレイモンドに仕立てる計画を思いつくのだった。ポールの計画通り、動物にかじられた死体はレイモンドだということになり保険金を受け取ろうとするが、保険調査員テッドは疑いの目を向けるのだった。また、死体が無くなったことに気が付いた殺し屋のコンビもポールが死体を使って保険金詐欺を働いたことに気づくのだった。しかし、そんなときレイモンドが帰ってくるのだった。

 ■感想■
 ロビン・ウィリアムズ主演の劇場未公開のサスペンス映画。
 ロビン・ウィリアムズ、ホリー・ハンター、ウッディ・ハレルソン出演でも、いまや未公開なんですね!特に宣伝しやすい作品ではないですけど、こういうこじんまりしたサスペンス映画こそ劇場公開して欲しいですけどね。
 ロビン・ウィリアムズ主演でも未公開作品があるくらいだから、ホラー映画やSF映画は、よっぽどの作品じゃないと劇場未公開になっちゃうんでしょうね。ただ、DVD発売のときの宣伝のための「劇場公開」だったら、DVDスルーのままで良いですけどね。
 まぁ、そう言っても自分も劇場にあんまり行かないんで偉そうなことは言えないんですけどね。でもDVDスルーの今作も、ちゃんと日本語吹き替えつきで出たからOKってことにしましょう。

 ロビン・ウィリアムズも善意のかたまりみたいな善人を演じるよりも、今作で演じたような役柄を演じた方が、はりかに魅力的です。
 
 劇場未公開ですけど、サスペンス映画としては及第点の作品です。偶然、死体を手に入れた男を描く、サスペンス映画としては定番みたいなストーリーですけど、十分面白く見れます。
 殺し屋のキャラクターもけっこう笑える感じで良いです。緊張感ある作品でないですけど、こういうキャラクターたちが活きてるので退屈はしないですよ。

 ロビン・ウィリアムズが殺し屋には手に入れた保険金の金額を聞かれて「10万ドル」、弟のレイモンドには「5万ドル」っていうあたりけっこう笑えました!まぁ、この金額でトラブルになっちゃうんですけどね。
 偶然、大金を手に入れた者たちを描くスコット・スミス原作、脚本のミステリー『シンプル・プラン』(98年)を少し思わせる作品ですけど、今作の方がユーモアがあってユルユルの展開です。まぁ軽く観れるサスペンス作品もいいでしょ!
60点
ビッグホワイト

タキ・コーポレーション

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『ウィッカーマン』なぜリメイク??

2008-02-12 23:38:42 | サスペンス

ウィッカーマン
THE WICKER MAN(2006年アメリカ)
 監督          ニール・ラビュート
 脚本          ニール・ラビュート
 出演          ニコラス・ケイジ
             エレン・バースティン
             ケイト・ビーハン

 ■ストーリー■
 自分の目の前で交通事故に遭遇し、親子連れが死ぬのを観てショックを受けた白バイ警官のエドワード・メイラスの元に、行方不明になったかつての婚約者ウィローから突然の連絡がくる。「娘のローワンが行方不明になったから探してくれ」というのだ。ウィローがいるのは故郷のワシントン州にある個人所有の島サマーアイルだという。一種のコミューンであるサマーアイル島に向かったエドワードだったが、非協力的な島の住民たちの態度により捜査は一向に進まないのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 これから観る人は読まないで下さい。

 
 ■感想■
 1973年のロビン・ハーディ監督、アンソニー・シェイファー脚本、エドワード・ウッドワード、クリストファー・リー出演のイギリスのカルト的な作品『ウィッカーマン』のリメイク!
 正確には、カルト的な作品でなく、カルト作品ですね!
 
 あの、あの、あのスリラー映画の傑作『ウィッカーマン』をリメイクしようだなんて、
 
 「なんで??」
 
 まぁ、日本の怪獣映画『ゴジラ』(1954年)をリメイクした企画もあったくらいだから、これくらいでビックリしちゃいけないんでしょうけど…。

 製作は主演のニコラス・ケイジとボアズ・デビッドソン、アヴィ・ラーナー等々。
 主演のニコラス・ケイジは製作でも関わってるから、やっぱりどうしてもリメイクしたかったんでしょうね!
 オリジナル版の脚本は、アンソニー・シェイファーで、リメイク版の脚本は監督もつとめたニール・ラビュート!
 『ゴジラ』をリメイクしたローランド・エメリッヒよりも恐れを知らないですね!

