経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

どこに行っても超満員なのに

2017-02-27 11:04:22 | 一口メモ

 政府が大胆な金融政策や機動的な財政政策などを続けても、なかなか消費上昇や経済効果が見えてこないと言われている。ところが飲食店・温泉施設・スーパーマーケット・カラオケ・病院などなど、どこへ行っても平日にも拘わらず大盛況なのである。もちろん土日祭日などに行ったら、もう通勤電車並みの大混雑で、何時間待ちという飲食店等もザラなのだ。

 それにしても、この統計と現実とのギャップは酷いものである。一体、消費動向や経済指標などの調査方法はどのようにして実施されているのだろうか。少なくとも最新の時代背景に合わせた調査方法がとられているとは思えないのだが・・・。もう一度調査方法等の見直しをして欲しいものである。

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牛丼と大人の女性

2017-02-20 14:18:19 | たそがれ経理マン編

 私が零細出版社に勤務していたとき、他の編集部員の2倍以上の仕事をこなしていた女編集長がいた。彼女は仕事が出来るだけではなく、酒豪でヘビースモーカーであり囲碁や麻雀も強かった。
 この出版社を退社し某上場会社に転職したあと、上司にそんな話をしたところ「じゃあその女性は男と一緒にお風呂に入れるの?」と聞き返してきた。今どきこんなことを言ったら、セクハラだと訴えられそうだが、実はその上司が言いたかったのは、自分の先輩だった女性はもっと凄いよ、と言うことなのであった。

 その女性は夜学に通い税理士の資格を取って独立し、この上場会社の関連会社20社以上を顧問先にしていると言うのだ。さらに海千山千の関連会社の社長たちとゴルフに行き、夜は酒を飲みながら麻雀をし、そのあと勢いで、宿の混浴風呂にも社長たちと一緒に入浴したという伝説の持ち主だったのである。
 これが伝説ではなく事実であったと言うことは、後々になって私がその女税理士から直接聞いたので間違いないだろう。だが冒頭に述べた女編集長はその数年後に癌で入院し、ベットの中でも仕事を続けながら壮絶な死を迎えたそうである。(その話は以前に本ブログで記事にしているので下記URLをクリックしてね)
http://blog.goo.ne.jp/golaias/e/1b5a2364e27d5a879a24471170d2e4be

 まあそうした武勇伝を残した「昔の女性たち」には頭が下がる思いで一杯になるのだが、いまどきは酒を飲んだり麻雀やゴルフをしたからと言って、それが有能で男勝りの女性だと断言することは出来なくなってしまった。ましてや混浴などとバカなことを言えば馬鹿にされたり訴えられたりするのがオチであろう。
 だから最近は、冗談半分で「貴女は一人で吉野家のカウンターで牛丼を食べることが出来ますか?」と聞くことにしている。もちろん一人で吉野家で牛丼を食べたから有能という訳ではないのだが、少なくとも女の子ぶらず・気取らないというイメージに好感を抱けるのである。

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確定申告とマイナンバー

2017-02-12 14:24:36 | ひとりごと

 今年も早速2月の初旬に税務署に足を運び、確定申告書を提出してきた。還付申告なので理論的には1月1日(実際は税務署の仕事始めの日)から受付をしているのだが、例年通り年金の源泉徴収票が届くのが1月末頃であるため、早くても2月初旬頃に提出するのが精一杯なのだ。

 さて今年の確定申告から大きく変わったことと言えば、「国債の利子や投信の収益分配金が、上場株式の配当金と同様の扱い」に改正されたことである。従来からもらう側とすればどれも一緒じゃないのと感じていたが、理論的に異なるという理由から税務上の取り扱いは複雑難解に定められていた。それが実態を考慮してか、証券業界の後押しなのか平成28年から同じ扱いに改正されたのだ。
 最近の税制改正の中では、まさしく非常にすっきりとした良い改正ではないか。ただ国税局のインターネット入力画面の説明が不十分で、入力に戸惑ってしまうので、もう少し分かり易い入力説明が必要であろう。

 もっとも上場株式等の配当金については確定申告義務はないので、「株の譲渡損との損益通算」などを目的としない人は、あえて確定申告することもないだろう。つまり申告することにより、天引きされた源泉税の一部が還付されるかもしれないが、うっかりすると住民税や国民健康保険税が所得税の還付額以上に増加してしまう恐れがあるからである。

 従って前述した改正は一部の人にしか影響がないと言えるのかもしれない。ところが確定申告を行う人全員に影響する大改正があった。
 それは今年の確定申告から、「マイナンバーの記入とマイナンバーカードのコピー添付」が必要になったということである。またいまだマイナンバーカードの申請手続きをしていない人は、マイナンバー通知書と免許証などの写真付き身分証明書のコピーを添付しなくてはならない。

 さてこのマイナンバーの記入やコピーの添付という改正があったため、税務署側もその確認作業に手間取り大混乱であった。毎年申告相談をする人の列は混雑していても、申告書提出だけの場合は待ち時間は、ほとんどゼロに等しかった。
 ところが今年は提出だけの人も大行列となり、なんと1時間近く並ばされるハメになってしまったのだ。2月初旬でこの有様なのだから、今後確定申告が本格化する「2月16日」からは大変なことになりそうである。

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経理マンと賭け事

2017-02-04 11:40:06 | 達人経理マンへの道

 金銭の横領などの経理不正が発生するのは、零細・中小企業か大企業なら少人数の営業所などで起こり易いものである。これは少人数のため内部統制を敷きにくいことや、システム的な制御が充実していないためだろう。
 誰だって初めから横領するつもりはないはず。どうしても金が必要となり、やむにやまれず会社の金に手を付けてしまうというパターンが多いのである。そしてその原因の大半は、男女関係と賭け事だと言い切ってよいだろう。

 男女関係に関しては、人間が相手なので自分の都合だけで解消できないという問題があるが、一方賭け事に関しては金額的な天井がないという恐ろしさがある。そして勝ったときに返せばよいと考えてサラ金から金を借りるのだが、負け続けると残高が増えて借りることが出来ない。それどころか取り立てが厳しくなってくる。それでついつい一時的だと心が緩み、会社の金に手を付けてしまう。そしてそれを返すために、またまた賭け事にのめり込むという悪循環に巻き込まれてしまうのである。

 こうして横領に手を染めてしまった人を何人も観ているし、そのうち二人は自殺してしまった。このような不正が永遠に見つからないなどと言うことは、絶対にありえない。発見されるのは時間の問題なのだ。
 だから金銭を扱っている経理マンは、なるべく賭け事に近付いてはいけない。とは昔からの教訓なのだが、ひと昔前は麻雀が接待技法のひとつとされていて、経理マンの多くは麻雀好きが多かったという矛盾していた過去も否めない。
 だがバブルがはじけ世代交代が行われ、現代は接待麻雀をしている経理マンや銀行マンはほとんど見かけない。逆に手打ちの時代は可愛らしかったパチンコが、全自動台に変わってからは、だんだんと使う金が大きくなってしまった。またパチンコ屋は街のどこにでも存在するので、いつでも出来るという手軽さがあるのも恐ろしいのだ。

 不思議なことに賭け事には、ビギナーズラックというものが存在し、はじめた頃は素直で堅実に勝負するためか、あるいは運の神様が呪いをかけるのか、意外とあっさり勝ってしまうことがある。もし初めから一度も勝てずに負け続けていれば、誰も賭け事なんかに染まることは無いであろう。
 また100回のうち1回でも大儲けしたとすると、その儲けた金額まではいつでも取り返せると錯覚してしまうのも、賭け事から抜け出せない人々の共通の妄想なのだ。これも不思議だが事実であり、私自身も経験済みである。

 いずれにしても理論的には、胴元の取り分がある限り、賭け事は絶対に儲からないはずである。胴元とは競馬会・パチンコ屋・雀荘などなどのことをいう。
 だが「いや私はいつも儲かっている」と反論する玄人はだしの人もいるだろう。ところがそうした特殊な人が存在するとしたら、その他一般の人は胴元に取られている分以上にもっと負けているという理屈になるのだ。
 まあここで賭け事論を展開するつもりはない。少なくとも経理マンたるもの、賭け事には近付かないほうが無難であることだけは間違いないだろう。

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