経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

毎日続く酷暑に捧ぐ

2015-07-30 10:33:52 | ひとりごと

暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い
暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い
書けば書くほど暑くなる今日この頃の猛暑である。

 さて天気予報などで良く耳にする「夏日」とは、最高気温が25度以上の日を言い、また「真夏日」とは、最高気温が30度以上の日のことを言う。さらに最高気温が35度以上の日を「猛暑日」と呼んでいる。そしてここ数日は、この猛暑日をはるかに上回る38度前後の日々が続き、毎日のように熱中症で倒れた人々が救急搬送されているようだ。

 実はこの気温の測り方なのだが、昔は小学校等に設置された百葉箱の中で計測されていたが、現在気象庁の気温観測は、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測しているらしい。なお電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納されていると言う。いずれにせよ昔も今も、直射日光の真下で気温を計測しているわけではないのである。

 さてそれにしても、炎天下の車内に置き去りにされた乳児が死亡してしまった事件があとを絶たないのだが、その炎天下での車内温度は60度前後にも上昇するのだ。そこで実際の炎天下での気温は一体どの程度なのかを調べるため、我が家のベランダにある物干し竿に温度計をぶら下げてみた。およそ30分後に回収し温度を観ると、なんと50度になっているではないか。ははん、これでは熱中症で倒れる人が増えるわけである。

 ではなぜ気象庁は炎天下で気温を測らないのだろうか。実は炎天下では太陽光によって、温度計が実際の空気以上に熱くなり、正しい値が計測されないからだと言うのだ。しかしそれならば、炎天下の車内の温度などの報道は正しいのだろうか。
 まあ素人につき学問的なことは分からないが、熱中症などの注意を促すためにも、通常の気温に加えて、炎天下での温度も発表したほうが良いのではないだろうか。そして炎天下50度以上の日を「酷暑日」と呼んだら如何であろうか。

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トップに相応しくない人がトップになる時代

2015-07-22 15:21:12 | 経済ニュース編

 ここ数日間、新聞やTV、インターネットでは、東芝の不適切会計問題が連日のように報じられている。そしてとうとう歴代3社長が揃って辞任するという。その不適切会計の内容については、すでに本ブログで取り上げているのでパスするが、なぜ東芝のような歴史ある優良会社で、このような大規模な不正が起きてしまったのだろうか。

 株式会社の主目的は、利益をあげて株主や従業員に還元することである。だから利益・利益とバカの一つ覚えのように吠えていたトップの価値観を全面的に否定するものではない。
 だが問題なのはその中味である。キャッシュフローに繋がらない形だけの利益を計上しても、空から黄金小判が降り注ぐ訳ではなし、何も将来に結びつかない。それどころか将来に損失を押し付けているお邪魔虫なだけだ。
 まあしいて言えば、一時的に株価を引き上げたり、社債などの負債を調達し易くする効果はあるが、それも絶対に不正が発覚しないと言う確証がなければ、やはり将来にツケを垂れ流して、社会や後輩たちに迷惑をかけるのが関の山なのである。
 そんなことは、経営を知っている輩ならば、ごくごく初歩の常識ではないか。従って東芝の行ったこのお粗末な不正行為は、経営のイロハも知らないド素人の発想でしかない。

 いまだ正確なことは不明なので断言はできないが、この不正の元凶は歴代3社長たちの自己顕示欲と責任逃れから派生したような気がする。だがこんな目先の利益を小手先で計上しても、すぐにバレてしまうるのは明白ではないか。これで満足している次元の低いトップとは、一体どれだけ経営能力を買われて、この超巨大企業のトップに昇り詰めることが出来たのであろうか。まるで日本七不思議の一つではないか。

 そして不正が表面化すれば、だだ記者会見を開いて平身低頭して謝ることしか能がないのだろうか。もうこんな光景は見飽きてしまったし、土下座すれば許されるほど世の中は甘くはない。少なくとも全財産を差し出したうえ、長期間の懲役刑に服するしか許されないだろう。
 それにしても東芝だけではなく、日本企業のトップや政治家たちの大半が、その職務に全く向いてない人々ばかりで構成されているような気がしてならない。
 つまり彼等がトップに昇り詰めたのは、経営能力があるからではなく、彼等以前のトップにとって都合の良い存在だったからに過ぎないのではないのだろうか。あーあ、悲しくてやりきれないね。それにしても、こんなチンケな不正に待ったをかけなかった監査法人の罪も大きいと思うのだが・・・。

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ふるさと旅行券の効用

2015-07-15 11:07:37 | 経済ニュース編

 『ふるさと旅行券』あるいは『プレミアム旅行券』って知ってるかい?
 正式には『地域住民生活等緊急支援のための交付金』といい、地方創生のために県が発行する『割引宿泊券』である。ほかにも市町村が発行する『プレミアム商品券』もあるが、なにせ旅行券のほうはほぼ50%割引で、一回に最大5万円分(支払いは半額)を購入できるのだ。

 そんな超お得感が働いたのか、どの自治体の『プレミアム旅行券』も即日完売が続いている。お蔭で噴火騒ぎで意気消沈していた箱根も復活しているとのこと。なにせ旅行で宿泊してくれれば、必ず最寄りの観光地やお土産屋などにも立ち寄るはずだから、地方にはかなりの経済効果が得られるし、国民は喜ぶし良いことだらけの政策だと拍手を送りたくなってしまう。