 
 ニール・ラビュート監督って、ホラー映画やファンタジー映画に思い入れが無い監督なんでしょうか? 
 普通だったら恐れ多くてリメイクしないでしょうから。
 
 『ウィッカーマン』をリメイクするなら、もっとこういうジャンルが得意な脚本家や監督がいたでしょう!でも、ニール・ラビュート自身がリメイクしたがっていたんでしょうから、代えようが無いんですけどね。
 身の程知らずの監督っていうことで名前を覚えちゃいました!
 ローランド・エメリッヒは監督の『ゴジラ』は、笑って許せる気がしますけど、自ら名作のカルト映画と言われる作品をリメイクしたくて企画を持ち込むなんて!!

 オリジナル版と、ちょっとだけ変えるんじゃなくて、ストーリーとかも大幅に変えてまるっきり違う作品にしちゃえば良かったのに!!今作を観る人は、オリジナル版の展開を知ってる人も多いはずだから、あのラストに向かっての展開は全然驚けないです。
 今風なキャラクター設定にしたんだから、もっともっと設定やストーリーも変更しちゃえば良かったのに!!あの冒頭の交通事故のシーンも要らなかった気もしますし、なんか、時間の浪費みたいな作品になっちゃってます!
 2006年の「ゴールデンラズベリー賞」のワースト作品賞、ワースト脚本賞、ワーストリメイク賞にノミネートされてますけど、そのノミネート自体、「あげすぎ」って感じです!「ゴールデンラズベリー賞」のノミネートまでにも達してないでしょ!
 
 大体、数年前に行方不明になった婚約者からもらった突然の手紙でわけの分からない島に行く主人公の設定にもムリがある気が。普通だったら、あの島に行かないでしょう。もし、ニコラス・ケイジが島に行かなくても、ニコラス・ケイジ以外にも色んな人に罠を仕掛けてるんでしょうけど。
 
 主人公のニコラス・ケイジが、すでにこの島で何が行われているのか知っていて、以前の犠牲者が自分の知りあいで、その復讐に来たとかいう設定で、クライマックスで島民を皆殺しにする展開とかでも良かったのに!
 死屍累々の血まみれシーンが展開されたら、オリジナル版を知っている映画ファンもビックリ!まぁ。そんな島民を皆殺しにするようなキャラクターだったら、島民から選ばれないんでしょうけど。
 もし万が一、そういう展開でも、「ゴールデンラズベリー賞」のノミネートでしょうけど。もう、リメイクしようとする企画段階で、ダメです! 30点
 

今作を観る前にはオリジナル版を観て予習を!

ウィッカーマン [DVD]
エドワード・ウッドワード,クリストファー・リー,ブリット・エクランド
ジェネオン・ユニバーサル
ウィッカーマン 特別完全版 [DVD]
ロビン・ハーディ,クリストファー・リー,エドワード・ウッドワード
スティングレイ



ウィッカーマン [DVD]
ニコラス・ケイジ,ケイト・ビーハン,エレン・バースティン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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エレン・バースティン,ケイト・ビーハン,ニコラス・ケイジ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

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『デッドリンガー』また双子!!

2008-02-04 00:25:15 | サスペンス
デッドリンガー
TROUBLE(2003年フランス、ベルギー)
 監督 ハリー・クレブン
 脚本 ハリー・クレブン、イザベル・クードリエ、ソフィー・イエ、ヤンル・ニヴェ、ジェローム・サル
 出演 ブノワ・マジメル、ナターシャ・レニエ

 ■ストーリー■
 孤児院で育ったマチアスは、妊娠中の妻と1人息子と幸せな家庭を築いていたが、あるとき双子の兄弟トマがいることを知るのだった。トマはジワジワとマチアスの家庭に入り込んで来るのだった。

