経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

転職を甘く見ないほうがよい

2024-08-25 18:02:11 | 一口メモ

 最近TVで転職CMが目立つようになった。そしてあたかも転職が簡単で、そこには楽しい未来だけが待っているようなイメージを植え付けている。確かに現状は売り手市場であり、ある程度有利な条件での転職が実現可能かもしれない。
 だが転職10回以上を経験している私に言わせれば、余り転職を甘く見ないほうがよいとアドバイスしたい。まず転職したら新しい環境に慣れるまでには、少なくとも3か月間以上はかかるはずである。たとえ同じような職種を選んだとしても、通勤環境の違い、システムの違い、会社風土の違いや人間関係の構築などなど、体と心が馴染むまでにはそれなりの時間と辛抱を必要とするのだ。

「いや私は人見知りしないし、システムや環境の違いなど簡単に制覇できる」と豪語するスーパーマンもいるかもしれない。だが自分はそれで良いかもしれないが、何事も相手がいることを忘れてはいけない。相手はスーパーマンではなく普通の人間である。いろいろな価値観や性格の異なる人々と一緒に仕事をしなければならない。だからどんなに早くても、新しい組織に馴染むには3か月間以上はかかると言ったのである。場合によっては1年以上かかるかもしれないのだ。
 たいていの人は、その3か月間以上かかる辛抱に耐えきれなくなって、せっかく選んだ新しい職場に馴染めないまま退職してしまい、その後に何度も転職を繰り返すものである。そしてだんだん条件の悪い会社へと落ちぶれて行く。

 だからと言って、転職がいけないと言っているのではない。現在の職場が斜陽産業だったり、社内風土が古すぎて自己実現が難しかったりして、将来に期待ができないと見極めたときはさっさと転職すべきであろう。ただ漠然と転職するのではなく、転職先に売り込むためにも、日頃から自分自身の得意技を磨いておく必要がある。あくまでも転職は、前向き思考でなくてはならないのだ。

作:蔵研人

 

下記の2つのバナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ! またこのブログ記事が役立った又は面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。


にほんブログ村

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日経平均が超乱高下

2024-08-07 16:43:30 | 経済ニュース編

 2024年8月5日、なんと日経平均株価が前日より、4451円も値下がりしてしまった。これは1987年のブラックマンデー翌日に記録した値下がり幅を大きく超える史上最大の値下がり幅である。一体何があったのだろうか、とくに企業業績が大きく落ち込んだと言う報道もない。

 考えられるのは、米国景気が後退するとの懸念が高まり、日銀が更なる利上げを表明したことから、円相場が一時1ドル=142円台をつけるなど円高が一段と進行したことが要因だという。もちろん経済関係者の多くが1ドル=110円台が適正為替水準だと考えているので、いずれ日経平均は110円時代の3万円前後に落ち着くことは誰でも想像できるだろう。

 だから今後株価はジリジリと下がってくるだろうと考えていた。ただこれほど極端かつヒステリックな「パニック売り」の嵐が吹き荒れるとは誰も予測していなかったはずである。もちろん投機筋がかなりの悪戯を仕込んでいるので、翌日はかなり回復するだろうと睨んでいた。

 やはりというか当然のように、翌6日になると思っていた通りいやそれ以上に日経平均は3217円も回復してしまった。もちろんこの上げ幅も史上最高である。さらにその翌日の7日に、なんとまだ414円の値上がり幅を記録し、結局は3日間通算で僅か820円だけの下落幅に収まってしまったのだ。同様に為替相場も日経平均暴落前の1ドル=146円台に戻ってしまったのである。

 明日以降はどうなるか分からないが、いつも脅され踊らされて馬鹿を見るのは資金力のない個人投資家ということになる。まあ先に述べた通り、いずれ為替が適正化されれば株式が値下がりすることは自明の理なので、当面の間はおとなしくしているほかないだろう。


作:蔵研人

 

下記の2つのバナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ! またこのブログ記事が役立った又は面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。


にほんブログ村

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JUDOは柔道に回帰せよ

2024-08-01 21:33:33 | ひとりごと

 五輪のJUDO競技を観るたびにいつも思うのだが……試合開始の礼をしない、畳の上で勝利のパフォーマンスばかりする、組み合わない、受け身を取らない、ポイント狙いや反則スレスレの行為などなど、外国人たちのなりふり構わず勝つことだけに拘る態度に不快感を禁じえない。そう、もうとっくの昔にJUDOは、柔道ではなくなっているのだ。

 本来の柔道とは、礼に始まり礼に終わり、じっくり組み合って一本勝ちを狙い、もし相手に投げられたらしっかり受け身を取るものだった。だから初心者は、まず受け身の練習から始めたものである。これはある意味で、しこを踏む相撲道にも通じていたかもしれない。
 ところが近年は相撲も柔道も外国人の介入により、武道としての精神は薄れ、なんとしても勝つことだけに拘る競技に変貌しつつある。これは国際化を進める中で、日本側がかなり譲歩してきた結果なのかもしれない。
 
 だが今回のフランス大会でのJUDO選手たちの態度や、審判たちの誤判定の多発を観るにつれ、「きみたちは本当に柔道を知っているのかい?」と怒鳴りたくなってしまった。もうJUDOは、「道着を付けたレスリング」なのだろう。さらに審判たちのレベルが異常に低い不完全な競技に成り下がってしまったようだ。
 そもそもレスリングにはフリースタイルとグレコローマンの二種類の競技が存在しているのに、JUDOスタイルまで創ること自体がナンセンスと言えよう。またそろそろ日本も柔道発祥国として、本来の講道館柔道への回帰を提案してもよいのではないだろうか。そしてお互いに組み合った姿勢から、試合開始をする仕組みに変え、受け身を取らない者や組み合わない者は減点にするほど厳格化しても良いのかもしれない。

作:蔵研人

 

下記の2つのバナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ! またこのブログ記事が役立った又は面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。


にほんブログ村

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする