指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

ひどかった事業は

2020年04月23日 | 政治
コロナウイルスで、国民全員に10万円が配布されるとのこと。
思いだすのは、以前「地域振興券」が配られた時のことだ。
40年間横浜市に勤務して、この地域振興券と「2000年問題」がバカバカしかった二つの案件である。

                     

「2000年問題」は、「世紀が代わる2000年1月1日に、コンピュターが誤作動する」とのデマ情報で、横浜市でも高秀市長のご指示で、各局区の総務課は12月31日の夜中も待機となった。
私もある区で総務課長をやっていたが、係長たちが「待機しますから」というので、普通の大みそかを過ごして元日の昼近くに区役所に出て行った。
すると前夜から待機していた総務課の係長と職員は、夜から飲んでいて寝ていたが、当然にも誤作動は起きていなかった。
この時、小学生だった私の次女は、「地球が滅亡するの」と思っていたそうだからひどいデマだった。

さらに地域振興券の配布も、異常な事業で、通常業務外なので、臨時に20人くらいのパート職員を雇用し、さらに監督者を2人使っていた。
もちろん、国の金なので、われわれにはどうでもよかったが、税金であることに代わりはなかった。
今回は、郵送や金融機関への振込で行うそうだが、やはり受付の臨時職員の雇用は必要となるのだと思う。
要は、税金の無駄使いであることに代わりはない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。