『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “鉈(なた)”騒動記!!! 』

2012-10-08 21:34:42 | Weblog
                


老い耄れ爺の「スガレ追ひ」には、「茸鎌(きのこかま)」と「鉈(なた)」は欠かせられない!!!  
昨今ツキノワグマの出没で、彼方此方、大騒動が起きている!!!
つい2~3日前等長野市で熊さんが長野駅の構内を歩いているという情報が報じられていた・・・ 
こんな状態だから、深い山に入る老い耄れ爺、何時、熊さんと遭遇してもオカシクない!
依って身の危険を案じ、手元には「茸鎌」と「鉈」を携えている。 
「茸鎌」は、常時は杖代わり!、危険な急坂を下ったり登ったりする時、実に、役立つ!!! そして、これを突いていると、結構、脚の助けにもなる! そして、何よりは、万が一、熊さんに出会った時、この武器で戦える!
「鉈」は、言わずと知れた藪払い!!!
行く手を阻まれた時等これで切り開けるから、結構、重宝してきた・・・
しかし、老いと共に、重い「鉈」は、腰に来て、疲労感は只事ではない!
それでも、こういう刃物専門の店で比較的軽いのを調達、使って来た。 が、昨今ではこれとて重たく感じるようになり、常時は提げなくなっていた・・・
しかし、熊さんと、いざ、格闘という事になると、外している訳には行かない!!!
冬場からこの代替品を見付けていた。
エース・ワンで土佐の名工が打った手打ちの「竹鉈(たけなた)」を見付け、これを手に入れようと狙っていた。 こんなもんでも@6000円といい値段がする!!!
そして、盆明け、漸く、資金の調達が付き購入した。
孫娘が来ていて、山に行く事も無かったので、、また、飼い蜂が一段落していたので、暫く放ッテ置いた。
9月に入り、山行きが始まり、この名刀?で試し切りを試みた。
先ずは、カブトムシやクワガタを採る為、孫娘と山に行った際、楢の幹にメスを入れた。 そして、暫くして、山に入る際、道を塞いでいる木立を何本か払った。
流石に、切れ味は抜群だった!!!
流石に名刀は違う!!!と・・・
そして、名刀をシミジミ見直すと、なんと!、刃毀れを起こし、名刀は建具屋さんが使う鋸のように歯がボロボロ落ちていた!!!  
それが刃渡り全部に亘って毀れているので、少々、慌てふためいた!!!  
ショックが大きかったのは言うまでも無い!!!

購入後、未だ、1週間ソコソコだったので、一応、クレームを申し入れた。
エース・ワンでは、最初2~3人でて来て言い訳三昧で受け付けようとしなかった!!! 
 『店長、「竹鉈」と書いてはあるが、「鉈」だゼ~~~!!! 「鉈」が刃毀れ起こすなんでェ~~~!!!』   一寸、強く出た!!! 
すると、急に、「メーカーに聞いて見てやる!!!」と、折れて来た・・・

3週間経っても音沙汰がない!
一寸、嫌みを言うと、急に手の平を返し、3回も4回も色々な事を聞いて来て、対応して呉れるようになった。 そして、凄くデカイ、重い代替品を暫く使って居てくれないか?と、渡してくれた。
・・・・・・
またまた、2~3週間が過ぎ、打ち直し品を渡してくれた。
「竹鉈」では、歯が薄いので、やや厚めに打ち直して新品を造ってくれた!!!
メーカーは、名入れで、「この刃物は私が造りました!」と入れて居たので、沽券に掛けても届けたかったのだろう・・・
根性があり、気に入った!!!

早速、当日使って見たが、切れ味は抜群で、しかも超軽いときている!!!
近日中に、切れ味のレポートを入れようと思っている!!! そして、土佐の名工鍛冶師にも電話を入れようと思っている。
このメーカーは、クラシック調のはモノを数々手打ちで造っていて、これを売りにしている!!! 自信もあるのだろう?
近ければ訪問して気質を聞きたい所であるが、何せ、土佐では、そう易々と行けない!

今時にしては、根性もあり消費者の気持ちも心得ていて、頼もしいメーカーだと思った! 日本には、まだ、こういった職人気質の根性を持ったメーカーが存在しているのを知り、心打たれた!!! ツイツイ応援したくなる!!!

因みに、このメーカーは、ZAKURI (鍛)(土佐刃物流通センター)
            ZAKURI 鍛冶師:山崎さんという・・・
    販売店、エース・ワンには、此処で鍛造した数々の刃物が並べられていた・・・

そして、最初、消極的だった店の店長とも使い道談議等を通して仲良しになり、懇意になった。 「蜂の子」をとても珍味だと言って喜んでくれた。 そして、代替品だった大型の「鉈」をプレゼントして貰っちゃった。。。 

この「鉈」騒動は、「スガレ追ひ」をする度、思い出すだろう・・・ 老い耄れの「宝物」だ!!!

最新の画像もっと見る