今年も、忘年会や新年会の季節がやってきた。だが最近は、ランチ宴会とか昼宴会が花盛りのようである。
その主な原因は、夜はなかなか家を空けられないが、酒が飲みたい女性たちが増えてきたり、団塊の世代が続々と定年を迎えたことなどであろうか。
かく言う私も、すでに定年後のOB会や、学生時代の同期会、そして地元の囲碁同好会などの忘年会に参加したが、その全てが昼宴会だった。
こんなことを書くと、現役の若い人たちから、働きもしないで昼から酒を飲んで息巻いている年寄りたちはけしからん。とお叱りを受けそうだが、それなりに理由があるので弁明しておきたい。
つまり夜は年寄りにとってはリスクが高いのである。冬の夜は寒いし、病院は閉まっているし、帰りの夜道で何かあっても、助けてくれる人も少ないからだ。それに昼なら夜ほど飲まなくてよいし、相対的に値段も安く納まるはずである。またことに忘年会シーズンなどは、混雑する飲み会の場所や電車の中は現役の人々に譲ってあげられるではないか。
当然のことながら、お店側はすでにそんなことは百も承知の助である。だから高い家賃を払っている場所を遊ばせておくのはもったいないと考え、昼から店を開けている居酒屋が増え始めている。
だが、スペースの有効活用出来ても、店を開ければ人件費や生ものの廃棄などが増加し、採算が取れない場合もあるだろう。そのリスク回避対策として10名以上の予約がある場合にだけオープンする、という細かい運営をしている店もあるようだ。
いずれにせよ、今後年寄りがどんどん増加してゆくのだから、当面は昼宴会がすたれることはないはずである。
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