指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

キリスト教が布教に失敗した国はどこか・・・日本

2019年11月22日 | 政治
明日、ローマ法王が来日される。
38年ぶりとのこと。

      

言うまでもなく、法王は、世界のカソリック教徒の最高の位置におられ、本来政治的な立場はないが、その言動は世界中に大きな影響を与えてきた。
さて、そのように世界中に大きな影響のある法王だが、世界でキリスト教が、カソリックのみならずプロテスタントも含めて布教が上手くできなかった国、地域はどこだろうか。

意外にも、それは日本である。
かつて日本のキリスト教の信徒は、5%くらいと言われていた。
だが、今はもっと少ないと思う。
その理由は、日本には天皇がいるからであり、また太平洋戦争中に、日本ではキリスト教は戦争に対して抵抗しなかったからだと思う。
明治、大正、昭和(戦前)の時期は、平和と民主主義を目指す運動としてキリスト教の存在があったが、戦時中以降はいなくなったことが存在意義の喪失になったと私は思うのだ。

                

鈴木則文監督の映画『聖獣学園』で、神父役の渡辺文雄は言う、
「アウシュビッツで、広島で、長崎で人は何をしたんだ、その時神はなにをされていたのだ、神は死んだのだ!」
と叫び、多岐川由美をはじめ、女を犯しまくる。
なかなか意義深い映画だと思ったものだ。
みちろん、多岐川由美の裸を目当てに見に行ったのだが。


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