 ■感想■
 フランス、ベルギーの双子を題材にしたスリラー映画。
 「え、双子??」
 双子をテーマにしたスリラー映画??もうそのテーマは、ネタが出尽くしてるでしょ!でも、フランス映画だっていうんで観てみました!
 ランニングタイム98分なんですけど、長すぎ!長すぎ!長すぎ!あと20分くらいカットした方が良いです!TVの90分枠の映画劇場で観たら面白く感じれたかも!(まぁ、今は90分枠の映画劇場の枠も無いんですけどね)
 とにかく20分くらいカットしたくなるくらい、それくらいテンポが悪いです!
 全然盛り上がらないです!もう出だしから映画を観るのに必死でした!全然画面に引き込まれないです!印象も陰湿だし、大したストーリーやオチじゃないし、こういうつまらないフランス映画があるから、ハリウッド映画をみんな観ちゃうんですよね。
 双子っていうから、てっきり双子じゃなくて、マチアスが2重人格なのかな??とか思ったんですけど、そこまでもひねってませんでした。本当の双子でした。
 
 フランス映画でも、ジャン=ポール・ベルモンドの『プロフェッショナル』(81年)や、ボブ・スウィム監督の『ラ・バランス愛しきは女』(83年)みたいな作品ばかりだったらフランス映画ファンが増えるのに!!
 そんな昔の作品を例に出さなくても、昨年公開された『あるいは裏切りという名の犬』(年)や、最近DVDリリースされた『サイン・オブ・デス』(『逃げろ!いつか戻れ』)(07年)とかみたいな作品ばっかりだったらフランス映画ファンがすごく増えるのに!!
 
 そういえば『プロフェッショナル』もNHK衛星放送のBSで放映されただけで、未ソフト化のままです!ジャン=ポール・ベルモンド、ロベール・オッセン出演のハードアクションの大傑作!!アクション映画ファンだったら絶対に観ておかなければいけない作品です!!どこかのメーカーさんがDVD化してくれないですかね!!お願いします!!
 @KOBAが最も好きな映画の1本『ラ・バランス愛しきは女』も未DVD化作品です!アメリカ人の監督ボブ・スウィム監督がフランスで撮ったノワールアクションの大傑作!今作のLDは確か英語音声でした。フランス語音声でDVD化して欲しいです。確か『ラ・バランス愛しきは女』は、TVの日本語吹き替えの映画劇場で放映されたことが無いので日本語吹き替え音源が無いはず。日本語吹き替え音声新録で付けて発売して欲しいです!!

 アクション映画やノワール物以外でも、レティシエ・コロンバニ監督の『愛してる、愛してない...』(02年)や、ルネ・マンゾール監督の『迷宮の女』(03年)のように、素晴らしいビックリ映画がフランス映画にはあるのに、今作『デッドリンガー』はストーリーもオチも平凡すぎ!ちょっとオススメできないです!10点
迷宮の女

ハピネット・ピクチャーズ

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愛してる、愛してない...

レントラックジャパン

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『ANOTHERアナザー』いつものトリック

2008-01-17 23:27:28 | サスペンス
ANOTHERアナザー
DARK CORNERS(2006年イギリス、アメリカ)
 監督 レイ・ガウワー
 脚本 レイ・ガウワー
 出演 ゾーラ・バーチ、トビー・スティーブンス

 ■ストーリー■
 スーザンとデビッドの夫婦は子どもに恵まれず、不妊治療を行っていた。そんなときスーザンは、夜毎、悪夢にうなされるのだった。夢の中で、スーザンはカレンという名の女性で、生活環境もまるっきり違う女性だった。医者に行くものの、不妊治療の不安と、夢の世界で世間を騒がせている連続殺人鬼「ナイトストーカー」のニュースが一緒になり、悪夢になったに違いないと診断されるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■ 
 ゾーラ・バーチ主演のサスペンス映画。
 夢の世界と現実の世界が交差するサスペンス映画。
 良くありがちなB級サスペンス映画のテーマだと思ってたんで観る気はなかったんですけど、今作の予告を偶然見る事があって、面白そうな作品だなぁと思って、早速借りてきました。
 ブロンドの髪のスーザンの世界と、黒髪のカレンの世界とどっちが現実なのかわからない展開でストーリーが展開していきます。
 「けっこう、これって拾い物かも!」
 と思って観ていたんですけど、終盤に向けてのトリック明かしの展開にはビックリ!
 「え、ただ、それだけ??」
 いつもの、いつもの、C級サスペンス映画のネタと同じだったのね!
 
