夕方から降り出した雨は、夜半過ぎから雪になった。そして、一面、銀世界!!! だが春の淡雪はドンドンと溶け出している。
昨日は、記憶に残るJリーグ開幕戦に参画する事が出来一生の思い出となった。
オラがチームを思うばかりに苦言を呈した!
人間夫々に生きて来た道は異なる。 だから夫々の人生があリ面白い。
同じ事象を捉えても人夫々に違った感性を持つ!
老い耄れ爺、これまで、先輩諸氏から掛け替えのない人生の生き様を教えて貰った。
勉学時代の悪餓鬼共、37年と言う長い社会生活、定年後の我道を行く気儘な人生、皆、夫々に教えが伴う貴重な人生航路。
昨日、書き切れなかった「組織」と言う事について、少々、認めて置きたい。
少人数であれ、大人数であれ組織を束ねるという事は大変な事である。
老い耄れも、現役時代、10数人の組織、2000~3000人を超える組織を束ねて来た事があった。そこには、人数に関係なく人間と言う生き物を扱う厄介な問題が、常に、見え隠れしていた。
組織の中のリーダー、皆、夫々に振舞い方は違う。 多くの人間は、組織の中で威厳を保ち、組織の長としてその威厳を振り回して権威を保っている人が多い! 大半はそうだろう?
老い耄れは、これを極度に嫌い、底辺の人間性に迫るリーダーを目指していた。
この世の中、権威に媚び諂う人間の塊である!!! その典型が役人の世界だろう!!!
老い耄れの哲学は、如何にして底辺人間の考えを吸い上げるか!だった。だから、三現主義で現場に出向き、馬鹿を言いながら、叩きながら、相手の水準に落とし事実を聴き出したものだ。依って、底辺人間の苦しみ、悩みが痛い程解る! この癖は、今でも失っていない。
或る時、こんな騒動があった。
中途採用の人間が、10段跳び位の抜擢で、課長職に着いた。 入社後、10日と経っていない!!!
そして、現職の課長が脇に寄せられた!
こんな馬鹿げた話が播かり通ってイイのか?
自分事ではなかったが、上司に喰いついたねェ~~~
上司は、責任回避弁明に懸命だった! 愚かな上司の顔をマジマジ眺めて呆れ返った。
老い耄れが、一番恐れたのは、組織の乱れだった。一番大事な創成期にこうした珍事はあってはならない!!!と・・・
これまで、お互い苦労して積み上げ、叩き上げて来た仕組みは何だったのか?
組織の綻びは、こうした、僅かな統制の乱れから生ずる事が多い!
今、日曜夜11時から韓流ドラマ「イサン」が放映されているが、実に、興味深い!!!
保守主義と言われるかも知れないが、幾ら小さな組織でも、そこには、長年培ってきた計り知れない知恵が蓄積醸成されている。 これを気に入った!イイから!と言って、飛び越えた人事をすると、幾ら小さな組織体であっても、そこには乱れが生じ、モチベーションが下がる!!! 心が離れるという目に見えないモチベーションの乱れだから始末が悪い!!!
これは、必ず、生ずる!!!
スポーツの世界では、これが、アカラサマに現れるから恐ろしい!
老い耄れ爺は、中学生の草野球時代に学び取った。
昨日の、「松本山雅」の選手起用で、これが起きた!!! 瞬間に「ヤバイな!!!」と・・・
スポーツの世界、こういう事をどう処理しているのだろう? 実に、興味深く、両刃の刃、微妙な世界だ!!!
モチベーションの低下程恐ろしい話はない!!!
遣る気のない人間が一人でも噛んでいれば、統制等有って無いに等しい!
だから、老い耄れ爺は、こうした微妙な感情の世界を汲取ったマネージメントに心掛けて来た・・・数人であれ、「山雅」のように31人の小組織体であれ、また、大会社の何百何千人と言う組織体であれ生きた組織を維持するという事は大変な事である。
一人一人の血が通っていなければ、その組織からは宝の山は生み出されない! 今、日本社会は、そう言う端境期に否応なしに引き摺り込まれている・・・
何処からもイイ話が流れて来ない!!! 嘆かわしい日本になり下がった!
最後になったが、老い耄れ爺が現役時代に使っていた「有事の指揮官10則」を掲げておこう・・・
①.ネアカである事
②.ボランティア精神である事
③.常に自我を保っている事
④.広い視野を持っている事
⑤.相手の立場で物事を考える事
⑥.決断力がある事
⑦.行動力がある事
⑧.独断専行、トップダウンの指示が出来る事
⑨.情報感覚がある事
⑩.持久力があり、声が大きい事