経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

煙草はいらんかね~♪

2012-08-05 18:11:38 | ひとりごと

 千代田区が全国初の「罰則付き路上喫煙禁止条例」を制定して10年が経過した。そもそもこの条例は繁華街などでの歩き煙草から、子供の目を守ろう、ということがきっかけとなり制定されたと聞く。そしてこの条例が施行されてからというもの、煙草は全面的な大悪人扱いされるようになってしまったのである。
 最近ではビル全域、または敷地内全面禁煙が増えてきたし、新幹線も全車両禁煙になりつつある。果ては禁煙の喫茶店や、酒場までもあるという。これは一体どういうことだ!。国が煙草を独専販売して税金をガッポリ稼いでおきながら、まるで禁煙法が発令されたかの如くじゃないか。アメリカ並と言えばそれまでだが、それにしても何故こうまでも、過激な煙草いじめがエスカレートしてしまったのだろうか。

 確かに煙草は、昔から百害あって一理なしと言われているし、肺ガンなどに罹り易いことも確かであろう。だがそれは煙草を吸う側の問題であり、他人がとやかく言うことではない。従ってタバコが嫌われている理由はほかにあるのだ。
 つまり煙草を吸わない人にとっては、単に煙たいだけではなく、副流煙の心配が深刻なのであろう。それと火災の原因、あとは混雑している場所での、歩き煙草の危険性である。だから本来は、これら他人に迷惑になる煙草の吸い場所と吸い方だけを、規制すれば良いはずである。それなのに、すでに煙草そのものが麻薬同様に嫌われる存在となってしまったのだ。
 ではもう一方の必要悪である酒のほうはどうだろうか。車内でゲロを吐いたり、飲酒運転による大惨事や、酒がらみで暴力沙汰になったりと、タバコ以上にご迷惑なのに、煙草のようには嫌われていないのである。

 たぶん嫌酒運動を広めると、酒屋や飲み屋だけではなく、繁華街そのものが壊滅し、日本の経済構造をも歪めてしまう・・・というような事態を恐れているのであろう。また禁煙者が増えても困るのは煙草農家と、日本たばこだけ。もちろん税収減には繋がるのだが、それは消費税など別の税収でカバーすればいいと考えているのではないだろうか。
 とにかくここ数年、煙草の嫌われ方とイジメ方は異常であり、どこかに感情的なしこりが潜んでいる気がしてならない。なぜ煙草はここまで追い詰められてしまったのだろうか。喫煙者たちは多額の税金を払い、女性たちに毛嫌いされ、常にオドオドしながら怯えている。そして最後は、肺がんで死んでゆくという悲惨な運命なのである。トホホホ・・・。

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