 こういうトリックだったら、もっと単純に、現実の世界のゾーラ・バーチの世界をちゃんと描いた方が良かったのに!どっちの世界も現実だったら、今作のように等分のように描いても良いですけど、こんな単純なトリックを使うだけなのに、2つの違う世界を思わせぶりに等分に描いちゃって。
 こういうネタの作品をあんまり観たことない人には、それなりに面白いネタでしょうけど、1度でも同じようなネタの作品を観たことある人には全然魅力ないです。
 でも、一応、不条理な作品としてでなく、タネを明かしてるのでそこはフェアだったですかね。それだけでもプラス10点!でも後味が悪い作品です。40点  
ANOTHER

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『ダウト』ダウト!

2008-01-16 00:15:15 | サスペンス
ダウト
SLOW BURN(2005年アメリカ)
 監督 ウェイン・ビーチ
 脚本 ウェイン・ビーチ
 出演 レイ・リオッタ、LL・クール・J、メキー・ファイファー
ジョリーン・ブラロック
 
 ■ストーリー■
 元警官で夜学で勉強し地方検事になったフォード・コールは市長選に出馬することになっていた。インタヴュー中に、検察官ノラ・ティマーが警察に保護された情報がはいってくる。ノラは州1番の検察官でギャングからみの犯罪検挙率が3倍にしたほどの腕前の検察官だった。ノラが味方につけば街の浄化を公約にうたって市長選を戦うことができると思っていたのだ。
 ノラはハイウエイに飛び出してきたところを保護されたのだが、彼女の話によると、レイプされそうになったためストーカーの男性アイザックを正当防衛で殺したというのだ。しかし、その後、アイザックの友人のルーサーという男が警察にやって来て、事件は殺人だと言うのだった。

 ■感想■
 レイ・リオッタ主演のサスペンス。
 ドンデン返し系のサスペンス映画で、日本題も「ダウト」になってます。今回は観る前にドンデン返し系の作品と分かっていたんで、「二転三転するストーリーにだまされないぞ!」と思ってましたけどだまされました!まぁ、本当は「だまされた」というより、ストーリーが複雑すぎて、分かるはずが無いです!
 
 こういう作品はもっともっと単純なストーリーだと
 
 「だまされた!」
 
 って思うんですけど、ここまで登場人物が多くて二転三転すると、かえって「ストーリーについていくのがやっと」になっちゃいます。
 登場人物が本当に多すぎ!覚える間もなくドンドンストーリーが進んでいくので、ついていくのがやっと!正体不明のギャングのボス、ダニー・ルーデンとか名前だけ出てくる人もいるし。冒頭のレイプ事件以外にも、ギャングの組織もダニー・ルーデンの組織と「オーメン」っていう組織が出てくるし。そこへ、土地の都市開発をからめた陰謀や、人種問題をからめて、ストーリーもそれなりに複雑!そこへもってきて「羅生門」よろしく同じ事件を、ノラとルーサー2人が違う証言をするんですからね。
 
 でも、こういう作品は好きなんで、良いですけど。ランニングタイムが93分っていうのも、こういうエンターテイメント作品にピッタリの長さでちょうど良い感じです!
 
 レイ・リオッタが主演なんで、ケータイ電話の留守電を聞いたときには、レイ・リオッタが黒幕だ!って思ったんですけど、甘かったです。ちなみにその疑いはすぐに晴れるんですけどね!これ以上書くと“ネタバレ”になっちゃうんで詳しく書けないですけど、こういうダマシ映画が好きな映画ファンは必見です!

 悪役でもなんでもこなすレイ・リオッタなんで、ついうっかり疑っちゃいました。ここは、レイ・リオッタと一緒になって事件の深みにはまっていくしかないですね!
 でも、勘の良い人には、少なくとも1人だけは黒幕系か分かっちゃいますけど、それは作ってる方も分かって作っているんでしょうね。
 『ホワイトハウスの陰謀』(97年)、『アートオブウォー』(00年)の脚本家のウェイン・ビーチが脚本、監督した本作ですけど、だまされて楽しかったです!少なくとも『プレステージ』(06年)よりは「だまされた!」って感じで楽しかったです。
 これからも要チェックの監督さんですね!今後も、この路線で進んで行って欲しいです!でも同じようなオチは通用しないんで、次の作品では趣向を変えてサスペンス映画を撮って欲しいですね!75点
ダウト

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『消えた天使』アンドリュウ・ラウ監督ハリウッド作

2008-01-14 04:41:45 | サスペンス
消えた天使
 THE FLOCK(2007年アメリカ) 
 監督  アンドリュウ・ラウ
 脚本  ハンス・バウアー
      クレイグ・ミッチェル 
 出演  リチャード・ギア、クレア・デーンズ、アヴリル・ラヴィーン   

 ■ストーリー■  
 アメリカ合衆国では登録されている性犯罪者は50万人を超え、彼らを監察する監察官は1000人あたり1人にしか過ぎない。また、合衆国では2分に1人性的暴行を受けている。     
 ある人が言った。
 「怪物と戦う者は、いつの間にか怪物にならぬよう気をつけろ。長く深遠を覗き込む者は深遠からも覗き返される。」 
 
 若い女学生ハリエット・ウェルズが行方不明になる事件が起きて世間を騒がせていた。そんなとき、18年間、性犯罪者の監察官を続けてきたエロル・バベッジは、3週間後に退職を控え、自分の後任となるアリスン・ラウリーに業務の引継ぎを行っていた。
 が、ある日、行きつけのコーヒーハウスにハリエットの行方不明の記事が載った新聞にマークが付けてあり、エロルに挑戦するような感じでテーブルに置かれていたのだった。このハリエットの事件の犯人が、自分の監察している元性犯罪者たちの中にいると確信したエロルはアリスンの止めるのも聞かず捜査を開始するのだった。

  ■感想■  
 『インファナル・アフェア』(2002年)のアンドリュウ・ラウが監督、製作のハリウッド進出第1作のサスペンス映画。 
 なんか、リチャード・ギアのキャラクター設定が、まるで香港映画のエンターテイメント作品の主人公がそのままハリウッドの作品にやってきちゃった感じです。 
 香港映画では、普通のキャラクターでもハリウッドでは異質な浮きまくりなキャラクターになってます!  
 リチャード・ギアとクレア・デーンズとのやりとりが最高です! 
 強姦罪で新たに自分たちの州にやってきた性犯罪者の件で、後任のクレア・デーンズからの 「何やったんですか?」の質問に対して、 「何をしたかじゃなく、何をするかだ」 って返事するくらいは良いですけど、元性犯罪者に対しての態度がすごすぎ! 
 脅迫まがいの態度で接していきます!
 
 香港映画のノワール作品だったら、当然のキャラクターでもハリウッドでは強烈すぎ! 
 普通の態度で仕事をするクレア・デーンズに 「甘ちゃんなのか、やる気がないのか、どっちだ??」 まさに性犯罪者にたいしての“ダーティハリー”状態!  

 また、クレア・デーンズへの講釈が続きます。
 「性犯罪者はウソのかたまりだ!人の前じゃキチンとした市民として責任感のある態度をとる。相手に合わせてクリスチャンにもなるし、誓いもたてる。それはひとえに君のような連中が、他人への態度で私生活のすべてがわかると思っているからだ。外面は隠れみのだ!」  
 って、一時が万事、“ダーティハリー”のような暴れっぷり!
 もはや“ダーティハリー”を超えて、『真夜中の野獣刑事』のチャールズ・ブロンソン状態といった方が良いです。

 でも、こういうサスペンス映画なんで、リチャード・ギアの主張が正しいような感じで映画が進んでいきます。まぁ、そこはエンターテイメント作品ですから!!

 今作でのリチャード・ギアの主張は一貫して 「性犯罪者は更正できない!」 です! 

 なんてすごい主張なんでしょう! 

