指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『タイタン・ライブ』

2012年10月28日 | 大衆芸能

爆笑問題が出るライブがあるというので、川崎東宝まで行く。

本当のライブ会場の赤坂ACTシアターの方はすでに満席だが、映画館でのライブ中継で見られるというので、予約して元川崎岡田屋のDICEに行くことにしたのだ。

タイタンは、爆笑問題が所属している事務所で、基本的には同事務所の芸人によるライブだが、他の芸人も出てきたようで、今回が100回目とのこと。

もちろん、トリは爆笑問題で、格が違う面白さと鋭さだった。

それに、昨年亡くなった立川談志が2010年に出たときの映像も約10分あった。もちろん、落語ではなく、得意のジョークを話したが、中で二つ分からないのがあった。

他の芸人では、麒麟が一番面白く、『ホームレス中学生』の田村裕ではなく、川島明の低音の声の良さにはしびれた。この二人の漫才は、レベルがかなり高い。

他には、キャイーンの他では、初めて見たが「東京03」というコント3人組、ものまねの「ホリ」が面白かった。

タイタンの若手芸人も出たが、中ではマルセル・マルソーの孫弟子という長井秀和のマイムはさすがだが、創価学会ネタでしか笑いが来ないのは可哀想だった。

この事務所の名前のタイタンは、カート・ボネガットの小説『タイタンの妖女』から来ていると初めて知ったが、太田光のセンスである。

川崎東宝シネマ