スーパーコンピュータ「富岳」で新型コロナウイルスの感染対策を研究している理化学研究所などによると、飛沫防止に高い効果があるとされる不織布マスク1枚を正しく使えばその効果は85%で、正しく使わないと69%まで下がるという。
まあここまでの報道は特に問題ないのだが、「一方で、不織布マスクの上にウレタンマスクを重ねる『二重マスク』の効果は89%で、その差は4%だとしている。というオマケの報道が一人歩きして、「二重マスクはほとんど意味がない 」というようなニュアンスで報道しているキャスターがいた。これは余計なお世話であり、かつ間違った認識でもある。
ところがさすがに玉川徹氏のコメントは正確であり、納得できるものであった。つまり彼の認識では「鼻マスクなどマスクを正しく使わない事が多いので、それを予防するために二重マスクにして、しっかり装着することの大切さが分かったので、今後は人と会うときは必ず二重マスクにする」と言うのである。まさに正しい認識で、拍手・拍手・拍手。
さらに付け加えれば、下は一番飛沫防止に効果が高い不織布マスクをして、その上にやや大きめの布マスクやウレタンマスクをすればお洒落だし、オーバーマスクは何度も洗えるので経済的でもある。また例え4%でも飛沫防止効果が上がるのだから、意味はあるではないか。とにかく二重マスクは必須と言えよう。
さてマスク論議のついでにもう一つの注文がある。今現在一都三県でコロナ感染者数が下げ止まっているのは、新宿・渋谷などの繁華街などでマスクをしないで歩いている人達を野放しにしていることも一因ではないだろうか。もしこれらの人々がおしゃべりしながら繁華街を歩いていれば、数千人の人々にコロナウィルスをばらまいているかもしれないのだ。
つまり結論から言えば、繁華街でのマスク着用を義務化し、これに違反した者は3000円程度の罰金を支払う条例を創れば良いのだ。そして罰金徴収時にマスクを配布するのである。結果として違反者は、1枚3000円でマスクを買わされる羽目になる。路上喫煙者への罰金条例が成立したのだから、これも簡単に出来るはずである。
作:蔵研人
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