 確かに性犯罪は、再犯率は高いらしいですけど、エンターテイメント作品でのこの強い主張!主張が強い!香港映画みたい! 
 さすが香港映画の監督!もう少し、お国柄を考えて題材や主人公のキャラクターを選んで欲しかったです。 
 それにしても、リチャード・ギアの主張が正しかったのに、退職させちゃって、公共保安局も、捜査に入り込まれて文句を言っていた警察もバツが悪そうですよね。
 リチャード・ギアに謝るシーンとかあっても良かったのに。なんかそういう描写は欲しかった気がしますけどね。 
 でも、ハリウッド進出で、なぜこの題材を選んだんでしょう??こんな重たくてエンターテイメントに向かないテーマにしなくても良かったのに!このテーマは、アメリカのエンターテイメント作品では、決して喜ばれるテーマでは無いのに。 
 でも、アンドリュウ・ラウ監督は、アメリカ合衆国での問題のこの性犯罪っていうテーマに興味があったんでしょうね。それに今作は、モチーフに性犯罪を扱ってますけど、性犯罪そのものでなく今作のテーマは、オープニングとエンディングで繰り返されるモノローグですよね。     

 ニーチェの言葉から引用した「怪物と戦う者は、いつの間にか怪物にならぬよう気をつけろ。長く深遠を覗き込む者は深遠からも覗き返される。」
 犯罪者を追い詰めるあまり自らも怪物になっていくリチャード・ギアの苦悩が本作のテーマですからね!
 アンドリュウ・ラウ監督は『インファナル・アフェア』でも、組織に潜入したトニー・レオンの苦悩を描いてましたけど、主人公の苦悩を描くのが好きなんですかね?? 
 あと1点!今作でリチャード・ギアが観察している美容師の女性の元犯罪者って、性犯罪者でないような気がするんですけど。どちらかといえば、猟奇事件の犯罪者のような気が。  

 いや~、この重たいテーマの作品を良くエンターテイメント作品に仕上げましたね。それもランニングタイム105分って!ちょうど良い長さです。
 エンターテイメント作品のことが良く分かってますね。ところで、テーマがテーマだけに、今作は違う監督に撮り直させてアメリカでは公開されるみたいなんですけど、もうアメリカでは公開されたんでしょうか??公開されたら評判が気になります。 
 アメリカ公開版も観てみたいですね!
 『リチャード・ニクソンの暗殺を企てた男』(2004年)のニルス・ミューラー監督が編集して96分(アメリカ)、97分(カナダ)になっています!日本で公開された105分版と97分版をカップリングして2枚組みでDVD化して欲しいですね!105分版はもう持ってますけど、買いなおしますからね。
 
 こういう作品を堂々と作れるハリウッド、まだまだ捨てたもんじゃ無いですね!好き嫌いはあるでしょうけど、エンターテイメントの中にも多少社会問題を取り入れた作品です!(あ、多少ですからね!いや、ホンの少しだけかな??)80
消えた天使 デラックス版

ジェネオン エンタテインメント

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『ザ・サイン』未公開サスペンス

2008-01-12 17:11:35 | サスペンス
ザ・サイン
AFTER IMAGE(2001年イギリス、アメリカ)
 監督 ロバート・マンガネッリ
 脚本 ロバート・マンガネッリ、トニー・スキラッチ
 出演 ジョン・メレンキャンプ、テリレーヌ、ルイズ・フレッチャー

 ■ストーリー■
 犯罪現場の写真家ジョーは、クリスティーンという少女が殺された惨殺現場の写真を撮るが、被害者の幻を見るようになり仕事をしばらく休み、休暇を取ることにするのだった。ジョーは一時、おばコーラのもとに行くのだった。そこでコーラの世話をする耳の不自由な女性ローラに出会いひかれていく。だが、ローラは予知能力で殺人現場を思い受かべる力を持っていたのだった。

 ■感想■
 ロックシンガーのジョン・メレンキャンプ主演のサスペンス映画。
 自分は音楽に弱いので分からないですけど、ジョン・クーガーでデヴューしたあと1980年代初頭にジョン・クーガー・メレンキャンプと改名して、1990年代初頭より本名のジョン・メレンキャンプとして音楽活動をしているみたいですね。
 映画的には2002年の犯罪物『テキサス・クライム・ジャンクション』に出演してます。
 