 だがいくつかある旅行券の販売方法の中で、コンビニのチケット販売機による販売には辟易してしまった。販売開始の午前10時ちょっと前にコンビニへ行くと、既に端末機の前に先着者がいた。そして彼はもう端末機を叩き始めているではないか。まあ2番目だから直ぐに自分の番が来るからいいか、と楽観したのが大きな間違いの元だった。

 ところがいつまでたっても彼は端末機を叩き続けているのだ。後ろからちょこっと覗くと、私が買おうとしている『群馬プレミアム旅行券』を買おうとしているではないか。通信が混雑中で全然繋がらないらしい。何10回も再通信を試みている。
 私が後ろに並んでいることは承知しているのに、全く譲る気もないようだ。もっとも譲られても、繋がらないのなら同じなので仕方がないのかも・・・。

 とうとう約15分間待ったが、いまだに通信不能らしく、彼はいつまでも端末の前を離れない。いい加減辟易して、一度家に帰り30分後に別のコンビニへ行くことにした。
 今度は端末は空いていて、すぐに繋がったのだが、何と「完売しました」のメッセージ。こんなのアリなの?。何だか急に悲しくなってしまった。
 そう言えばさっき端末の前から離れなかった彼は、始終仲間らしき者とスマホで連絡し合っていたよな・・・。つまり組織的に大量買いしていたのかもしれない。もしかすると、ネットオークションで売りさばくのだろうか?。

 この『プレミアム旅行券』は、ひとり一回最大5万円分しか買えないことになっているのだが、こうして組織的に購入すればいくらでも買えるじゃないの。だから僅か15分程度で完売しちゃうのかもしれないな。
 こうなるともうこの『地域住民生活等緊急支援のための交付金』は、新種のダフ屋を儲けさせるための、税金のばら撒きにもなり兼ねない。確かにコンビニやインターネットでの販売は非常に便利ではあるが、結局は本当に旅行したい人が買い難いシステムに成り下がっているのではないだろうか。このあたりをもう一考して頂きたいものである。

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膨張する五輪競技場の建設費

2015-07-10 11:55:59 | 経済ニュース編

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の建設費用については、かねてより問題続出で今後の動向が注目されていた。その大きな問題点として、超巨大アーチ型という特殊な形態により、2520億円という異常な出費がかかること。さらにその下を地下鉄が通っているため、安全性の確保が難しく、かつ工期が五輪開催までに間に合わないという三重苦を抱えているのだ。

 これらの諸問題を全て解決するのは簡単だ。ただ特殊な形態を通常の形態に改めるだけで、全て丸く収まるはずだった。ところが7月7日に開催された『有識者会議』で、いともあっさりとこの難工事を承認してしまったと言うのだ。
 おいおいこの有識者の中には、森元総理、遠藤五輪相、舛添知事をはじめそうそうたるメンバーが連なっているはずである。一体どうしちゃったのだろうか。これでは『有識者会議』ではなく『無識者会議』ではないか。

 そもそも、2520億円という金額は、これまでの五輪の歴史の中でもかなり高額な部類に入るのだ。五輪は周辺の施設を含めて総合的に開発が行われるため、建造物単体の経費を特定しにくい面がある。だが2008年に鳥の巣スタジアムで驚かされた北京五輪の整備費ですらたったの500億円、2012年のロンドン五輪でも約1000億円に過ぎないのだ。だからメインスタジアムだけで2520億円も使うのは、気が狂ったとしか言いようがないではないか。

 こんな実のならない行事に、莫大な税金を投入するのなら、もう五輪なんか開催しなくともよい。国際テロ被害を蒙るリスクや、それを防ぐための膨大な保安対策も半端ではないだろう。
 もし本物の『有識者』ならば、政治家の個人的な功績と見栄だけの無駄遣いは阻止しなくてはならない。それよりも被災地支援や地震・津波・大雨・大雪・噴火などの天変地異対策や原発問題の早期解決などに、もっと時間と金を投入すべきだと提案すべきではないだろうか。とにもかくにも、余りにも無責任極まりない『有識者』たちには、呆れ果ててものも言えない今日この頃である。

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株の世界の歩きかた

2015-07-07 13:59:31 | 一口メモ

著者:臼田琢美 出版元:日本経済新聞社 発売日: 2003/12/12

 著者はカブドットコム証券の役員をしている臼田琢美さんで、株式投資に対する愛情をひしひしと感じる。そして株の美味しさとホロ苦さも、十分噛みしめているようである。
 本書はこれから株の売買を始めたいという、株式取引初心者向けの本だが、ノウハウ本や参考書のように気取ったところがない。だからと言って、やたらと図やイラストを挿入しているケバい本でもない。
 株式取引を読み物風にまとめて、優しくそして判り易く解説してくれるので、読んでいて楽しいし、知らぬ間に株式取引の何たるかが理解出来てしまうのだ。

 著者のポリシーは、基本的に株は中長期的に保有するものということなので、デイトレをめざす人達にはもの足りないかもしれない。しかし健全かつ本格的な株式投資を目指す人にとっては、たとえ中級者であっても十分満足出来る本に仕上がっている。とにかく好感の持てる一冊である。

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