指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

筑波久子を最初に見た映画 『花影』

2024年01月31日 | 映画

筑波久子という「肉体女優」がいたことは知っていたが、見たことはなく、最初に見たのは、川島雄三監督の東京映画の『花影』である。

そこでは、彼女は、銀座のクラブのママの山岡久乃や池内淳子の同僚だったのだが、弁護士の有島一郎に金を出させて自分の店を持つちゃっかりした女としてでて来た。

その頃か、すぐ後に彼女は、日本を出てアメリカに行ったのである。

             

本当に頭の良い女性だったようで、肉体女優というには、あまりふさわしいようには見えなかった。

その第一が、やや舌足らずなセリフと声で、私には、後に初期の主演作を見てもちぐはぐな感じがしたのだ。


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