 ところで、今作なんですけど、淡々と進んでいきます!それもちょっとノンビリした感じで!
 主人公のジョン・メレンキャンプが少女の幻を見るようになって、仕事道具のカメラを川に捨てるまでが約8分!ジョン・メレンキャンプが、ローラと出会い話すようになるまでが約20分。


 それにしても、予知能力があるといった女性にモンタージュ作らせたりして、アメリカの警察って超能力に理解がありますね!モンタージュ作らせるだけでなく、「彼女も危ないぞ」って心配までshてくれるんだから。日本だったら、
 
 「何、寝ぼけたこと言ってるんだ!」
 
 って怒られるか、下手したら犯人扱いでしょうからね!(なんか、日本の警察のイメージが悪くてすいません。もっと親切なのかな??)
 
 エンターテイメントの世界でも、予知能力を持ったヒロインを描いたこういう作品を作れるんですから。日本だったら、映画はおろか、TVの2時間サスペンスでさえ、こういう設定ではドラマを作りませんもんね。見てる視聴者からクレームが来るんでしょうね。
 
 「何が予知能力よっ!」って怒られそうですもんね。
 
 ところで、今作の犯人が使ったビデオテープのトリック、あれはダメでしょう!主人公が最後まで見ないで警察に持っていったら、犯人の顔がバッチリですもんね。あとせっかくの予知能力もあんまり生かされていないような気が!でも、その予知能力の設定が無ければ自分も観てないですけどね。じゃ、やっぱり予知能力の設定は必要でしたね。

 でも、今作の犯人って、頭がオカシイし、どうやら死にたがっているんでしょうね。深層心理で死にたがっているんじゃなくて、本当に死にたがってます!そのあたりの描写が甘いので今一盛り上がらないですけど、未公開のサスペンス映画としては及第点です!これくらいの面白さなら十分!ランニングタイムも92分と短いのも良いです!でも前半のノンビリな展開を考えると、前半はもっと急いで、後半の犯人の性格設定とかを描いた方が良かったのかも。そうすればもっともっと面白くなったのに!残念!60点
ザ・サイン

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『ストレンジャー・コール』オリジナル版を観ろ!

2008-01-08 00:38:32 | サスペンス
ストレンジャー・コール
WHEN A STRANGER CALL(2007年アメリカ)
 監督 サイモン・ウェスト
 脚本 ジェイク・ウェイド・ウォール
 出演 カミーラ・ベル、トミー・フラナガン

 ■ストーリー■
 人里離れた豪邸のベビーシッターにやってきたジルのもとにいたずら電話がかかってくる。最初は相手にしていなかったが、あまりにもしつこい電話に恐怖を感じるようになるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 1979年のフレッド・ウォルトン監督の傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』のリメイク作品です。
 なぜ、リメイク??
 傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』のプロローグの部分だけで1本の映画にしちゃってます!これはヒドイ!オリジナル作品の内容を3倍か5倍にでも薄めたような作品になってます。リメイクの今作では映画の本編に入る前に、殺人鬼が違う場所で起こした事件を描くシーンがありますけど、そうまでして間延びさせなきゃいけないの??
 映画が始まって30分も40分もダラダラした展開で、本当に盛り上がらないです!ベビーシッターやっているヒロインのところに友人が訪ねてきたりして、グダグダ会話をしているシーンなんか本当に1980年代後半のつまらないスラッシャームービーみたいな感じです。
 
 なんでオリジナル版で15~20分くらいの内容の部分を93分もかかって見せられなきゃいけないのか、観ている間、疑問に思っちゃいました!本当に30分くらいですむような内容の作品です!
 オリジナル版を知っている映画ファンや、都市伝説を知っている人には家の中から変質者が電話をしているなんていうところも全然盛り上がらないですしね!リメイクの意味が分からないです!それになんとベビーシッター先の子どもたちが生きている展開にはビックリ!「なんだ、こりゃ!!」
 1980年代後半のスラッシャームービーにもなっていなかったです!!

 今作に比べたら同じくサイモン・ウェスト監督の普通のデキの作品『トゥームレイダー』(01年)が大傑作に思えてきちゃいます!

 オリジナルの作品では、最も面白かったプロローグの部分ですけど、だからといってそこだけ取り出して1本の作品にしちゃうなんて、もはやリメイクでもなんでもないでしょ!
 ところで、今作でも描かれる
ベビーシッターがいたずら電話をもらって、警察に調べてもらうとその家からかけられてるといことがわかる
 というアメリカではポピュラーな都市伝説なんですけど、それって、かなり前からあった都市伝説なんですかね??
 それとも『夕暮れにベルが鳴る』が余りにも衝撃的だったんで、そこから生まれた都市伝説なんじゃないのかな??って自分は思ってるんですけど、どうなんでしょう??アメリカの都市伝説に詳しい人がいたら教えて下さい。
 だって、『夕暮れにベルが鳴る』だって1979年の作品だから今から30年前の作品ですもんね。この映画からこういうベビーシッターの都市伝説が生まれても、全然不思議は無いですよね。

 それにしても、「オリジナル版に、何の敬意のカケラも無いようなこんなリメイク作るの止めて欲しい」っていうのが、今作の1番の感想です!
 今作のDVDを発売するんなら、オリジナル版の『夕暮れにベルが鳴る』を日本語吹き替えつきでDVDで発売して欲しいです!リメイクばかり作ってないでオリジナル版を見直した方が良いです!20点
ストレンジャー・コール

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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『ラッキーナンバー7』7はスレヴン不吉のナンバー??

2007-12-26 23:34:31 | サスペンス
ラッキーナンバー7
LUCKY NUMBER SLEVIN(2006年アメリカ)
 監督 ポール・マクギガン
 脚本 ジェイソン・スマイロビック
 出演 ジョッシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレー、ダニー・アイエロ

 ■ストーリー■
 青年スレヴンは、友人ニックに会うためにニューヨークへやって来る。不運続きのスレブンはニューヨークでも強盗にあい免許証を盗まれてしまう。しかし、ニックは不在で、彼の部屋にいたところ、スレヴンをニックと思った組織の部下が借金を返させるためにボスの元へ連れて行くのだった。

 ■感想■
 ジョッシュ・ハートネット主演のサスペンス映画。
 友人と間違われたために、ギャング同士の争いごとのトラブルに巻き込まれていく主人公を描いています。
 ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー、ルーシー・リューとやたら出演者が豪華です。
 
 何の予備知識も無く観たんで、この展開にビックリ!こういう作品だったんですね!まさか二転三転するような、ドンデン返し系の作品だとは知りませんでした。
「友人に間違われた主人公がなんだかんだ言ってトラブルに巻き込まれながらも、最後はうまく事件を解決して終わる映画なのかなぁ」とか勝手に思っていました!

 友人に間違われて、ギャング間の争いに巻き込まれているのに、主人公のジョッシュ・ハートネットやたら落ち着いてるので「何落ち着いてるの??」って感じです。普通だったらビビリまくりなのに!
 映画本編を観れば、なんでそんな風なのか分かるんですけど、観ている間は
「いくら映画でも、ジョッシュ・ハートネット落ち着きすぎ!!」
 とか思って、観ているこっちがドキドキしちゃいました。

 ブルース・ウィリスも、ルーシー・リューも良い役です!おいしい役ですよね。ブルース・ウィリスはカッコ良いし!ルーシー・リューは可愛らしいです!

 「いや~、面白かったです!」

 何の事前情報も無く映画を観るって良いですね。観ながらストーリーを想像していたんですけど、全然違う展開になっていきました!
 何か書いても<ネタバレ!>になっちゃうのであまり書けませんけど、すごく楽しめる作品なのは確かです!

 ところで、ネットで見てたら今作のこと、「途中でネタがわかっちゃた」って映画ファンが多いんですけど、それってすごすぎ!自分は、全然わかりませんでした!
 っていうより、こういう風な作品だとは思ってもいなかったんですけどね。とにかく今作を観ようと思っている人はなるべく事前に作品の情報を得ないで観た方が楽しめますよ!70点
ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション(2枚組)

ハピネット・ピクチャーズ

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