今現在全国的な話題になっている山口県阿武町の『4630万円誤送金事件』について一言申し上げたい。逮捕されたT容疑者は、すでにネット賭博で全額使い切ってしまったと嘯いているとか。なんと町の職員が返却願いに訪ねて来て、誤送金だと知っていながら、惚けて「数日間で使ってしまった」この容疑者の荒唐無稽な図々しさにはただただ驚愕するばかりだ。
それにしても、こんなとんでもない男の口座に誤送金したのは、天文学的な偶然と不運としか言いようがないよね。またこんなバカげた誤送金処理をしてしまった町職員のレベルの低さにも呆れ果ててしまうし、それをチェックするはずの上司のいい加減さにも腹が立つ。さらにはこんな大金が役所から個人口座に振り込まれることに疑問を感じない金融機関もどうかしている。
だが一番呆れるのは、T容疑者宅に返却願いに行き、T容疑者から風呂に入るからと言われて数時間待たされた挙句、その後銀行まで同行したが急に「今日は手続きしない」と言われて別れてしまった町職員のお人好し振りである。さらに数日後に容疑者の母親同行のうえ、容疑者と面会したが返却を拒否された時点でも、なぜ銀行に口座凍結依頼をしなかったのか。
それにしても、それにしてもだ、余りにも単純なミスと偶然が重なり過ぎているではないか!。なんだかまるで米国製のギャング映画を観ている気分だ。もしかすると容疑者・町職員・銀行員がグルになって仕組んだ窃盗事件なのでないだろうか…などと変な想像をしてしまいそうである。
そもそもこの事件のきっかけは、公明党がコロナ対策の一環として提案した「住民税非課税世帯に対する10万円一律給付金」というバラマキ政策を実施したためである。ただ単純に住民税非課税世帯と言っても、20代で働き盛りだが、遊び惚けて犯罪を犯すT容疑者のような人間も含まれているのだ。いずれにせよ選挙対策のために、単純なバラマキ政策をゴリ押しした公明党の責任も無視できないのではないだろうか。
作:蔵研人
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